エディン・テルジッチ新体制の船出とマルセイユ戦への挑戦

エディン・テルジッチ新監督率いるアスレティック・ビルバオは、8月9日日曜日17:30からフランスのスタッド・ヴェロドロームにて、オリンピック・マルセイユとのプレシーズンマッチに臨みます。この一戦は、公式戦の開幕に向けた最も要求の高いテストの一つとして位置づけられています。テルジッチ監督は、前々回の土曜日にエル・プランティオで行われたブルゴス戦で0-3の勝利を収めた後、チームに5日間の休暇を与えました。その後、先週金曜日の練習再開時には、選手たちに一連の身体測定やフィジカルテストを受けさせるなど、徹底的な状態管理を行っています。今回は25名の選手が遠征に同行しており、公式ストリーミングプラットフォームであるAthletic Playを通じてオンライン生配信されます。(via MARCA) (via Mundo Deportivo)

プレシーズン好調なチーム状況とアタランタ戦へのロードマップ

アスレティック・ビルバオは今夏のプレシーズンにおいて、極めて優れたパフォーマンスを維持しています。これまでに消化した6試合でいまだ無敗を誇り、奪ったゴール数は24得点、一方で失点数はエイバル戦で喫したわずか2ゴールのみという攻守のスタッツを記録しています。ブルゴスとの120分間にわたる異例の親善試合では、ロベルト・ナバロや、今季初ゴールを決めたイニャキ・ウィリアムズの活躍が光りました。このマルセイユ戦はスペイン国外で行われる初の調整試合となりますが、チームはすでにその次を見据えており、8月14日20:45からはイタリアに渡ってアタランタとのプレシーズンマッチを戦うことがプログラムされています。(via Estadio Deportivo) (via MARCA)

マルセイユ遠征に向けた25名の招集メンバーと負傷離脱者

テルジッチ監督がマルセイユ戦に向けて発表した招集メンバーには、カンテラであるビルバオ・アスレティック所属のヨハネコ、モンレアル、セルトンといった若手を含めた合計25名が名を連ねています。一方で、ディフェンス陣のダニ・ビビアンとウナイ・エギルスの2名は、フィジカルに問題を抱えているためビルバオに残留し、この遠征メンバーから外れました。招集された25名の全リストは、パディージャ、サントス、ウーゴ・リンコン、アレソ、パレデス、イェライ、ユーリ、アダマ、ヨハネコ、モンレアル、ルイス・デ・ガラレタ、プラドス、レゴ、ハウレギサール、ペイオ・カナレス、ゲレナバレーナ、オイハン・サンセ、ベレンゲル、ニコ・セラーノ、ロベルト・ナバロ、セルトン、イニャキ・ウィリアムズ、ジャロ、マロアン、グルゼタです。(via Estadio Deportivo)

アギレサバラとウナイ・ベンセドールの移籍動向

チームの人員整理が進められる中、招集リストから外れた2名の動向が注目を集めています。まずGKのアギレサバラについては、交渉の土壇場での急展開により、ラ・リーガ1部への移籍が合意間近となっており、レーシング・サンタンデールへの移籍が確実視されています。一方、昨シーズンはレバンテへの期限付き移籍でプレーし、クラブと2027年6月までの契約を残しているMFウナイ・ベンセドールについては、テルジッチ監督の今シーズンの構想から外れており、今夏の放出対象として移籍先を模索しています。(via Estadio Deportivo)

国際派メンバーの合流予定とパディージャの守護神奪取

スペイン代表としてワールドカップを制覇した守護神ウナイ・シモン、アイメリック・ラポルト、ニコ・ウィリアムズの3名は、このマルセイユ戦の時点では休暇中のためチームに帯同していません。彼らは8月10日月曜日からアスレティックのトレーニングに合流する予定です。この正GKウナイ・シモンの不在期間中、ゴールマウスを守るポジション争いにおいては、パディージャがミケル・サントスに対して明確なリードを保っており、正守護神の座に最も近い位置を確保しています。(via Estadio Deportivo) (via Mundo Deportivo)

