エスパニョールとの開幕戦

レアル・マドリードの今シーズン公式戦初陣は、アウェーのRCDEスタジアムで行われたエスパニョール戦となりました。第1節のレアル・ソシエダ戦がワールドカップの影響で延期されたため、この試合が第二次ジョゼ・モウリーニョ政権の記念すべきリデビュー戦です。試合は1-1のまま膠着状態が続きましたが、終了間際の後半90分、カルロス・エスピーが劇的な逆転ゴールを叩き込み、1-2で劇的な白星発進を飾りました。

試合は前半9分、アルダ・ギュレルが左サイドから蹴り込んだ正確無比なフリーキックを、ジュード・ベリンガムが頭で完璧に合わせ、レアル・マドリードが先制。しかし前半29分、エスパニョールに素晴らしいパスワークから崩され、ハビ・エルナンデスのクロスからアレックス・カラトラバに同点ゴールを許しました。この失点シーンでは守備ラインが過度に下がり、中盤のプロテクトも不足していたことが浮き彫りになり、モウリーニョ監督はピッチ脇で激しいジェスチャーを交えて憤りを露わにしました。

後半は一進一退の攻防が続き、後半77分にフェデ・バルベルデが放ったグラウンダーのシュートがポストを直撃する惜しい場面もありましたが、膠着。これに対しモウリーニョ監督は後半80分、エスピー、カマヴィンガ、アレンダー=アーノルドを投入するトリプル交代を敢行しました。そして後半90分、キリアン・エムバペのエリア内への果敢な突破から相手ディフェンスとGKマーク・ドミトロヴィッチに乱れが生じた隙を見逃さず、新戦力のエスピーがボールをさらって劇的な決勝ゴールを流し込み、試合を制しました。

選手たちの詳細スタッツ:

  • ティボー・クルトワ:前半に相手の鋭いボレーをセーブするなど安定した対応を見せたものの、同点ゴールの場面では至近距離からのシュートにノーチャンスでした。
  • デンゼル・ダンフリーズ:アレクサンダー・アーノルドを抑えて右サイドバックで先発デビュー。推進力溢れる突破を見せ、前半にはペナルティエリア内でのオマール・エル・ヒラリからの掴みによるPKを主張しました。
  • イブラヒマ・コナテ:ディアン・フイセンとセンターバックを組み、空中戦で圧倒的な存在感を発揮。前半終了間際にはゴールライン上で相手の勝ち越しシュートをクリアする決定的な仕事を果たしました。
  • ディアン・フイセン:前半に相手との激しい交錯で顔面をカットし、出血によりユニフォームを交換するアクシデントに見舞われましたが、その後復帰し空中戦で強さを示しました。
  • アルバロ・カレラス:左サイドバックで先発。ヴィニシウスのヒールパスからチャンスを作ったものの、同点被弾のシーンではカラトラバへのマークを失い、守備面での課題を残して後半63分にマーク・ククレジャと交代しました。
  • フェデ・バルベルデ:ダブルピヴォットの一角としてハードワークをこなしましたが、守備ラインの保護に苦戦。後半にはグラウンダーのシュートがポストを直撃しました。
  • ベルナルド・シウバ:バルベルデと中盤の底を組みましたが、激しい展開に苦しみ、連携不足からボールに絡めない時間が続きました。
  • アルダ・ギュレル:前半から見事な股抜きを披露するなど躍動。ベリンガムの先制点をアシストしたほか、後半にも絶妙なクロスでベリンガムのバー直撃ヘッドを演出しました。後半63分にヤン・ディオマンデと交代しました。
  • ジュード・ベリンガム:圧巻の先発。20メートルのドリブル突破を披露し、先制のヘディングゴールをマーク。プレスを怠ったヴィニシウスを叱責する熱い一幕もありました。後半80分にエスピーと交代。
  • ヴィニシウス・ジュニオール:カラトラバやリーデルと終始激しく衝突。相手ファンから、ロドリのバロンドール受賞にかけた皮肉のチャントである「バロン・デ・プラヤ(ビーチボール)」を浴び、観客を挑発するジェスチャーを見せて物議を醸しました。前半32分にはカラトラバとの小競り合いで警告を受け、後半にはエリア内でのダイブでPKを要求。二枚目の警告を避けるためにチームメイトに引き離されるなど、精神的な不安定さを露呈しました。
  • キリアン・エムバペ:前半にGKとの一対一を迎えたものの膝でのセーブに阻まれ、後半にはゴール前1メートルからの決定機をミスキックで逃すなど、本調子には遠いパフォーマンスでした。 (via SPORT / Mundo Deportivo / MARCA / Estadio Deportivo / Esport3)

