ファンル・サンチェス:プレミアリーグのボーンマスへの完全移籍が正式発表

ファンル・サンチェス(23歳、モンテキント出身)がイングランド・プレミアリーグのボーンマスへ完全移籍することが正式に発表されました。

移籍金は固定1100万ユーロ。これに加え、ボーンマスがヨーロッパカップ戦の出場権を獲得し、かつファンルが今シーズンの公式戦で50%以上の試合に出場した場合、200万ユーロのボーナス(変数)がセビージャに支払われる合意となっています。これにより最大1300万ユーロの取引となり、カンテラで大切に育ってきた彼の売却益はすべてセビージャの純利益(プラスバリア)として計上されます。さらに、セビージャは将来ボーンマスがファンルを他クラブへ売却した際、その移籍金の10%を受け取る権利も保持しています。

ファンルは2015年に12歳で Carretera de Utrera(ウトレラ街道)にあるセビージャのユースアカデミーに入団して以来、まさに人生の半分をこのクラブで過ごしてきました。昨夏にはプレミアリーグからの誘いを拒否して残留したものの、今夏はクラブの財政的な再建に貢献するとともに自らの成長のため、ボーンマスが提示した2031年6月までの長期契約を受け入れました。彼に対してはセリエAのナポリ、ローマ、アタランタ、フィオレンティーナといった数多くの強豪も熱心に追いかけていましたが、ボーンマスが移籍金で一気にリードを奪いました。

ファンルは日曜日のユトレヒト戦ではベンチで見守っていましたが、月曜日に一度セビリアに戻り、水曜日の朝にプライベートジェットでイングランドへ向けて出発、メディカルチェックを通過して正式発表に至りました。彼は土曜日にベティスとの親善試合(ラ・カルトゥハで開催)を控えるマルコ・ローゼ監督率いるボーンマスのメンバーに、すぐさま合流する可能性があります。

ファンルは別れに際し、感動的なメッセージを残しています。

『こんな別れの時が来るとは想像もしていなかった。セビリスタとして、誰もがずっとこのクラブに残ることを夢見るものだが、サッカーは何が起こるか分からない。クラブと話し合って検討した結果、新たな一歩を踏み出す時が来たと信じている。セビージャへの永遠の別れではなく、一生忘れられない一歩の終わりだ。2015年に12歳でカンテラに入って以来、このクラブは私の家だった。ここでサッカー選手として、そして人間として成長した。トップチームでデビューし、一生忘れられない夜を過ごし、幼い頃から憧れていた選手たちとロッカールームを共にした。セビージャのおかげで、スペイン代表の各年代でプレーし、オリンピック金メダル獲得という夢を叶えることもできた。すべての監督、チームメイト、スタッフ、器具係、そして何よりも、長年寄り添ってくれたファンに感謝したい。私はセビージャの選手だったことだけでなく、これからもずっとセビリスタであり続けることを誇りに思う。永遠に感謝している』

また、新天地の公式サイトを通じて次のように胸を躍らせています。

『自分にとっても家族にとっても本当に幸せだ。ここに来ることを切望していたので、ついにボーンマスの選手になれたと言えて嬉しい。非常にアットホームなクラブで、サッカー選手として成長し続けるためにとても適した場所だと思う。街も素晴らしく、成長するのに最適な場所だ。プレミアリーグでプレーすることは全員の夢であり、世界最高のリーグで戦えることを楽しみにしている』

この別れの手紙には、カンテラからの仲間であるホセ・アンヘル・カルモナに加え、かつて同じ道を歩み現在はレバンテで活躍するカルロス・アルバレスから『君は偉大だ』とエールが送られるなど、熱い絆が示されています。(via Estadio Deportivo / ElDesmarque / MARCA)

ジブリル・ソウ:セビリアからセリエA of ジェノアへの完全移籍が決定

スイス代表のミッドフィールダー、ジブリル・ソウ(29歳)が、イタリアの最も歴史あるクラブであるジェノアへの完全移籍を完了させました。移籍金は400万ユーロで、これは彼の契約解除金を満額支払う形で取引されました。

昨夏の移籍市場において、ソウはセビージャの非常に厳しい財務・サラリーキャップ事情を和らげるため、自身の給与をさらに1年間引き伸ばして prorratear(案分)することに自ら合意していました。クラブはその彼の男気あふれる経済的努力と歩み寄りに敬意を払い、本来であれば市場価値が750万ユーロ(Transfermarkt評価)にのぼる彼の契約解除金を、半額の400万ユーロに引き下げる合意をしていました。今回の移籍は、その時のクラブとの約束が忠実に果たされたものとなります。

