アリツ・エルストンドの退団と惜別

この試合は、長年クラブに貢献してきたアリツ・エルストンドにとってアノエタでの最後の試合となった。現在32歳のエルストンドは、これまでにトップチームで312試合(うち先発235試合)に出場してきたが、5月5日にフットボールディレクターのエリック・ブレトスから6月30日で満了となる契約を更新しない旨を告げられていた。ワン・クラブ・マンとしてキャリアを全うしたいという本人の希望は叶わず、来季はアラベスやオサスナ、あるいは海外など新天地を探すことになる。

試合前のピッチには家族とともに登場し、ジョキン・アペリバイ会長から金とダイヤモンドの記章を授与された。マタラッツォ監督が前日に予告した通り、この日は本来のセンターバックではなく右サイドバックとして先発出場し、キャプテンマークを巻いてプレーした。前半3分にはアイヘン・ムニョスの先制ゴールを見事にアシストし、空中戦の強さを見せて3-2の逆転ゴールの起点にもなるなど、攻守にわたって存在感を示した。そして84分、ホン・ミケル・アランブルとの交代でピッチを退く際には、スタジアム中から万雷の拍手とスタンディングオベーションが送られ、エルストンドは目に涙を浮かべながらアノエタのピッチに別れを告げた。一方で、一部のファンからはクラブが契約を更新しない決定を下したことに対して理解できないとの声も上がっており、1月から就任したマタラッツォ監督の構想において、ホン・パチェコの復帰やルケン・ベイティアの昇格が優先され、エルストンドがわずか7試合の出場にとどまっていたことも指摘されている。 (via MARCA) (via Mundo Deportivo) (via ElDesmarque)