ジョゼ・モウリーニョ監督の記者会見

ジョゼ・モウリーニョ監督は、リーグ開幕戦を前に実に41分間に及ぶ異例の長尺記者会見を実施し、チーム哲学やメディアへのスタンスを明確に示しました。

特にリーク(情報漏洩)を極度に嫌う指揮官は、先発メンバーの公表を求める報道陣に対し、かつての第一次政権での「トポ(内通者、ネズミ)」を巡る泥沼の戦争を背景として、鋭いユーモアと牽制を交えてこのように発言しました。

『モウの初陣のイレブンか、君たちの誰が一番良いコネを持っているか見ものだな。選手たちはすでに誰がプレーするか知っている。私は隠すのが嫌いだ。数時間後には情報が届くだろう』。

これはロッカールームの規律を正し、メディアや選手へ強いメッセージを送るための巧妙な罠でもありました。昨シーズンはオーレリアン・チュアメニとフェデ・バルベルデの練習場での衝突事件が外部に漏洩し、クラブから50万ユーロ(約8000万円)という史上最高額の罰金を科される事態を招き、規律が崩壊していたためです。

また、チームへの要求として「全員守備」を掲げ、スーパースターであっても例外を作らない断固たる決意を表現しました。

『妥協の余地はない。コミットメントは毎試合、毎分、そこに存在しなければならない。11人で守備をする。高くプレスをかけるなら叩き潰さねばならない。守備をする者と、ボール奪取をただ待つ者に分かれるというコンセプトは、ここでは通用しない』。

スタッフ陣では、かつての愛弟子サミ・ケディラがコーチとして右腕を務めています。ケディラは監督からオファーを受けた際、次のように即答したということです。

『もし明日アメリカから来いと言うなら、私は明日そこへ行く』。

また、GKコーチのヨピスらを退任させ、自身の信頼するスタッフへと刷新。アントニオ・ピントゥスらとも協力体制を築いています。

昨シーズンの衝突が噂されたチュアメニとバルベルデの関係については、自身が「ゼロからのスタート」を告げ、現状を以下のように表現しました。

『平和をもたらす必要は全くなかった。そこには友情があり、まるで何事も起きなかったかのようだ』。 (via SPORT / MARCA / Estadio Deportivo)

ヤン・ディオマンデ獲得の全貌

レアル・マドリードへの加入が内定している19歳のコートジボワール代表ウイング、ヤン・ディオマンデは、固定1億2500万ユーロ、変動1500万ユーロを含む最大1億4000万ユーロという、クラブ史上最高額の取引でレアル・マドリードへとやってきます。

ディオマンデはSportyTVのインタビューに応じ、高額な移籍金に対するプレッシャーがないことをこのように力強く語りました。

『彼らは大金を支払ってくれた。人々は私に期待している。路もプレッシャーはない。素晴らしいチームがあるし、私を信じてくれたからこそ大金を支払ってくれた。怖がる理由がどこにある?プレッシャーはないよ。ピッチでできる限りのことをやるだけ。コントロールできることをコントロールして、あとは神に委ねる』。

また、モウリーニョ監督への絶対的な忠誠心についても以下のように言及しています。

『もしモウリーニョのためにプレーするなら、彼のために死ぬ覚悟を持つのは当然。彼のキャラクターや人柄を知っているだろう。誰もが彼のために死にたいと思っているし、我々はその覚悟がある』。

さらに、移籍交渉の裏側について、深夜5時にモウリーニョから電話があったという驚きのエピソードを明かしました。

『夢のようだった。マドリードより大きなクラブはないからね。マドリードが君が欲しいと言っていると知ってからは眠れなかった。信じられなかったよ。ジュニと話し、それから監督と話した。彼がフランス語を話すので驚いた。ポルトガル時間の午前5時に電話で起こされたんだ。彼は君が重要だと言ってくれた。私はもちろん行くと答えた。彼は友人であり、ボスだ』。