各ポジションにおける激しいレギュラー争い

テルジッチ新監督のもと、レギュラー奪取に向けた激しいサバイバルが繰り広げられています。右サイドバックでは、怪我から復帰したウーゴ・リンコンとアレソが激しい一撃を演じています。その他のディフェンスラインはイェライ、パレデス、ユーリが序列でリードしている状況です。ダブルボランチの競争はさらに熾烈で、前週にラレドで負傷の不安を抱えたベニャット・プラドスが無事に復帰してメンバー入りしたほか、ガラレタ、ハウレギサール、怪我から復帰したゲレナバレーナ、そしてレゴらがひしめき合っています。トップ下ではサンセと、レーシングへのレンタル修行から戻りボランチへのポジション降格もこなせる若手ペイオ・カナレスが競っています。前線ではCFグルゼタがスタメン確実視。ウイングは経験豊富なベレンゲルとイニャキが軸ですが、プレシーズン好調なロベルト・ナバロが好成績を残しています。さらに左ウイングのサプライズとして、テルジッチ監督は本来DFである若手のヨハネコを前方の攻撃的ウイングとしてテストしています。ジャロやニコ・セラーノは現状でやや遅れをとっています。(via Mundo Deportivo)

エディン・テルジッチ監督が描く新シーズンの理想的なスタメン布陣

新シーズンの開幕が近づく中、テルジッチ監督が頭に描く基本となるスタメン予想が浮き彫りになっています。昨シーズンの主力メンバーの大半がチームに留まっているため、スタメンに劇的な変化は少なく、バルセロナからの関心が報じられているラポルトについても現状では残留する見通しです。理想の11人として、GKにはワールドカップで最も信頼できるGKとなったウナイ・シモン。ディフェンスラインは右からアレソ、イェライ、ラポルト、ユーリ・ベルチチェ。中盤の底にはルイス・デ・ガラレタとミケル・ハウレギサールを配置し、その前方にオイハン・サンセ。ウイングは右にイニャキ・ウィリアムズ、左にニコ・ウィリアムズ。そして最前線の1トップにはゴルカ・グルゼタが入る布陣が、今季のベストラインナップと予想されています。(via ElDesmarque)

マルセイユでの親善試合における赤白グッズ着用禁止規制

スタッド・ヴェロドロームに乗り込むアスレティック・ビルバオのファンに対し、現地フランスの当局から極めて厳格な規制が課されています。試合当日、スタジアムの内部はもちろんのこと、スタジアム周辺の公共エリアにおいても、アスレティック・ビルバオのエンブレムやクラブカラーである赤白の入ったユニフォーム、スカーフ、グッズなどのいかなる識別要素も着用、携行、または露出することが法律により禁止されました。(via Mundo Deportivo)

対戦相手オリンピック・マルセイユの現状とプレシーズン成績

今回の対戦相手であるオリンピック・マルセイユは、スポーツ面や経済面で過渡期にあります。彼らも新シーズンに向けて監督交代を行っており、Habib Beyeからバトンを受け継いだ元リールやリヨン指揮官のブルーノ・ジェネシオ監督が就任しました。マルセイユはこれまでのプレシーズンで4試合の親善試合を消化し、ヤムスクロに0-3、ニームに2-1、アル・シャハニアに3-0でそれぞれ勝利した一方、ニースに0-3で敗れており、3勝1敗の成績でこのアスレティックとの対戦を迎えます。(via Mundo Deportivo)

【本日の総括】

エディン・テルジッチ新監督率いるアスレティック・ビルバオは、プレシーズンで無敗を保ち24得点2失点という極めて優れた調子を維持したまま、フランスでのマルセイユ戦という重要なテストに挑みます。アギレサバラやベンセドールの放出に向けた具体的な交渉、そして8月10日からのW杯組の合流を控える中、新星ヨハネコのウイング起用や、パディージャの守護神としての台頭など、新シーズンに向けたテルジッチ体制の細部が着実にビルドアップされています。