エズ・アブデ PSGの関心浮上もベティスは5500万ユーロ未満での売却を拒否
パリ・サンジェルマンがレアル・ベティス所属のモロッコ代表FWエズ・アブデに獲得関心を示している。一方でベティス側は、破格の条件でない限り放出に応じない拒否姿勢を強める構えだ。看板選手のクヴィチャ・クヴァラツヘリアがシーズン絶望の重傷を負ったため、フランス王者の緊急補強策として名が挙がり、冬の移籍市場に向けた駆け引きが過熱している。
ベティスは夏の市場で補強予算を使い切っており、マヌ・ファハルドスポーツディレクターやアンヘル・ハロ会長は1月の市場で新たな選手を獲得するには主力売却が不可欠であるという認識で一致している。そうした中でアブデには6000万ユーロの契約解除金が設定されているが、ベティス経営陣は5500万ユーロを下回る金額でのオファーには一切耳を傾けない強気の方針を打ち出した。この強硬なスタンスの背景には、前所属クラブであるFCバルセロナがアブデの将来の移籍金の20パーセントを保有する権利を維持しているという複雑な契約事情が存在する。
一方でパリ・サンジェルマンのルイス・エンリケ監督は、主力アタッカーの代役を必ずしも獲得しない選択肢を残している。そのため、現時点でベティスへ正式なアプローチを仕掛けるかは慎重に見極めている段階だ。対するベティスは、主力ウインガーをシーズン途中に手放すリスクが極めて大きく、破格の資金注入が得られない限り放出する理由はないという。
この動きは、冬の補強資金に余裕がないベティスであっても、主力を安易に手放して戦力をダウンさせる愚策は絶対に避けるという固い決意の表れだ。そのため、パリ・サンジェルマンがクヴァラツヘリア不在の穴を埋めるべく、要求される高額な移籍金を支払う決断を下すかが問われる。結果として、移籍を実現させるのか、あるいは見送るのかが今後の最大の焦点となる。(via Estadio Deportivo)