ディオマンデはかつてコートジボワールのレジェンドであるディディエ・ドログバと会話し、以下のような金言を授かったということです。

『憧れの存在であるドログバと2日前に話した。彼は、モウリーニョは君の父親だ。一生懸命働かなければならない、と言ってくれた。ドログバは素晴らしい人で、レジェンドの言葉には耳を傾けるべきだ』。 (via SPORT / ElDesmarque / MARCA)

デンゼル・ダンフリースの公式プレゼンテーション

レアル・マドリードは、エスパニョールとの開幕戦を控えた金曜日、シウダ・レアル・マドリードにてデンゼル・ダンフリースの公式プレゼンテーションを執り行いました。このイベントはファンやメディアを排除した、完全非公開(ア・プエルタ・セラダ)で行われ、フローレンティーノ・ペレス会長およびピリ名誉会長が同席しました。

ダンフリーズはインテル・ミランから契約解除金(バイアウト)2000万ユーロを支払って完全移籍。契約期間は2030年6月30日までの4年間となっています。背番号は「24」に決定しました。

ダンフリーズはクラブ公式メディアを通じてこのようにコメントしました。

『レアル・マドリードでプレーすることは誰にとっても夢であり、ここにいることは大きな責任だ。目標があるからね。非常に誇らしく、嬉しく、そして始める準備ができている』。 (via SPORT / The Athletic)

イブラヒマ・コナテの公式プレゼンテーション

レアル・マドリードは、リバプールからの完全移籍が決定したフランス代表DFイブラヒマ・コナテの公式プレゼンテーションを非公開で執り行いました。コナテはリバプールとの契約満了に伴い、フリートランスファーでマドリードへ加入。2030年までの4年契約を締結し、背番号は「16」番に決定しました。

コナテは加入に際し、子供の頃の特別な思い出を次のように語りました。

『幼い頃から、この素晴らしいクラブでプレーすることを夢見ていた。今日はまるで夢の中にいるようだ。仕様がないほど嬉しいよ。このクラブは私にとって特別。子供の頃初めて手にしたユニフォームがレアル・マドリードのものだった。兄からのプレゼントだったんだ』。

また、クラブ公式の15個のチャンピオンズリーグトロフィーが並ぶ展示室で、2022年の決勝でリバプールの一員としてレアル・マドリードに敗れた過去を笑顔でこのように振り返りました。

『チャンピオンズリーグで優勝して、このクラブの歴史の一部になりたい。少し複雑な感情もある。2022年のパリでの決勝では、リバプールの選手としてプレーしたからね』。 (via SPORT)

マーク・ククレジャの合流と意気込み

チェルシーから5500万ユーロで加入したマーク・ククレジャもチームに合流してトレーニングを行っており、エスパニョール戦で後半途中からピッチに立ちマドリードでの公式デビューを果たしました。

ククレジャはモウリーニョ監督の課す非常にハードなトレーニングについて、以下のように実感を口にしました。

『モウリーニョは我々にクリスティアーノ・ロナウドのようにトレーニングすることを求めている。今でも彼をレアル・マドリードの選手のあるべき姿として引き合いに出すんだ』。

また、世界最高峰のクラブへの加入に対する圧倒的な誇りをこのように述べています。

『誇りに思う。このユニフォームを着たと言える人は多くない。多くの伝説的な選手たちを見てきた。歴史あるヨーロッパ最大のクラブ。今日ここにいられることは特権であり、光栄。そしてこれまでのキャリアの努力へのご褒美だ』。 (via SPORT)

ベルナルド・シウバの獲得

レアル・マドリードがマンチェスター・シティからフリートランスファーで獲得したポルトガル代表MFベルナルド・シウバは、すでにマドリードの地で順調なスタートを切っています。

モウリーニョ監督は、かつて宿敵であったグアルディオラの戦術を最も深く理解する彼について、インタビューでこのように評しました。

『彼はグアルディオラの選手であり、ペップが惚れ込んだフットボラーの一人だ。そしてペップが惚れ込むということは非常に大きな意味を持つ。なぜなら彼は常に世界最高の選手たちと働いてきたからだ』。

エスパニョール戦ではチュアメニの不在により、バルベルデと並んで急造のダブルピヴォットを務めました。しかし、激しいプレミアスタイルの強度の中でボールを触る回数が限られ、チームメイトとのオートマティズム(連携)不足を露呈。今後のフィットに向けた課題と試練を突きつけられるデビュー戦となりました。 (via SPORT)

