エディン・テルジッチ新体制の始動とW杯組の特別休暇
プレシーズンのメディカルチェックは7月6日と7日に行われ、初回のトレーニングは7月8日からスタートする。新監督に就任したエディン・テルジッチは、W杯に参加している4選手(ニコ・ウィリアムズ、ウナイ・シモン、アイメリク・ラポルテ、イニャキ・ウィリアムズ)に対し、スペイン代表またはガーナ代表での活動が終了した時点から3週間の特別休暇を与える決定を下した。
この決断は、選手たちに十分な休息を与え、欧州コンペティション出場権獲得という目標に向けて、来季開幕時に最高のエネルギー状態で合流させることを目的としている。これにより、該当の4選手が7月中にチームに合流することはなくなり、8月初旬からの合流が確実となった。
新シーズンのラ・リーガ開幕は8月14日、15日、16日の週末に予定されているため、彼らがプレシーズンに合流するのは開幕の数日前になる見込みである。しかし、W杯でベスト4以上に進出した選手が所属するクラブは、ラ・リーガ第1節の試合を延期できる特例が設けられている。スペイン代表のウナイ・シモンやアイメリク・ラポルテは絶対的レギュラーとして活躍しており、ニコ・ウィリアムズも重要な役割を担っているため、スペイン代表が勝ち進んだ場合、アスレティック・クラブの開幕戦が延期される可能性が非常に高まっている。(via Estadio Deportivo)
ウナイ・シモンがW杯連続無失点の世界新記録を樹立
スペイン代表の正GKとしてゴールマウスを守るウナイ・シモンが、W杯における連続無失点記録を更新する偉業を成し遂げた。2022年のカタールW杯日本戦での2失点目を最後に、その後のモロッコ戦、そして現在開催中の2026年W杯でのアメリカ、メキシコ開催のグループリーグおよび決勝トーナメント1回戦のオーストリア戦を含め、公式戦518分間連続無失点を達成した。
これにより、1990年のイタリアW杯でイタリア代表のワルテル・ゼンガが樹立した記録を塗り替え、ギネス級の歴史的な大記録を打ち立てたことになる。スペイン代表の控えGKであるダビド・ラヤやジョアン・ガルシアは、ウナイ・シモンがこの驚異的なレベルを維持しているため、彼が怪我や出場停止にならない限り出番を得るのはほぼ不可能な状況となっている。(via SPORT / ElDesmarque)
ニコ・ウィリアムズの負傷状況とポルトガル戦への決意
右内転筋の筋肉系の問題により、個別メニューでの調整が続いている。ラウンド16のポルトガル戦に向けたロサンゼルス・ギャラクシーの施設での練習でも、ラミン・ヤマル、ペドロ・ポロ、アイメリク・ラポルテらと共にピッチには姿を見せず、ジムで回復に向けたマッサージや物理的治療などの個別プログラムをこなした。
スペイン代表のルイス・デ・ラ・フエンテ監督は試合前に『もし我々が勝ち進むことができれば、彼はプレーできるだろう。我々は楽観的だ』と語り、選手本人と医療スタッフもポルトガル戦での復帰を目標に設定している。しかし、現状では月曜日の試合への出場は保証されておらず、代表チームの遠征メンバー内には悲観的な見方もあり、月曜日の試合に間に合うのは難しいとの指摘もある。
それでも本人の怪我の経過は良好であり、ポルトガル戦でチームを助けたいと強く望んでいる。スタメン出場は難しいものの、試合が延長戦までもつれ込んだ場合など、試合が長引いた際に出場できるよう調整を続けている。ニコ・ウィリアムズ自身もロサンゼルスのSoFiスタジアムのミックスゾーンで『間に合うようにしたい』と語り、復帰への強い決意をにじませた。(via SPORT / MARCA)
カンテラーノ5選手がトップチームのプレシーズンに参加
