エルチェ対バルセロナ戦:リーグ開幕戦を5-0の快勝で飾り好発進

ラ・リーガのディフェンディングチャンピオンであるバルセロナは、アウェイのマルティネス・バレロでエルチェと対戦し、5対0の大勝でリーグ3連覇に向けた最高のスタートを切りました。前半は決定力を見せつけて2点を先行すると、後半は一方的な展開となり終始ゲームを支配しました。気温30度を記録する酷暑の中で、30,704人の観客が詰めかけたスタジアムは熱気に包まれましたが、王者の強さが圧倒する結果となりました。これでバルセロナはエルチェのホームスタジアムであるマルティネス・バレロでの無敗記録をさらに伸ばし、ほぼ52年間、アウェイのエルチェ戦で負けなしという驚異的な相性の良さを維持しています。(via SPORT)

ラフィーニャ:偽9番として2ゴール1アシストの圧倒的パフォーマンス

今シーズンから新キャプテンに就任したラフィーニャは、本職のフォワード不在の中で偽9番(ファルソ・ヌエベ)として先発出場し、2ゴール1アシストを記録してマン・オブ・ザ・マッチ(MVP)に輝く大活躍を見せました。前半14分に自ら仕掛けて獲得したペナルティキックを冷静に沈めて先制ゴールを決めると、前半終了間際にはカリム・アデイェミの追加点をアシスト。さらに後半67分にはアンソニー・ゴードンの絶妙なパスからチームの3点目を奪いました。最初のゴール直後には、スパイダーマンが大好きだという愛息ガエルのためにスパイダーマンのポーズを披露する微笑ましい一幕もありました。試合後には『試合が簡単になるか難しくなるかは自分たち次第。最初から全力で臨むことが大切だ。自分はピッチの上ならどこでも快適にプレーできる』と語り、頼れるリーダーとしての風格を漂わせました。(via ElDesmarque)

フェルミン:怪我からの完全復活を告げる鮮烈な2ゴール

5月下旬の負傷によりスペイン代表を離脱していたフェルミン・ロペスは、完全復活を証明する見事な2ゴールを決めました。後半に交代選手たちとの好連携から4点目と5点目のゴールを記録。特に5点目のシーンでは、シャビ・エスパルトからのパスをエリア内で受け、見事な反転でエルチェの守備陣2人をかわしてネットを揺らしました。中盤のハードワークや精力的なプレスでも抜群の貢献度を誇り、かつて指導を受けたシャビ・エルナンデス元監督への感謝の思いを胸に、ハンジ・フリック体制でも極めて重要な戦力として存在感を示しました。(via Mundo Deportivo)

アデイェミ:左ウイングとして公式戦デビュー弾を記録

この夏に新加入したカリム・アデイェミは、左ウイングとしてバルセロナでの公式戦デビューを飾り、見事な初ゴールを記録しました。前半の追加タイム3分、マルク・ベルナルの中盤でのヘディングの回収から、ラミン・ヤマル、ラフィーニャへと素早くつながれた美しい連携からラストパスを受け、エルチェのGKディトゥロを破る正確なフィニッシュを見せました。アデイェミは攻撃面だけでなく、守備時にも泥臭く自陣まで戻ってプレッシングを行い、フリック監督が求める高い規律を忠実に体現しました。(via Mundo Deportivo)

ゴードン:途中出場からわずか6分間で2アシストの衝撃デビュー

同じく新加入のアンソニー・ゴードンは、後半64分にアデイェミとの交代でピッチに立つと、わずか6分間の間に2つの見事なアシストをマークするという驚異的な公式戦デビューを果たしました。最初のタッチでラフィーニャのゴールを演出し、その直後には自らシュートを打てる決定的な場面でも極めて寛大にフェルミン・ロペスへラストパスを送り、ゴールをプレゼントしました。自らの初ゴールを狙うエゴを捨て、チームの最善の選択肢を選ぶ姿勢は、解説陣からも高い評価を受けました。(via SPORT)

シャビ・エスパルト:左サイドバックとして先発し完璧な働きと1アシスト

ラ・マシア出身の若き才能、シャビ・エスパルトが先発メンバーに抜擢され、完璧なプレーを披露しました。本来のポジションではない左サイドバックとして出場したものの、前半14分には見事なボール奪取からラフィーニャのペナルティキック獲得の起点となり、終盤にはフェルミン・ロペスの5点目を完璧にお膳立てするアシストを記録しました。フリック監督もこの若者の多才さを高く評価しており、左右のサイドバックから守備的ミッドフィールダーまでこなせるマルチロールとして大きな期待を寄せています。(via AS)

ガビ:膝の負傷退場に悲鳴も指揮官と本人は経過に極めて楽観的

前半44分、中盤で激しくボールを争う中で右膝を痛めたガビが涙を流しながらピッチを去り、一時スタジアムに緊張が走りました。ガビにとって右膝は、2023年11月に前十字靭帯および外側半月板の断裂という大怪我を負った箇所と同じであるため懸念されましたが、一次検査の結果、かつての重傷とは関連のない膝の打撲であることが判明しました。フリック監督も試合後には『怪我をした瞬間よりも状態はかなり良さそうだ。数日中に磁気共鳴画像法(MRI)検査を行うが、心配していたよりもずっと軽い打撲だと思われる』と語り、安堵の表情を見せました。(via Estadio Deportivo)