7名の負傷・離脱者最新リスト

レアル・マドリードは、開幕戦を前に合計7名という深刻な負傷者・離脱者を抱えています。

現在、離脱している選手たちの最新リストと怪我の詳細状況:

  • エデル・ミリトン:左足大腿二頭筋近位腱の断裂。
  • ロドリゴ・ゴエス:膝の重傷。
  • Ferland Mendy:右足大腿直筋腱の破損。
  • ラウール・アセンシオ:右足大腿直筋の筋肉系トラブル。
  • チアゴ・ピタルチ:膝の怪我。
  • オーレリアン・チュアメニ:グループでの全体練習には一部復帰しているものの、実戦のインテンシティに耐えうるコンディションではなく招集外。
  • エンドリック:テレサ・エレーラ杯での出場後に左足大腿直筋に軽微な筋肉の違和感を覚え、リハビリのため個別トレーニングを消化。 (via SPORT)

ラウール・アセンシオの去就問題

レアル・マドリードは、ラ・リーガのサラリーキャップ枠を確保するため、22歳のセンターバック、ラウール・アセンシオの売却手続きを進めています。

アセンシオは2年前にファーストチーム昇格を果たした際、クラブと高額な契約を締結。年俸約600万ユーロ(総額)という、ギュレルやエンドリックを上回り、ブライムやカレラスと同等レベルの巨額の給与を受け取っています。しかし、昨シーズンはパフォーマンスの低下からフイセンにポジションを奪われ、ヒエラルキーの最下層に転落しました。

モウリーニョ監督はすでにアセンシオに対し、構想外であることを面と向かって通告し、新天地を探すよう命じました。代理人のジョルジュ・メンデスが複数のクラブと交渉を行っているものの、その高額なサラリー負担および移籍金がネックとなり、現時点で具体的な合意には至っていません。このアセンシオの放出プロセスが停滞していることで、クラブが熱望する「第5のセンターバック」や新ミッドフィルダーの獲得オペレーションがフリーズする悪循環に陥っています。 (via SPORT)

カンテラの至宝マヌエル・アンヘルの放出合意

レアル・マドリードは、ラ・ファブリカ(下部組織)の最高傑作の一人であるマヌエル・アンヘルについて、ラ・リーガ2部(セグンダ)のアルメリアへの売却交渉を最終合意させました。アルメリアは、アンヘルの保有権の50パーセントを約600万ユーロで買い取る形となり、マドリードは買い戻しオプションや将来の売却時の一部割合を確保するお馴染みの売却フォーマットを適用します。

アンヘルはアルベロア前監督から絶対的な信頼を寄せられていたクリエイターであり、かつて以下のように絶賛されていました。

『彼は違いを生み出せる。彼をキャプテンにしたかった。彼のリーダーシップ、プレースタイルが大好きだ』。

昨シーズン、トップチームでも7試合に出場したゲームメーカーですが、モウリーニョの構想から外れたため、出場機会を求めてアンダルシアへと復帰することが決定しました。 (via SPORT)

ラシン・サンタンデールの新星セルヒオ・マルティネス獲得合意

レアル・マドリードは、ラシン・サンタンデールの下部組織出身で、リーガ開幕のビジャレアル戦にて時速126.7キロの衝撃的なスーパーミドルを突き刺した19歳のMFセルヒオ・マルティネスの完全移籍獲得について、原則合意に達しました。

マルティネスの契約解除金は300万ユーロに設定されていますが、レアル・マドリードはラシンとの友好関係を維持するため、これを上回る額(約300万ユーロ強)を支払う形で合意。これは過去にアルダ・ギュレルを獲得した際にも取られたのと同様の、クラブの一貫した方針です。

合意後のプランとしては、マルティネスをまずはBチーム(カスティージャ)に登録しつつ、モウリーニョ監督率いるファーストチームのトレーニングや招集に日常的に組み込むロードマップが検討されています。ラシンのホセ・アルベルト監督は会見で、

『サッカーの話しかしていない。これが1部リーグだ。良いパフォーマンスをすればすぐに世界中の関心を集める。彼は落ち着いている』

と語り、若き才能の飛躍を認めました。 (via SPORT / ElDesmarque)

