ファンル・サンチェス:プレミアリーグのボーンマスへの完全移籍が正式発表
ファンル・サンチェス(23歳、モンテキント出身)がイングランド・プレミアリーグのボーンマスへ完全移籍することが正式に発表されました。
移籍金は固定1100万ユーロ。これに加え、ボーンマスがヨーロッパカップ戦の出場権を獲得し、かつファンルが今シーズンの公式戦で50%以上の試合に出場した場合、200万ユーロのボーナス(変数)がセビージャに支払われる合意となっています。これにより最大1300万ユーロの取引となり、カンテラで大切に育ってきた彼の売却益はすべてセビージャの純利益(プラスバリア)として計上されます。さらに、セビージャは将来ボーンマスがファンルを他クラブへ売却した際、その移籍金の10%を受け取る権利も保持しています。
ファンルは2015年に12歳で Carretera de Utrera(ウトレラ街道)にあるセビージャのユースアカデミーに入団して以来、まさに人生の半分をこのクラブで過ごしてきました。昨夏にはプレミアリーグからの誘いを拒否して残留したものの、今夏はクラブの財政的な再建に貢献するとともに自らの成長のため、ボーンマスが提示した2031年6月までの長期契約を受け入れました。彼に対してはセリエAのナポリ、ローマ、アタランタ、フィオレンティーナといった数多くの強豪も熱心に追いかけていましたが、ボーンマスが移籍金で一気にリードを奪いました。
ファンルは日曜日のユトレヒト戦ではベンチで見守っていましたが、月曜日に一度セビリアに戻り、水曜日の朝にプライベートジェットでイングランドへ向けて出発、メディカルチェックを通過して正式発表に至りました。彼は土曜日にベティスとの親善試合(ラ・カルトゥハで開催)を控えるマルコ・ローゼ監督率いるボーンマスのメンバーに、すぐさま合流する可能性があります。
ファンルは別れに際し、感動的なメッセージを残しています。
『こんな別れの時が来るとは想像もしていなかった。セビリスタとして、誰もがずっとこのクラブに残ることを夢見るものだが、サッカーは何が起こるか分からない。クラブと話し合って検討した結果、新たな一歩を踏み出す時が来たと信じている。セビージャへの永遠の別れではなく、一生忘れられない一歩の終わりだ。2015年に12歳でカンテラに入って以来、このクラブは私の家だった。ここでサッカー選手として、そして人間として成長した。トップチームでデビューし、一生忘れられない夜を過ごし、幼い頃から憧れていた選手たちとロッカールームを共にした。セビージャのおかげで、スペイン代表の各年代でプレーし、オリンピック金メダル獲得という夢を叶えることもできた。すべての監督、チームメイト、スタッフ、器具係、そして何よりも、長年寄り添ってくれたファンに感謝したい。私はセビージャの選手だったことだけでなく、これからもずっとセビリスタであり続けることを誇りに思う。永遠に感謝している』
また、新天地の公式サイトを通じて次のように胸を躍らせています。
『自分にとっても家族にとっても本当に幸せだ。ここに来ることを切望していたので、ついにボーンマスの選手になれたと言えて嬉しい。非常にアットホームなクラブで、サッカー選手として成長し続けるためにとても適した場所だと思う。街も素晴らしく、成長するのに最適な場所だ。プレミアリーグでプレーすることは全員の夢であり、世界最高のリーグで戦えることを楽しみにしている』
この別れの手紙には、カンテラからの仲間であるホセ・アンヘル・カルモナに加え、かつて同じ道を歩み現在はレバンテで活躍するカルロス・アルバレスから『君は偉大だ』とエールが送られるなど、熱い絆が示されています。(via Estadio Deportivo / ElDesmarque / MARCA)