トミー・マルケスのSCブラガへの完全移籍合意

バルセロナは、ラ・マシアの若き最高傑作の一人であり、将来を大きく期待されていた19歳のミッドフィルダー、トミー・マルケスのポルトガル1部SCブラガへの完全移籍手続きを正式に完了させました。

取引は固定1100万ユーロという、今夏のカンテラ売却枠としてはアンス・ファティに並び、フェラン・トーレス(PSGへ最大500万ユーロ規模)に次ぐ素晴らしい大金がクラブの金庫へと支払われる形になります。バルサ側はさらに、将来のマルケス売却時の「20パーセントの分配権利」に加え、2028年まで有効な「6000万ユーロでの優先買い戻しオプション(リプラス)」を完全に留保する、お馴染みの防衛策を契約に組み込みました。

当初、バルサは固定1000万ユーロにボーナス200万ユーロという条件でポルトガルのクラブと合意寸前でしたが、途中でオランダのアヤックスが強奪を企てて接近してきたため、ブラガ側が焦って条件を釣り上げ、最終的に「固定額1100万ユーロ」の満額キャッシュ一括支払いで決着。バルサは将来の優先マッチ条項をしっかりと契約書に組み込むことに成功し、健全な売却益を懐に収めました。

マルケスは9歳の時にベニハミンBから加入し、10年間にわたりマドリードやバルセロナの美しいユースで育ってきたピュアなカンテラーノ。昨シーズンはハンス・フリック監督にその優れた戦術眼を見出され、2月に本拠地でのマジョルカ戦にてトップチーム公式戦デビューを経験。しかし、今夏の補強資金確保というクラブの緊急のスポーツ方針から放出が決定しました。

マルケスは移籍合意の直後、自身のSNSにバルサでの子供時代からの思い出の写真を複数枚添えて、以下のように涙の惜別メッセージを投稿しました。

『嘘は言いません。この大好きなクラブを出て行くことは、私の心を引き裂くように本当に痛む。この私の人生のすべてだったエンブレムにこのような形で別れを告げるシナリオは、夢にも思っていなかった。しかし、私に関わってくれたすべてのコーチ、仲間、およびサポーターへの深い愛と敬意は、どのような道を進もうとも、私の胸の中で永遠に残り続けるでしょう』。 (via ElDesmarque / SPORT)

デヴィッド・オドゥロのフランスFCアヌシーへの完全移籍

バルセロナB(バルサ・アトレティク)に所属していた20歳のガーナ代表DFデヴィッド・オドゥロが、フランス2部(リーグ・ドゥ)のFCアヌシーへ完全移籍することが正式発表されました。契約には、オドゥロがフランスの地で大爆発した際にもクラブが大きな経済的恩恵を受け取れるよう、将来の売却時の一部割合を確保する再販条項が含まれています。

オドゥロは2024年夏に母国のアクラ・ライオンズから加入。1年目はBチームで10試合に出場しつつ、ジュベニールの一員としてUEFAユースリーグを制覇する栄誉を手にしました。2年目となった昨シーズンは、ジュリアーノ・ベレッチ監督率いるチームで存在感を高め、リーグ戦23試合に出場してアルコヤーノ戦で記念すべき初ゴールをマーク。その将来性が評価され、フランスでのプロとしてのキャリアをスタートさせる運びとなりました。 (via SPORT)

2027年夏加入に向けたドミニク・リヴァコヴィッチとの口頭合意

バルセロナは、36歳を迎えて現役最後のシーズンを迎えることが確実視されている第2キーパー、フレン・シュチェスニーの退団に備え、トルコのフェネルバフチェに所属する31歳のクロアチア代表守護神、ドミニク・リヴァコヴィッチの獲得について、代理人のアンディ・バラ氏を介して「2027年夏の加入」に向けた極秘の完全口頭合意を締結しました。

合意プランによると、リヴァコヴィッチは移籍金200万ユーロ(変動200万ユーロ)の合計400万ユーロという、極めて格安なディスカウント価格でバルセロナへ売却されることが決定。これに伴い、今シーズン(2026/27)は一時的に別の欧州クラブへ「ローン(期限付き移籍、給与を負担させる形)」を施してフィットネスを維持させ、来年夏にシュチェスニーの契約満了に伴う引退の瞬間、バルサのファーストチームへ合流させて若き正キーパー、ジョアン・ガルシアの完璧なバックアップ兼ライバルとして君臨させるロードマップが完璧に固められました。

リヴァコヴィッチは、フェネルバフチェが今夏にマンチェスター・シティからブラジル代表GKエデルソンを電撃獲得したことでスタメンの座を失い、昨シーズンもスペインのジローナに期限付き移籍(出場はなし)するなど、実力を発揮できる新天地を強く求めていました。

リヴァコヴィッチの代理人事務所は、バルサの主力であるジョアン・ガルシアやダニ・オルモと全く同じ大手エージェンシー「Niagara Sports」が運営しており、バルサのフロントとのパイプは物理的に極めて太い状態にあります。 (via SPORT / ElDesmarque / Mundo Deportivo)