ポルトの至宝ヴィクター・フローホルトへの関心

レアル・マドリードは、ポルトガルの名門FCポルトに所属する20歳のデンマーク人MFヴィクター・フローホルトへのアプローチを極秘裏に進めています。

フローホルトはポルトガルリーグにおいて市場価値が急騰し、現在は約5000万ユーロの価値を誇り、契約解除金は8500万ユーロに設定されています。モウリーニョ監督はかつてポルトガルにいた際にも彼の才能を大絶賛しており、今夏ポルトの会長アンドレ・ヴィラス=ボアス氏がマドリードを電撃訪問したことで、水面下での接触疑惑が急激に浮上しています。 (via SPORT)

アレキシス・シリアの招集入りとセビージャへのボーナス条項

レアル・マドリードのプレシーズンで頭角を現し、1ゴール1アシストと結果を残した18歳のアタッカー、アレキシス・シリアがエスパニョール戦のベンチメンバー入りを果たしました。

シリアは今年1月にセビージャのユースからレアル・マドリードへ電撃移籍しました。その際の移籍契約には特殊な変数が含まれており、シリアがレアル・マドリードのファーストチームで公式戦デビューを果たした瞬間、セビージャFCに対して追加で300万ユーロのボーナス金が自動的に支払われる仕組みとなっています。セビージャのスポーツディレクター、ホセ・イグナシオ・ナバロ氏はこの軍資金の獲得を願って、シリアのデビューを心待ちにしています。 (via Estadio Deportivo)

ブライム・ディアスの完璧な心臓とミランからの関心

モウリーニョ監督のもとでアピールを狙う27歳のブライム・ディアスは、高名な循環器専門医であるマヌエル・デ・ラ・ペーニャ博士から、その驚異的な心肺能力を絶賛されました。デ・ラ・ペーニャ博士は自身のSNSにブライムの測定結果を公開し、このように評価しました。

『ブライム・ディアス、27歳、レアル・マドリードの偉大な選手。血圧は120/70という完璧な数値をマークし、安静時心拍数は58、タバコは吸わず、地中海食を徹底している。これらすべてが、彼の心臓血管の健康状態が極めて素晴らしいものであることを示している』。

ピッチ外では、イタリアの名門ACミランが、ブライム・ディアスおよびエンドリックの2名のローン獲得に向けて、会長のフローレンティーノ・ペレスとの間で交渉を開始したという報道が流れています。 (via Estadio Deportivo)

フランコ・マスタントゥオーノの告白

昨シーズン、アルゼンチンのリバープレートから6300万ユーロで加入したものの、今夏フィオレンティーナへと期限付き移籍(800万ユーロでの保有権50%譲渡、5年契約)した19歳のMFフランコ・マスタントゥオーノが、新天地での記者会見でマドリードでの複雑な日々に言及しました。

マスタントゥオーノは、1億4000万ユーロのヤン・ディオマンデの獲得が決定的になったことで自身のマドリードでの居場所が失われたことを悟り、移籍を決断したと明かした上で、このように告白しました。

『マドリードでの昨年は簡単ではなかった。非常に複雑なシーズンだったが、これらの経験は学びと向上に繋がる。ここに来たのは復讐ではなく、自分の実力を証明し、チームを助け、フットボールを楽しむためだ』。 (via SPORT)

元守護神キコ・カシージャが語るモウリーニョ

かつてレアル・マドリードの第2GKとしてチャンピオンズリーグ3連覇を経験したキコ・カシージャ氏が、第二次モウリーニョ政権の発足について自身の見解を語りました。

カシージャ氏はモウリーニョについて,

『彼は素晴らしい監督だ。選手たちは100%を尽くすだろう。強度と態度は1分から95分まで維持されなければならない』

と期待を寄せる一方で、トニ・クロースの引退、およびロドリのバルセロナ移籍について強い危機感を示しました。

『クロースのような選手は二度と現れない。カセミロやモドリッチも同様だ。中盤のバランスを取る羅針盤が必要だ。ロドリはバランスをもたらし、コントロールを握る存在になり得た。しかし彼を失った。もう忘れるしかない』。

また、高額なヤン・ディオマンデを過去のレジェンドトリオBBCと比較することについては、

『比較はまだ早い。ディオマンデはプロとしてのキャリアが始まったばかり。2年前はレガネスにいた。さらなる成長が必要だ』

と冷静な分析を述べました。 (via SPORT)

