ベニャト・プラドスが左太もも負傷でバルサ戦欠場、クラブが公式発表

アスレティック・ビルバオに新たな衝撃が走りました。バルセロナとの一戦を目前に控え、ミッドフィールダーのベニャト・プラドスが負傷によりチームを離脱することが確定しました。

クラブの公式発表によると、プラドスは左脚の大腿直筋に軽度の筋肉損傷を抱えていることが判明し、バルセロナ戦の遠征メンバーから外れることになりました。現在、プラドスはレサマのトレーニング施設にて、個別メニューでの回復プログラムに取り組んでいます。今後の復帰時期については、怪我の回復状況を見極めながら決定される予定です。

開幕戦の黒星からの巻き返しを狙うエディン・テルジッチ監督にとって、この若手実力派MFの離脱は戦術の再考を迫られる大きな痛手となります。(via ElDesmarque)

ニコ・ウィリアムズとラポルテが準備完了、指揮官が明言

バルセロナとの大一番を前に、明るいニュースもあります。ワールドカップで活躍し世界王者となったニコ・ウィリアズとアイメリック・ラポルテについて、エディン・テルジッチ監督は二人がすでに試合に出場する準備が整っていることを明らかにしました。前節のセビージャ戦では、合流間もない二人は途中出場で数分間のプレーに留まりましたが、その短時間でもピッチ上で素晴らしい存在感を示しました。

ニコのコンディションについて、テルジッチ監督は笑顔を見せながら『彼はワールドカップから戻ってきて、痛みもない状態だ。彼のこれまでの履歴も把握している。笑顔で、プレーする準備が十分にできている。これはチームにとって非常にポジティブなことだ』と語りました。

さらに、前節の二人のパフォーマンスについて『ニコもアイメリックも大きなインパクトをもたらしてくれた。アイメリックは落ち着きをチームに与え、ニコはアタッキングサードで非常に素晴らしい動きを見せた。ニコはまだ全体練習を始めて2週間半ほどなので、段階的にパフォーマンスを戻せるようコンディションを上げていく』と述べ、両選手の起用に強い期待を寄せています。(via Estadio Deportivo)

技術審判委員会の誤審謝罪にテルジッチ監督が不快感「さらに深く傷ついた」

前節のセビージャ戦でのDFユーリ・ベルチチェの退場処分を巡り、技術審判委員会が「誤審であった」と公式に判定を訂正した件について、エディン・テルジッチ監督が怒りと悲しみの混ざった心境を明かしました。判定が覆りユーリの処分が不当だったことが公に認められたものの、失った勝ち点や確定してしまったユーリの次戦出場停止処分が帳消しになるわけではありません。

テルジッチ監督はこの件に関し、審判委員会の一貫性のない対応に対して強い失望を表明しました。監督自身もユーリも、公式な謝罪や誤審の認定を受けたことで、かえって悔しさが倍増し、『さらに深く傷ついている』状態であることを吐露しています。一度下された誤審がチームに与えた代償の重さを改めて強調する形となりました。(via Estadio Deportivo)

指揮官が期待の新星カナレスを大絶賛「複数ポジションをこなす無限の才能」

エディン・テルジッチ監督は、チームの将来を担う若手ミッドフィールダーたちのポテンシャルに大きな手応えを感じています。特に19歳の新星ペイオ・カナレスとアサエル・ゲレナバレーナの中盤コンビについて、前節での働きを含めて称賛を惜しみませんでした。

テルジッチ監督はカナレスの戦術的な柔軟性と才能を極めて高く評価しており、『彼らは非常によく機能した。ただその二人だけでなく、我々のセントラルミッドフィールダー陣には才能あふれる選手たちが揃っている。中でもペイオは、試合の展開や戦術によって10番、9番、あるいは6番としてもプレーできる万能さを持っている。セビージャ戦ではオイアン・サンセとともに10番の役割を担ったが、彼はまだまだ成長の余地がある。そのポテンシャルの高さから、10番としての役割を十二分にこなせる。前節、チームの中で最も多くの決定機を作り出したのは、オイアンとペイオの二人だった』と熱く語り、バルサ戦でもその攻撃センスが鍵になることを示唆しました。(via Estadio Deportivo)

バルサ戦の主審は天敵?オルティス・アリアス氏に決定

カンプ・ノウで行われるバルセロナ戦を裁く審判団が決定しました。主審を務めるのはマドリード州協会所属のミゲル・アンヘル・オルティス・アリアス氏で、VARはホルヘ・フィゲロア・バスケス氏が担当します。