エディン・テルジッチ新監督の下で7月8日からスタートするプレシーズンに、5名のカンテラーノがトップチームの練習に参加することが決まった。参加するのは、ミケル・サントス、ヨハネコ・ルイ=ジャン、イケル・モンレアル、セルトン・サンチェス、エライジャ・ギフトの5選手である。
21歳のGKミケル・サントスは、昨シーズン第3GKとしての役割を果たし、チャンピオンズリーグやスーペルコパの遠征にも帯同しており、今回が2度目のプレシーズン参加となる。19歳のMFセルトン・サンチェスは、すでにエルネスト・バルベルデ前監督の下で13試合(うち3試合はスタメン)に出場し、エリートデビューを果たしている。20歳のCBイケル・モンレアルも、国王杯のバレンシア戦(準々決勝)とレアル・ソシエダ戦(準決勝1stレグ)の2試合に出場経験がある。
22歳のDFヨハネコは昨夏のプレシーズンマッチに出場しており、20歳のFWエライジャ・ギフトは2023年にリヴァプールのユースから加入し、トップチームでのデビューには至っていないものの、チャンピオンズリーグのスポルティング戦やリーグのレアル・マドリード戦でバルベルデ前監督に招集された実績を持っている。(via ElDesmarque)
エデル・ガルシアがコルドバへ1年間の期限付き移籍
ビルバオ・アスレティックに所属するMFエデル・ガルシアが、来年6月までの1年間の期限付き移籍でコルドバへ加入することが決定した。エデルは中盤で高い存在感を放つ選手であり、昨シーズンはビルバオ・アスレティック(プリメーラRFEF)で34試合に出場し4ゴールを記録した。
その活躍とトップチームのニーズから、バルベルデ前監督の構想に入り、サン・マメスで行われたエルチェ戦とバルセロナ戦の2試合でトップチームデビューを果たしていた。アスレティックとの契約は2029年まで残っている。ギプスコア出身で、レアル・ソシエダの下部組織を経てフリーでビルバオに加入した経歴を持つ。
テルジッチ新監督が率いるトップチームでは中盤の選手が飽和状態にあること、そしてプリメーラRFEFでの育成期間は終えたと判断されたことから、より高いカテゴリーのクラブで実力を試すための武者修行に出ることになった。(via MARCA)
アイマル・ドゥニャベイティアがスポルティング・ヒホンへ完全移籍
ビルバオ・アスレティックに所属する23歳の有望なCBアイマル・ドゥニャベイティアが、ラ・リーガ・ハイパーモーション(2部)のスポルティング・ヒホンへ移籍することが決定した。数日中に正式発表される見込みである。
移籍の形態は、今後2シーズン有効な買い取りオプション付きの完全移籍となる。ドゥニャベイティアはスポルティング・ヒホンと3年契約(さらに1年の延長オプション付き)を結ぶ予定である。昇格組のテネリフェやカディスといった2部の他クラブからも関心が寄せられていたが、ラ・リーガ(1部)復帰という野心的な目標を掲げるスポルティング・ヒホンのオファーが最も彼の心を動かした。(via ElDesmarque)
ビルバオ・アスレティックのその他のレンタル放出候補
トップチームでプレーした経験を持つビルバオ・アスレティックの他の選手たちも、今夏に期限付き移籍でクラブを離れる予定である。コルドバは引き続きビルバオ・アスレティックの選手たちに熱視線を送っている。
現在、移籍市場のショーケースに並んでいるレンタル放出候補の選手として、攻撃的MFのイボン・サンチェスやFWのイバイ・サンスの名前が挙がっている。(via MARCA)
【本日の総括】
エディン・テルジッチ新体制が本格始動する中、W杯組には十分な休養が与えられ、若手カンテラーノたちにはトップチームでのアピールの場が用意されました。一方で、Bチームの有望株たちはさらなる成長を求めて武者修行や完全移籍で新たな挑戦へと向かっています。ウナイ・シモンの偉大な大記録樹立やニコ・ウィリアムズの懸命なリハビリなど、代表での誇り高いニュースもクラブの明るい未来を予感させます。