新指揮官エディン・テルジッチ監督がもたらす新たな希望と地元密着のプレシーズン改革

⚽ ドイツ出身のエディン・テルジッチ監督がチームを率いる新シーズンが本格的にスタートします。前任のエルネスト・バルベルデ監督は、コパ・デル・レイのタイトルをサン・マメスに持ち帰り、チームをチャンピオンズリーグ出場権獲得へと導くなど、4シーズンにわたり輝かしい一時代を築きました。その後任として就任が発表された当初、サポーターの間にはバルベルデ退任に伴う大きな不安と不確実性が漂っていました。しかし、ドルトムントを2023/24シーズンのチャンピオンズリーグ決勝まで導いた実績を持つテルジッチ監督の登場により、その不安は一瞬にして大きな期待と興奮へと塗り替えられました。

テルジッチ監督は、ドルトムント時代に見せていた大がかりな海外遠征やこれまでの慣習とは一線を画し、今夏は非常にアットホームで地元に密着したプレシーズン方針を断行しました。練習拠点であるレザマの近くに留まり、バスクのフットボール文化やクラブが持つ唯一無二のアイデンティティを深く理解し、心からクラブの哲学に染まりきることに時間を割いてきました。メディアのカメラの前に立つ彼の表情には常に柔和な笑顔が浮かんでおり、ここまでのチーム構築に大きな手応えを感じている様子がうかがえます。

一方で、彼のピッチ上でのフットボールに対する要求は極めて厳格であり、一切の妥協を許しません。親善試合の後の記者会見などでは、勝利を収めた後であっても選手たちの些細なミスを具体的に指摘して引き締めを図るなど、勝者のメンタリティを徹底してチームに注入しています。今季のチームは欧州カップ戦への出場がないため、国内リーグとコパ・デル・レイの2つの戦いにすべてのエネルギーを注ぐことができるという大きなアドバンテージを持っています。この未知数の新システムが対戦相手にとって大きな脅威となることは間違いありません。サン・マメスで繰り広げられる初陣は、8月22日にルイス・ガルシア・プラサ監督率いるセビージャを相手に行われる開幕戦となります。(via Estadio Deportivo)