ペドリが白のユニフォームを着る可能性があった過去

現在、バルセロナの中枢として活躍するペドリですが、かつてレアル・マドリードの入団テストを受けていた過去がありました。

父親のフェルナンド・ゴンサレス氏によると、ペドリが16歳の時、マドリードの練習場バルデベバスで1週間に及ぶ入団テストに臨んでいました。しかし、その期間中にマドリードを襲った観測史上最悪レベルの豪雪によりテストセッションが中止になり、契約には至りませんでした。

これについて、家族は当時をユーモアを交えてこのように回想しています。

『あの雪を降らせたのは、熱狂的なバルサファンである祖父だったに違いない』。

結果的にペドリはバルセロナを選び、そこでスターへと成長しました。 (via SPORT)

サンティアゴ・ベルナベウの放送制限

ラ・リーガは今シーズンから、試合前後に主審が生中継カメラの前でみずからの判定やルール変更について口頭で生説明する新たな透明性プロトコルを導入し、話題を呼んでいます。

しかし、レアル・マドリードの本拠地サンティアゴ・ベルナベウにおいてはこの演出が行われません。その理由は、レアル・マドリード側がテレビ放映権を持つテレビ局(オペレーター)に対して厳格な放送制限(キックオフ数分前までスタジアム内の接続を禁止するなど)を課しているためです。これはペレス会長とラ・リーガ、RFEFの間の根深い対立が原因であり、ベルナベウの観客や視聴者だけが審判の生解説を聞く機会を失うという、歪んだ構図が生じています。 (via SPORT)

チアゴ・ピタルチのトップチーム昇格決定

カンテラ出身の若き最高傑作、22歳のスペイン・モロッコ二重国籍MFチアゴ・ピタルチが、今シーズンはファーストチームに完全帯同して戦うことが確定しました。

ピタルチは行政上の措置としてカスティージャ登録、選手証はBチームのままですが、モウリーニョ監督のファーストチーム構想に100パーセント組み込まれ、背番号「27番」を背負って戦います。アルベロア元監督からも非常に愛され、一時はフルハムへの移籍の噂もありましたが、本人の強い愛着とモウリーニョ監督からの守備強度、技術への全幅の信頼から残留が決定。現在は膝の怪我からの完全回復を目指して調整を行っており、トニ・クロースの喪失によって手薄となった中盤の羅針盤を補う、若きアンカーとしての飛躍が期待されています。 (via SPORT)

モウリーニョ監督が語るネグレイラ事件への皮肉

ジョゼ・モウリーニョ監督は、バルセロナを揺るがし続けている審判買収疑惑「ネグレイラ事件」について、スペインのテレビ番組で特有の不敵な笑みを交えながら鋭く噛みつきました。

かつて13年前にマドリードを率いていた当時の緊迫した日々を振り返り、モウリーニョは、

『あの当時はネグレイラという具体的な名前こそ知らなかった。だが、ピッチの上で彼らと戦っているとき、私の五感は常に何か、あまりにもおかしな、奇妙な匂いをハッキリと嗅ぎ取っていた。まるで宇宙人を相手にしているかのようだったよ。数年が経過した今、あの時に私たちが感じていた不審な空気が、決して被害妄想などではなく、本物の疑惑であったことが証明された。現在、この件で唯一奇妙に思えるのは、一向に進展しないスペイン司法の遅さだけだ』

とコメント。

さらに、イタリアのカルチョーポリのようにバルサを2部へ降格させるべきかという問いに対しては、

『その結論を下すのは私ではなく司法と君たちの役目だ。ただ、このラ・リーガという最高峰のエンターテインメントには、絶対にバルセロナという宿敵が必要なのだからね』

と余裕の皮肉を交え、クラシコに向けたピッチ外の心理戦を早速展開しています。 (via SPORT / MARCA)

【本日の総括】

新生レアル・マドリードの公式戦初陣は、エスパニョールの激しいプレッシャーとRCDEスタジアムの不穏な空気に苦しみながらも、後半90分に Carlos Espi が見せた殊勲のゴールによって、1-2の薄氷の勝利で勝ち点3を手にしました。モウリーニョ監督の求める全員守備のインテンシティ、新戦力のフィットネス、チュアメニやミリトンらの負傷による守備組織の脆さなど、多くのタスクが浮き彫りとなっています。一方で、ディオマンデを筆頭とする巨額の補強陣、マルティネスの確保などフロントは盤石な姿勢を整えつつあり、リークを許さないスペシャル・ワンの強固な統率のもと、この獰猛なマドリードがどのように牙を研いでいくのか、今後の戦いから目が離せません。