アスレティック・ビルバオにとって、オルティス・アリアス氏との相性はあまり良いとは言えません。これまでに同氏が裁いたビルバオの試合は12試合ありますが、戦績は6勝2分4敗とやや苦戦を強いられています。直近の担当試合である2026年5月のバレンシア戦では、ホームのサン・マメスで0-1と苦杯を喫しました。最後に同氏が主審を務めた試合で勝利したのは、2025年9月にメスタージャで行われたバレンシア戦まで遡る必要があります。

一方、対戦相手のバルセロナは同氏が担当した12試合で9勝2分1敗と圧倒的な好相性を誇っており、審判の判定傾向も含めて警戒が必要な一戦となりそうです。(via SPORT)

ユーリ欠場と負傷者続出の守備陣、3バック移行でバルサに抗戦か

バルセロナという強敵を前に、アスレティック・ビルバオの守備陣は満身創痍の状態でやり繰りを迫られています。前節の不当な一発退場によりユーリ・ベルチチェが出場停止となっただけでなく、ダニ・ビビアン、マロアン・サナディ、そしてアンドニ・ゴロサベルの3選手も依然として身体的なトラブルを抱えており、万全な状態ではありません。

この危機的な状況において、テルジッチ監督は守備の再構築を余儀なくされています。手薄になった左サイドバックを単純に埋めるのではなく、アイメリック・ラポルテ、アイトール・パレデス、イェライ・アルバレスの屈強なセンターバック3名による「3バック」システムを形成し、守備を固める戦術を採用する可能性が高まっています。

予想されるスタメンは以下の通りです:

ゴールキーパー:ウナイ・シモン

ディフェンダー:ウーゴ・リンコン、イェライ・アルバレス、アイトール・パレデス、アイメリック・ラポルテ、アレックス・ベレンゲル

ミッドフィールダー:ルイス・デ・ガラレタ、アサエル・ゲレナバレーナ、ペイオ・カナレス

フォワード:イニャキ・ウィリアムズ、ゴルカ・グルセタ

ベレンゲルを左サイドのワイドに配置しつつ、守備時にはラポルテらと連動する臨機応変なシステムで、強力なバルサの攻撃陣を封じ込める作戦が予想されます。(via SPORT)

敵将フリックがテルジッチ監督を称賛「ビルバオに完璧にフィットする明確な組織力」

バルセロナを率いるハンス=ディーター・フリック監督が、試合前の記者会見で対戦相手のテルジッチ監督に最大級の賛辞を贈りました。二人は以前から親交が深く、テルジッチ監督がビルバオの指揮官に就任する際にも、フリック監督がその背中を押したと言われています。

フリック監督はテルジッチ監督の人物像と指導力について『彼のことは非常によく知っている。かつてバルセロナに私を訪ねてきてくれたこともある。彼は明確な組織体系を構築できる優れた監督だ。現在のアスレティック・ビルバオのプレースタイルやクラブの哲学に、彼は非常によくフィットしている』と語り、ビルバオを率いるライバルを高く評価しました。ドイツ人指揮官同士のハイレベルな戦術合戦にも大きな注目が集まります。(via SPORT)

選手への招待券撤回問題?テルジッチ監督はクラブの決定へのコメントを回避

ピッチ外では、クラブと選手たちの間でデリケートな問題が浮上しています。現在契約交渉を進めている一部の選手たちに対し、クラブ側がサン・マメスでの招待券(家族や知人用の入場チケット)を撤回したという噂が報じられました。この不穏なニュースについて水曜日の記者会見で問われたテルジッチ監督は、ピッチ内の指揮に専念する姿勢を示し、クラブのフロント業務に関するコメントを完全に避けました。

テルジッチ監督は『このクラブの監督として雇ってもらえたことを非常に嬉しく思っている。しかし、その入場券の決定に関して私が持ち合わせている意見はない。そうしたクラブの決定について語るのに、私は最も適した人間ではない』と答え、あくまでも自身の領域であるピッチ上の戦いに集中する決意を示しています。(via Estadio Deportivo)

【本日の総括】

開幕戦を不運な形で落としたアスレティック・ビルバオは、相次ぐ守備陣の離脱や中盤の核ベニャト・プラドスの負傷離脱といった窮地に立たされています。しかし、テルジッチ監督はニコ・ウィリアムズやラポルテといったW杯戦士の本格的な復帰、そしてペイオ・カナレスら若き才能の爆発に自信を覗かせており、3バックの採用も視野に入れた戦術的な決断を下そうとしています。ピッチ外の雑音を振り払い、敵将フリック率いる常勝軍団からカンプ・ノウで今季初勝ち点をもぎ取れるか、新指揮官の手腕が試されます。