ラミン・ヤマル、MVP獲得と家族への愛
スペイン代表のオーストリア戦(3-0)で、ラミン・ヤマルが文句なしのMVPに輝きました。ゴールこそなかったものの、チーム最多となる11回のドリブル突破や17回のボール前進を記録し、4本の枠内シュートを放って相手守備陣を震え上がらせました。ヤマルは試合後、『もう100%の状態です。監督が望むだけプレーする準備ができています。休息とケアを続けますが、100%です。少しずつ、必要なスプリントやドリブルなど、本来の自分らしさを取り戻しています』と語り、懸念されていたコンディション不良を完全に払拭したことを宣言しました。チームについては『チームのためにとても嬉しいですし、ウナイ・シモンにもおめでとうと言いたいです。プレー、インテンシティ、全てにおいてもっと成長し続ける必要があると思いますが、自分たちが持っている質はわかっています。どの代表チームも恐れていません。僕たちはスペインであり、それをピッチで証明しなければなりません。自分たちを信じています』と力強く語りました。
ピッチ外では、ヤマルの弟であるケイン君がスペインの3点目を祝ってバハムートのように拳を握る動画が世界中でバイラルとなり、大きな話題を呼びました(なお、ケイン君の前に座っていて視界を遮っていた金髪の女性は、2ゴールを挙げたミケル・オヤルサバルの母親であるドルレタ・ウガルテであったことがボルハ・イグレシアスのSNS投稿により判明しています)。ヤマルは弟の映像を見て、『弟が幸せな姿を見ること、母がずっと夢見ていた人生を送っているのを見ること、そして友人たちを見ることができて感動しています。結局のところ、それはサッカーや他のことを除けば、子供の最大の夢なんです。弟は僕にとって全てです。息子のようなもので、彼に夢中です』と溢れる家族愛を口にしました。
さらにラジオ番組『El Larguero』のインタビューでは、若くしてスターになった重圧について信じられないほど成熟した言葉を残しました。『母は16歳で僕を産みました。それこそが本当のプレッシャーです。そして父は、家に食べ物を持ち帰るために、通りで物を拾わなければなりませんでした。それがプレッシャーです。僕がしなければならないのは、プレーしてスペインの人々を喜ばせることだけです』。
ヤマルはこのオーストリア戦の会場入り時、バットマンのペンダントがついた特注のダイヤモンドネックレスを着用していました。誰も気づかないような小さなディテールとして、バットマンのマスクのすぐ上に「304」という数字が刻まれていました。これは彼が育ったマタロのロカフォンダ地区の郵便番号の下3桁であり、彼がどれだけ名声を得ようとも、自らのルーツと家族への愛を常に胸に抱いていることを証明しています。(via SPORT)
【本日の総括】
フリアン・アルバレス獲得へ向けた財政面での道筋が明確になり、テア・シュテーゲンやコチェンの移籍、若手の契約延長など来季に向けた編成が着々と進行中。一方で新ユニフォームの規定問題やゴードンの移籍金高騰疑惑などピッチ外の懸念事項も存在。W杯ではラミン・ヤマル、ペドリ、クバルシらバルサの若き才能たちがスペイン代表を力強く牽引しています。