ビニシウスの練習欠席とドバイ前倒し出発

✈️ ビニシウス・ジュニオールが金曜日のバルデベバスでの最終トレーニングに不在だったことが大きな話題となりましたが、その真相は怪我や体調不良ではなく、クラブ公式の許可を得たドバイへの前倒し出発でした。

10月10日のビジェレアル戦で一発退場処分を受け、4試合の出場停止を科されていたビニシウスは、今節のバレンシア戦でその処分を消化し終えます。モウリーニョ監督は欠場が確定している彼に1日の休日を与え、クラブの商業的義務を果たすための渡航を許可しました。

今回のドバイ訪問は、レアル・マドリードがアラブ首長国連邦(UAE)と結んでいる多額のパートナーシップ契約に基づくものです。2023年に締結された『Visit Dubai』との契約により、Dubai Parks and Resorts内にあるテーマパーク『レアル・マドリード World』のPR撮影や各種観光プロモーション動画の撮影が予定されています。また、2013年から年間約1億ユーロ規模のメインスポンサーを務める『Fly Emirates』との関係も深く、通常であればシーズンオフや中断期間に行う商業撮影を、出場停止期間を活用してチームの練習に影響を出さずに遂行する形となりました。

さらに、過去に人種差別的中傷や退場劇(直近3回のメスタージャ訪問で2回退場)が相次ぎ、ファンとの緊張が極限に達しているメスタージャのアウェイ雰囲気を回避できるという側面もあります。ドバイでの広告撮影完了後、ビニシウスはそのままブラジル代表の日本遠征(11/14日本戦、11/17シンガポール戦)へ合流する予定であり、マドリードからの14時間超のフライトに対し、ドバイからは約9時間20分と移動負担を大幅に軽減できるという実利的なメリットも組み合わさっています。(via Estadio Deportivo)

ジョゼ・モウリーニョが語るビニシウス論

💬 ジョゼ・モウリーニョ監督は記者会見において、直近のパフォーマンスが議論の的となっているビニシウス・ジュニオールについて、自身の強い指導哲学と温かい保護の姿勢を明かしました。

記者から『ビニシウスがいない方がチームの集団としてのバランスが良いのではないか』と問われたモウリーニョ監督は、『私にとって最も重要なのは常にチームだ。いかなる時も、1人の選手を優遇するためにチームを損なうような決断を自分の意思ですることは絶対にない。チャンピオンズリーグで色々な議論が起きたかもしれないが、彼が出場可能になった時には私が責任を持って適切にマネジメントする』と断言。アテネ戦での先発起用についても、アルダ・ギュレルに休息を与えるための計算された交代策であったと説明しました。

その一方で、メディアからの批判に晒されるエースに対しては愛のある言葉で擁護しました。『質の低いダメな選手は、いくら指導者が努力してもダメなままだ。だが、極めて優れたトップ選手というのは、たとえどんなに調子を落としている最悪の瞬間であっても、本来の正常な状態へ戻るための扉を常に開いている。アテネでの彼のプレーも、もし彼が普通の選手であれば誰も文句を言わない普通の内容だったはずだ。彼がビニシウスであり、昨季私をチャンピオンズリーグから追い落としたような超ハイレベルなプレーを常に期待されているからこそ大騒ぎになる。彼は必ず努力を続けて最高のレベルに戻ってくる』と全幅の信頼を表明しました。(via ElDesmarque)