ソウは2023年の夏、当時スポーツディレクターに就任したばかりのヴィクトル・オルタ氏の最初の大型補強として、Eintracht Frankfurt(アイントラハト・フランクフルト)に1000万ユーロを支払って加入しました。そのわずか1年前に、フランクフルトの一員としてまさにサンチェス・ピスフアンでヨーロッパリーグを制覇した輝かしい思い出があったソウですが、セビージャでの3シーズンは彼が思い描いていたヨーロッパの頂点を争う日々ではなく、ただリーグ残留を守り抜くためだけの苦しい闘争の日々となりました。それでもスイス代表としては常に主力であり続け、先日のワールドカップ2026でもスイスをベスト8(準々決勝)に導く大活躍を披露しました。

ソウは月曜日に一度プレシーズンに復帰し、火曜日にジェノアからの具体的な関心が明らかになると、水曜日にはルイス・ガルシア・プラザ監督の練習に参加せず、イタリアのジェノアへ飛んでメディカルチェックを無事に通過。木曜日に公式発表に至り、ジェノアと4年契約を結びました。

セビージャのフロントにとって、400万ユーロの現金収入以上に最大の恩恵となったのは、CL出場時代に設定されていた彼の超高額な給与枠が完全に浮いたことです。これにより、今夏の新規補強選手の登録を順調に進めるためのサラリー的な酸素が生まれました。

ソウは、非常にエレガントにセビリスタに向けて最後の手紙を公開しました。

『セビージャというクラブと街に別れを告げるのは本当に難しい。ここはサッカーが情熱と心で生きている場所であり、「死ぬまでセビリスタ」という言葉は単なる言葉ではない。最も困難な時期にそれを証明してくれた。皆さんがくれたサポートと愛情に感謝したい。それは私にとって常に大きな意味を持っていた。チームと皆さん、そしてサンチェス・ピスフアンに再び喜びが戻ることを祈っている!』

かつて彼はメディアに対して『私はヨーロッパでプレーし、タイトルを争うためにここへ来たが、現実はこのように苦しい残留争いになっている』と組織の惨状を厳しく指摘することもありましたが、去る瞬間の言葉にはサポーターに対する純粋な愛と感謝が凝縮されていました。なお、セビージャはすでにソウの代役として、セルタやヘタフェ、さらにはポルトガルのスポルティングCPも関心を示すジョージア代表MFギオルギ・コチョラシュヴィリの獲得交渉を進めています。(via ElDesmarque / Estadio Deportivo)

アルベルト・フローレス:カンテラ出身の若きGKがグラナダCFへ移籍合意

22歳で身長1.87mの優秀なカンテラーノゴールキーパー、アルベルト・フローレスが、スペイン2部(LALIGA HYPERMOTION)のグラナダCFへ完全移籍することで基本合意に達しました。

今回の合意内容において、セビージャはグラナダから即座の現金移籍金を受け取らない移籍金ゼロでの放出に合意しました。その代わり、グラナダが1部へ昇格するなどの各種パフォーマンス達成によってセビージャに支払われる豊富なボーナス(変数)を設定。さらに、将来グラナダがフローレスを他クラブへ売却した際、その移籍金の40%をセビージャが受け取るという、極めて大きな将来分配権利を留保することに成功しました。彼はグラナダと4年契約を結ぶ予定です。

フローレスは、ベハミン(育成)カテゴリーに所属していた12歳の頃から、なんと14年という極めて長い年月をセビージャに捧げてきました。昨シーズンはBチームであるセビージャ・アトレティコの主力として活躍したものの、チームは無念の2部RFEFへ降格。彼の育成段階はすでに終了したとクラブが判断し、フラン・ゴンサレスやオディッセアス・ヴラホディモスの加入によってファーストチームでの出場機会が完全に閉ざされたため、今プレシーズンのオランダ合宿中に急遽チームを離れてセビリアへと帰還し、去就を整理していました。

フローレスがこれまでにトップチームでピッチに立った公式戦はわずか1試合。Quique Sánchez Flores(キケ・サンチェス・フローレス)監督時代、コパ・デル・レイのヘタフェ戦で驚きの大抜擢を受け、見事に1-3の勝利を守り抜いたあの輝かしい1試合のみです。

移籍先となるグラナダでは、アルジェリア代表の守護神であり、フランス代表監督のジダン息子としても注目を浴びていたルカ・ジダンがワールドカップでのパフォーマンス不振から他クラブへの売却が内定しており、フローレスは新たにアルバセテから加入したラウル・リソアインと、パチェタ監督の下で激しい正守護神争いに臨みます。フローレス自身は『初日と同じ情熱を持って』新たな挑戦への準備を整えています。(via Estadio Deportivo / ElDesmarque)

フラン・ゴンサレス:スペイン代表GKコーチが絶賛する21歳の新守護神候補の全貌

レアル・マドリードから完全移籍で新たに加わった21歳のゴールキーパー、フラン・ゴンサレスに対する評価がすでに非常に高まっています。

スペイン代表U-19、U-20、そして現在はU-21で彼を直接指導しているゴールキーパーコーチのロベルト・バスケス氏が、彼のプレースタイルと人間性を絶賛しました。バスケス氏は、ゴンサレスがルイス・ガルシア・プラザ監督の下で、昨季チームを何度も救った絶対的GKオディッセアス・ヴラホディモスに対して、非常にハイレベルなレギュラー争いを仕掛けることができると確信しています。

