欧州初タイトルを懸けた運命のカンファレンスリーグ決勝へ
ラージョ・バジェカーノはクラブの100年以上の歴史において最も希望に満ちた日々を過ごしており、2026年5月27日の水曜日、午後9時(スペイン半島時間)にドイツのライプツィヒにあるレッドブル・アレーナで、クラブ史上初の欧州大会決勝戦に挑む。対戦相手はイングランドのクリスタル・パレスである。この試合はカンファレンスリーグのタイトルが懸かった一戦であり、ラージョが優勝すれば来シーズンのヨーロッパリーグへの直接出場権を獲得できる。現在スペインからはレアル・ソシエダとセルタ・デ・ビーゴがヨーロッパリーグの出場権を得ているが、ラージョが勝利すれば3チーム目の枠となる。
クリスタル・パレスは資金力の面で上回る強力なプレミアリーグのチームであり、優勝候補としてライプツィヒに乗り込んでくる。しかし、ラージョも非常に良い状態でこの決勝を迎える。リーグ戦の終盤でデポルティーボ・アラベスにメンディソロサで逆転勝利を収めたことで、バレンシアの欧州進出の可能性を完全に打ち砕き、直近9試合を無敗(6勝3分)で駆け抜けた。その中でセルヒオ・カメジョが直近15ゴールのうち5ゴールを決めるなど絶好調である。最終的にラ・リーガを勝ち点50の8位という特権的なポジションで終えた。
この決勝戦は、両チームにとって全くの未知の領域である。ラージョとクリスタル・パレスはこれまでに対戦したことがなく、さらに言えばラージョがイングランドのチームと対戦したことも、クリスタル・パレスがスペインのチームと対戦したこともない。ラージョにとっては欧州だけでなく歴史上初めてのタイトルを懸けた決勝であり、一方のクリスタル・パレスにとってもタイトルが懸かった試合は過去に5回(FAカップ3回、コミュニティ・シールド1回)あるものの、すべてイングランド国内での出来事である。今シーズンのカンファレンスリーグに出場する前、両チームの欧州の大会への参加経験はそれぞれ1回のみだった。ラージョの場合は、前年のフェアプレー賞によって出場権を得た2000/01シーズンのUEFAカップであり、その時は準々決勝まで進出したもののデポルティーボ・アラベスに敗退している。
興味深いことに、両クラブはそれぞれの首都において「南部」という共通のアイデンティティを持っている。マドリードのバジェカス橋は、パリ北部のポルト・ド・ラ・シャペルのように、多くの住民にとって架空の国境のようなものを示している。ロンドンでもテムズ川を越えて南へ行くほど観光客の多いエリアから少ないエリアへと変化する。クリスタル・パレス周辺には地下鉄の駅がなくバスでアクセスする必要があるが、マドリードのソルからプエンテ・デ・バジェカスやスタジアムのあるポルタスゴへ向かう1号線と、ロンドンのビクトリア駅からブリクストンへ向かうビクトリア線は、どちらも同じ「水色や青色」の路線であるという偶然の一致もある。バジェカス地区はすでに熱狂に包まれ、チームを全力で応援している。国境からそれほど遠くないドイツでの開催ということもあり、多くのファンがスタジアムに駆けつけると予想されている。(via MARCA, Mundo Deportivo, ElDesmarque, SPORT)