マリアーノ・ディアスの苦境と退団

デポルティーボ・アラベスにおけるマリアーノ・ディアスの物語は、契約満了を待たずに終わりを迎えることになりました。彼のメンディソロサでの歩みは、非常に数奇なものでした。2024年に無得点でセビージャを退団した後、1年間の無所属期間を経て、2025年夏にトライアルとしてアラベスに加入しました。その際のパフォーマンスと取り組む姿勢がコーチ陣とスポーツディレクターを納得させ、驚くべきことに2027年までの2年契約を勝ち取りました。

シーズン序盤は重要な出場時間を得ており、3試合に先発出場を果たしました。しかし、10月以降は徐々に姿を消し始めます。エドゥアルド・コウデ監督との関係が完全に破綻したとの噂があり、招集メンバーから外されるという冷遇を受けました。

その後、キケ・サンチェス・フローレス監督の下、メスタージャでのバレンシア戦で復帰を果たしました。1-2とビハインドの状況で84分からピッチに立ちましたが、決定的なチャンスを逃してしまい、最終的にチームは2-3で敗北を喫しました。それ以来、シーズン終盤のこの時期に至るまで1分も出場機会を与えられていません。

スポーツディレクターのセルヒオ・フェルナンデスは、来季の構想に彼が入っていないため、数週間以内に移籍先を探す方針であることを認めています。一方で、選手に対する批判については次のように擁護しています。

『マリアーノに対する扱いは不当なものだった。非常に不当だ。なぜなら、無知に基づいた評価が行われてきたからだ。彼の振る舞いやプロ意識には何の異論もない。彼は自身に不利益をもたらす状況や、2人のチームメイトの並外れたパフォーマンスに直面したのだ』

(via ElDesmarque)

アントニオ・ブランコの退団が確定的

中盤の要であるアントニオ・ブランコは、アラベスとの契約満了に伴い退団することが確定的となっています。本人がより大規模なプロジェクトへのステップアップを求めて移籍を希望しているため、クラブ側も彼を引き留めるための手立てがないことを既に認めています。新天地の候補として、ダニ・パレホの退団によって中盤の再編を迫られているビジャレアルが、経験と実力を兼ね備えた彼の獲得に関心を示しています。

(via Estadio Deportivo)

シーズン順位と各試合のエピソード

今シーズンのデポルティーボ・アラベスは、1部リーグの最終順位においてエルチェの1つ上の順位でフィニッシュしました。エルチェはアウェイでアラベスと同じ勝ち点を獲得していれば欧州大会に出場できたとされており、アラベスがホーム外でも着実に勝ち点を積み重ねていたことがうかがえます。

各試合を振り返ると、他クラブの選手にとっても様々なドラマの舞台となりました。本拠地メンディソロサで行われたラージョ・バジェカーノ戦では、アラベスは1-2の逆転負けを喫しています。また、ベティスとの対戦では、相手のジオヴァニ・ロ・チェルソに決定的な働きを許してしまいました。ベティスの若手選手イバン・コラレホは、メンディソロサでのアラベス戦の終盤にトップチームデビューを飾っています。

セビージャとの対戦では、相手選手にとって明暗の分かれる試合となりました。セビージャのフアンルはアラベス戦の序盤にイエローカードを2枚受けて退場となり、厳しい評価を受ける要因となりました。また、アルゼンチンから復帰したフェデリコ・ガットーニは、アラベス戦での9分間の出場にとどまっています。

(via SPORT / AS / ElDesmarque / Estadio Deportivo)

【本日の総括】

マリアーノ・ディアスやアントニオ・ブランコといった実力者の退団が確定的となり、来季に向けてチームの再編が避けられない状況です。今季はエルチェを上回る順位で終え、随所で存在感を示したものの、選手起用や監督との関係性など、ピッチ内外で多くの課題が浮き彫りになったシーズンとなりました。