マドリー所属選手たちによるW杯ゴール記録への挑戦
ワールドカップにおいて、レアル・マドリードに所属する選手たちが歴史的な大記録に迫っている。現在までにマドリーの選手たちで合計16ゴールを記録している。内訳は、キリアン・ムバッペが7ゴール、ジュード・ベリンガムとヴィニシウス・ジュニオールがそれぞれ4ゴール、アルダ・ギュレルが1ゴールである。
同一クラブの所属選手による1大会の最多ゴール記録は18ゴールであり、過去に1954年のブダペスト・ホンヴェード、2014年のバイエルン・ミュンヘン、2022年のパリ・サンジェルマンが記録している。あと3ゴール、つまり合計19ゴールに到達すれば、レアル・マドリードが単独で歴史的記録を樹立することになる。また、ゴールとアシストを合わせたゴール貢献数でも、16ゴール14アシストの合計30という数字で今大会トップに立っている。 (via Estadio Deportivo)
ムバッペの圧倒的スタッツとパラグアイ議員からの人種差別騒動
キリアン・ムバッペはワールドカップで時速37.6kmという今大会の最高速度を記録した。これまでに7ゴール2アシストを記録しており、フランス代表のワールドカップ通算150ゴール目を決めたほか、決勝トーナメントでの自身の通算ゴール記録を11に伸ばした。
一方で、ピッチ外ではパラグアイのセレステ・アマリージャ上院議員から強烈な人種差別的攻撃を受けている。フランスがパラグアイを1-0で下した試合後、ムバッペがパラグアイのGKオルランド・ジルと握手しなかったとされる件を巡り、同議員は議会で「あのクソ野郎は握手を拒否し、顔に向かって叫んだ。それはフランス人のすることではない。ルソーやデカルトの国をムバッペに還元することは拒否する」と発言。さらにSNS等で「植民地化されたカメルーン人」「フランス人であるふりをしている」「ココナッツを吸っていた」「彼が聞いた最も教養のある言葉はチンパンジーのものだ」と暴言を吐いた。
ムバッペはこれに対しSNSで強く反論した。
『彼女は卑劣で役職にふさわしくない女性だ。パラグアイを代表していない。無知で恥知らずな人種差別のせいで、選手たちの歴史的努力が忘れられそうになっている。彼女のような人間が憎悪と人種差別を世界に広める自由を持つことを私は決して許さない』
アマリージャ議員はさらに「パラグアイ人を甘く見るな。ジェンダー暴力や女性に対する政治的暴力で訴えることができる。謝罪を要求する」と刑務所行きをちらつかせて脅迫している。また、別のパラグアイのフアン・カルロス・ガラベルナ上院議員も、ムバッペがパラグアイの選手に「キスしてほしいか」と言ったと主張し、同性愛嫌悪的な発言を行っている。パラグアイのサンティアゴ・ペニャ大統領はこれらの差別的発言を公式に非難している。
なお、ムバッペ自身はメンタル面で全く問題なく、モロッコ戦に集中しているとデシャン監督が明言している。
また、モロッコ代表のアシュラフ・ハキミとはPSG時代からの親友であり、一緒にバルセロナなどに旅行することもあった。加入当初、ハキミがフランス語を話せなかった時のエピソードをムバッペは次のように語っている。
『彼がスペイン生まれのモロッコ人だとは知らなかった。ポチェッティーノ監督に同い年だから適応を助けてくれと言われて話しかけたけど、彼は一言も話さず黙っていたんだ(笑)』
ハキミはこれに対し『フランス語が全然わからなかったからね(笑)』と笑って答えている。 (via SPORT, ElDesmarque, MARCA, Mundo Deportivo)