フリック監督会見:大勝に満足も「練習のクオリティを試合で示すこと」を重視

ハンジ・フリック監督は、リーガ開幕戦での5対0の大勝に喜びを示しつつも、さらなる向上に意欲を燃やしました。監督は『5ゴールを奪い、無失点で終えられたことは素晴らしいスタートだ。だが我々にはまだ改善すべき余地がたくさんある。日頃のトレーニングで選手たちが見せている高いクオリティを試合の中で証明することが何より重要だ。一つのチームとして全員で守り、全員で攻める姿勢を徹底したい』と総括しました。また、今後のセンターフォワード補強については『来週、スポーツディレクターのデコと今後について話し合う』と述べるに留めました。(via SPORT)

アレハンドロ・バルデ:招集外で移籍への動きが本格化、3クラブが争奪戦

移籍市場の閉幕が迫る中、アレハンドロ・バルデがエルチェ戦の招集メンバーから外れたことで、その去就が一気に現実味を帯びています。本人は残留を希望していましたが、フリック監督やデコがジョアン・カンセロの獲得を最優先したことで序列が低下し、移籍に同意したとされています。現在、4000万ユーロと評価されるバルデに対しては、2000万ユーロを提示するベンフィカのほか、アストン・ヴィラ、そして最も獲得に熱心とされるマンチェスター・ユナイテッドが関心を示しています。フリック監督は『今朝バルデと話し、心が100%ここにないと感じた。一度頭を整理するために今日は自宅に留まるよう伝えた』と釈明しました。(via SPORT)

マルク・カサド&エクトル・フォルト:放出リスト入りで退団交渉が大詰め

バルデと同様にエルチェ戦の招集から外れたマルク・カサドとエクトル・フォルトの2名も、移籍に向けた交渉が進んでいます。22歳のカサドにはサウジアラビアのアル・ヒラルやアル・アハリが3000万から4000万ユーロのオファーを準備していますが、選手本人は欧州でのプレー維持を望んでいます。一方、20歳のエクトル・フォルトは2000万ユーロと評価され、ボルシア・ドルトムントへの移籍交渉がかなり進んでいる模様です。両選手とも現在はトップチームの練習から外れており、カサドがつけていた背番号17番は新加入のゴードンに譲渡されています。(via SPORT)

フリアン・アルバレス:アトレティコサポーターから大ブーイングもクラブはバルサ移籍を阻止

バルセロナが獲得を切望していたフリアン・アルバレスですが、所属するアトレティコ・マドリードの強硬な姿勢により移籍は極めて困難となっています。アトレティコ対ビジャレアル戦が行われた本拠地メトロポリターノでは、バルサへの移籍を公言したアルバレスに対し、サポーターから凄じいブーイングや『出ていけ』というコールが浴びせられ、確執が決定的となりました。しかしアトレティコ上層部は、ライバルクラブであるバルサの補強を断固として拒否しており、エンリケ・セレゾ会長は『バルセロナの対応は不適切であり、通常の礼儀を欠いている。アルバレスはアトレティコの重要な選手であり、売却する意思はない』と非難しました。(via SPORT)

ラウタロ・マルティネス:アルバレスに代わる新ストライカー候補に浮上もインテル会長は拒絶

フリアン・アルバレスの獲得が難航する中、バルセロナのデコ・スポーツディレクターは、インテル・ミランのラウタロ・マルティネスを新たな補強ターゲットに設定しました。バルセロナは最大1億ユーロ規模のオファーを準備していると報じられていますが、インテルのマロッタ会長は『ラウタロは我がチームのキャプテンであり歴史だ。彼を放出する条件など一切存在しないし、議論の余地もない』と完全拒否の姿勢を貫いています。インテルを率いるクリスティアン・キヴ監督も、移籍の噂にうんざりしているとメディアに強く不満を述べました。(via SPORT)

ゴンサロ・イナシオ:守備陣強化へポルトガルの実力派センターバックに関心か

バルセロナはバルデやクンデの退団可能性を見据え、ポルトガルの実力派センターバックであるゴンサロ・イナシオの獲得に興味を示していると報じられました。Sporting CPに所属する24歳のイナシオは、先日行われたアルベルカ戦で予想外のベンチスタートとなり、移籍の噂が再燃しています。左利きのセンターバックとして高いビルドアップ能力を持つ彼には6000万ユーロの解除条項が設定されており、デコがポルトガルへ渡ったのもこの交渉のためではないかと囁かれています。(via Mundo Deportivo)

