『行くな、その価値はない』契約更新の決め手となったモウリーニョ監督の説得
ピッチ外での激しい移籍騒動に巻き込まれていたヴィニシウス・ジュニオールですが、最終的にマドリードとの長期契約更新に完全合意しました。この決断の背景には、モウリーニョ監督の熱烈な説得がありました。
モウリーニョ監督はインタビューに対し、ヴィニシウスと交わした対話のすべてをこのように語しました。
『私は彼と直接、深く話を交わした。ヴィニシウスはマドリードを心から愛している。私は彼にこう言ったのだ。ヴィニ、どこへ行くつもりだ? 行ってはならない。マドリードを去るような価値のある場所は、この世界のどこにも存在しない。一度離れてみて初めて、この白いクラブがどれほど自分にとって特別な家であったかを後悔することになる、とね。彼はクラブが提示した未来のビジョンと、新たなプロジェクトの情熱に心を打たれ、残留の決意を固めてくれた。彼のようなピッチを切り裂く極上の推進力を持つ選手がチームに留まってくれたことは、マドリードにとって計り知れない強みだ』。
指揮官は、メガクラブからの超高額オファーを退けて残留を決めたヴィニシウスを誇り高く称賛し、今季も彼を中心にタイトルを狙う構えを見せています。 (via SPORT / Estadio Deportivo / MARCA)
敵地サポーターや審判の姿勢を糾弾し、絶対的エースの徹底保護を要求
ジョゼ・モウリーニョ監督は、常に厳しい批判にさらされるヴィニシウスを取り巻く理不尽な環境について、審判の判定基準や対戦相手のサポーターたちの度を越した振る舞いを激しく批難しました。
監督は、ピッチ上でヴィニシウスがファウルを受けても流される現状に対し、このように怒りをブチまけました。
『ヴィニシウスに対する周囲の態度は、リスペクトというものを著しく欠いている。審判もサポーターも、彼への接し方を根本から学ぶべきだ。ヴィニシウスは他のフットボール選手と全く同じように、公平に保護される権利がある。判定が「ヴィニシウスだからファウルをとらない」という偏った基準で処理されるのは絶対に許されない。指揮官である私を守るのと同じ熱量で、彼を守らなければならないのだ。先日、エリア内で完璧な大ファウルが流された際、私はハーフウェイラインを越えて審判に猛抗議していた。私はいつでも彼の盾になる覚悟ができている』。
さらに、スタジアムでの度を越した野次についても強く疑問を投げかけました。
『ゴールを祝うことと相手を過剰に煽ることは異なる。しかし、ヴィニシウスが過去に一度もプレーしたことがないような、例えばデポルティーボやシャルケの本拠地に行っても、なぜ彼がボールに触った瞬間からスタジアム中から大ブーイングが起きるのか。これには何の説明もつかない。私たちはフットボールを楽しむべきであり、彼の異次元のクオリティをスタジアムで生で観戦できること自体が、すべてのファンにとっての素晴らしい特権なのだ』。 (via SPORT / Estadio Deportivo)