ロドリ:バルサ待望の新司令塔とマドリード出身選手のジンクス

マンチェスター・シティから電撃加入した世界最高のMFロドリですが、ワールドカップによる休養と調整のためエルチェ戦への帯同は見送られました。月曜日からチーム練習に合流する予定です。元レアル・マドリードのGKキコ・カシージャは『ロドリはマドリードの中盤をコントロールできる唯一の選手だったが、マドリードは彼を獲得できなかった。今やロドリはバルセロナにいる。その現実を受け入れるしかない』と語りました。バルセロナの歴史においてマドリード出身の選手(カルロス・コママラ、パコ・ブル、マノロ・クラレス、キケ・エステバランツ、ペペ・レイナ、マルコス・アロンソなど)は大成しないという奇妙なジンクスがありますが、ロドリはそのジンクスを完全に打ち破る選手として期待されています。(via SPORT)

エンゾ・ペレス:ジローナから将来を嘱望される15歳の俊英MFが正式加入

バルセロナは、国内外のビッグクラブが争奪戦を繰り広げていたジローナの15歳のミッドフィールダー、エンゾ・ペレスの完全移籍による正式加入を発表しました。エンゾは非常に優れた戦術眼と得点力を兼ね備えており、将来の『6番』を担う逸材として期待されています。ペレスは自身のSNSで『FCバルセロナの一員になれて本当に幸せだ。バルサ万歳』と決意を語りました。なお、彼の兄であるルカ・ペレスもすでにバルセロナのジュベニールBに所属しており、兄弟でクラブの未来を背負うことになります。(via SPORT)

ロドリゴ・マリーナ:Bチーム補強に向けてベティスの逸材FWに注目

バルセロナは、ジュリアン・ベレッティが率いるバルサ・アトレティック(Bチーム)の強化に向けて、レアル・ベティスB所属の20歳フォワード、ロドリゴ・マリーナの獲得を画策しています。昨季のUEFAユースリーグで10ゴールを奪って得点王に輝いたマリーナは、イタリアのセリエBアヴェリーノへの移籍がクラブ間合意に達していましたが、アヴェリーノ側のオーナー交代劇により急遽破談となり、ベティスに戻っていました。バルセロナはこの隙を見逃さず、将来のトップチーム昇格を見越した引き抜きを狙っています。(via Estadio Deportivo)

デヴィッド・オドゥロ:フランスのFCアネシーへ完全移籍が決定

バルサ・アトレティックに所属していた20歳のガーナ人左サイドバック、デヴィッド・オドゥロが、フランスのFCアネシーへ完全移籍することが合意に達しました。オドゥロは2024年にアクラ・ライオンズから加入し、ユースリーグやBチームの主力としてプレーしていましたが、フランスでの本格的な挑戦を選択しました。バルセロナはオドゥロが将来ブレイクした際に経済的恩恵を受けられるよう、将来の売却額の一部を回収できるパーセンテージ条項を契約に組み込みました。(via SPORT)

カルレス・プジョル:闘将が振り返るバルサへの愛と家族からの自由なサポート

元キャプテンであるカルレス・プジョル氏が自身のキャリアを回想し、バルセロナへの不変の愛を表明しました。プジョル氏は『私は非常に小さな町で育ち、15歳でようやくチームに入った。父はサッカーを好まなかったが、私に選択の自由を与えてくれた。だからこそ余計なプレッシャーを感じずに成長できた。バルサは私の心そのものだ。他クラブからのオファーもあったが、愛され評価されている家を去る理由など全くなかった』と語りました。(via SPORT)

サンドロ・ロセル:元会長がレストランでバルサユニフォームを着用し大盛り上がり

近年は司法問題から解放され、目立たない生活を送っていた元会長のサンドロ・ロセル氏(62)ですが、レストランのバーの上でバルセロナのユニフォームを着用し、若いサポーターたちに囲まれて踊り歌い明かす熱狂的な姿が目撃されました。かつての深刻な裁判や勾留の日々を忘れ、一人の熱烈なバルサファンとして楽しむ様子は注目を集めました。(via SPORT)

バルサ・アトレティック:ヴィラノヴァ戦はPK戦の末に敗北も新シーズンへの準備進む

ジュリアン・ベレッティ監督が率いるバルサ・アトレティックは、ヴィラノヴァ・イ・ラ・ジェルトルにて開催された大会のプレシーズンマッチで、3部フェデレーションのヴィラノヴァと対戦しました。試合は終始バルサが支配し、ニル・ヴィセンスやイグナシ・ケールらがゴールを脅かしたものの得点を奪えず、0対0のまま突入したPK戦で3対0で敗れました。それでも新加入のジョスエ・カイセドなどが良い動きを見せており、9月のリーグ開幕に向けて着実に状態を上げています。(via Mundo Deportivo)

【本日の総括】

バルセロナは酷暑のアウェイ戦で5-0という圧倒的なスコアで大勝し、リーグ3連覇へ向けて最高の発進を見せました。新戦力のアデイェミとゴードンがそれぞれ得点とアシストで結果を残し、ラ・マシア出身のエスパルトが完璧なサイドバック像を示すなど、多くの明るい話題がもたらされています。ガビの怪我も軽症の打撲である可能性が高く、アレハンドロ・バルデらの放出による1億ユーロ規模の資金確保とさらなるストライカー補強へ向け、市場閉幕までの動きから目が離せません。