バスケス氏によると、ゴンサレスの最大の武器は守備フェーズにおける圧倒的な強さにあります。

『彼は非常に大きなポテンシャルを秘めた選手であり、ユース年代から各国際大会で一歩ずつ確実なステップを踏んで成長してきた。セビージャという素晴らしいクラブへの加入は、彼が最高峰の舞台で自身の持つ本当の実力を示すための最高のシナリオだ。彼は特にシュートストップ能力と、1対1の極限状態においてその巨大な体躯(envergadura)を活かして相手のシュートコースを完全に消し去る技術に秀でている。しかし、彼が本当に周囲と圧倒的な違いを生み出すのは、空中戦(Juego Aéreo)の完璧なコントロールだ。単に身長が高いだけでなく、勇気を持って飛び出すメンタリティと、ボールの起動や軌道を的確に読む目を持っている。彼の空中戦の強さは、相手のセットプレー(a balón parado)を無力化するための、チーム全体にとっての巨大な保険となる』

さらにバスケス氏は、クラブが直面している混沌とした要求の厳しい環境も、若き彼にとっては全く問題ないと断言します。

『彼は若くして非常に優れた成熟度と、強い責任感を持っている。レアル・マドリードでも、そして我々のスペイン代表でも、常に最高峰のプレッシャーがかかる過酷な環境で育ってきたため、セビージャを取り巻く厳しい環境に押しつぶされるようなことは決してない。セビージャのゴールマウスに、これまでの数シーズンには見られなかった圧倒的な堅実さと落ち着き(matiz más sobrio)を間違いなくもたらしてくれるはずだ。ヴラホディモスという昨季のリーグ戦で最高の結果を出したライバルがいることは理解しているが、フランは最初の日から、敬意とチームへの貢献を重んじながら、非常に健全で猛烈な競争を仕掛けていくだろう。監督にとって、これほど嬉しい悩みはない。彼のポテンシャルの限界がどこにあるかは、今後の彼自身のピッチ上でのパフォーマンスが証明するだろうが、我々スペイン代表は彼の才能を100%信頼しており、トップレベルのキャリアを歩むと確信している』

また、バスケス氏は彼の人柄を表すエピソードとして、2024年7月にスペインが優勝を果たしたU-19欧州選手権での逸話を明かしました。

『フランはあの大会中、1分もピッチに立つことはできなかった。それは若い彼にとって決して簡単ではなかったはずだが、彼は不満を一切見せず、自分に与えられた役割を全全うし、チームを鼓舞し続けた。その素晴らしい人間性と教育、そして価値観こそが、彼の最も美しい強みだ。だからこそ、我々はわずか4ヶ月後、U-21代表の中で最も若い彼を何の迷いもなく招集したのだ』

この若き才能の加入は、セビージャのディフェンス陣に全く新しい信頼の風を吹き込んでいます。(via SPORT)

キケ・サラス:今シーズンの新キャプテンに任命され、魂の背番号16を継承へ

モロン・デ・ラ・フロンテーラ出身のカンテラーノ、キケ・サラスの重要性と存在感が、新生セビージャにおいて劇的に急上昇しています。

昨シーズン、そして一昨シーズンの非常に厳しいリーグ残留争いの中で、ディフェンスラインの絶対的な防衛壁としてチームを救い続けてきた若きサラス。ルイス・ガルシア・プラザ監督は、公式インタビューの中で彼を今シーズンの正式なキャプテンの一人に任命したことを高らかに明かしました。

『私は今プレシーズンにおいて、2名のキャプテンをすでに任命した。移籍市場が完全に閉まった後、もう1名を指名する予定だ。その決定している2名こそが、キケ・サラスとガブリエル・スアソだ。彼ら二人を中心に、選手間でさらに3名のキャプテンが選出されることになる。もちろん、これまでチームを引っ張ってきたマルカオも、変わらず敬意を込めたチームの精神的キャプテンだ。キケには、今こそ一歩を踏み出してリーダーシップを発揮すべき時が来たと伝えた。彼は、下部組織、献身的な姿勢、圧倒的な謙虚さ、および学ぶことへのハングリーさ……セビージャというクラブが最も大切にすべき重要な価値観のすべてを完璧に体現している素晴らしい選手だ』

サラス本人も、この指揮官の熱い信頼とキャプテンの任命に対して、

『キャプテンマークを巻くということは、あまりに特別で、エモーショナルなことだ。もしピッチで自分の左腕にあのマークを巻く瞬間が来たら、セビージャの魂と誇りを胸に、いつもと何一つ変わらず、このユニフォームのために自分のすべてのエネルギーを注ぎ込んで戦うことを約束する』

と力強く誓いました。

さらに、ファンルの移籍によって、セビージャにおいて最も特別で、最も神聖な背番号である「16番」が空き番号となりました。

この16番は、ピッチ上で若くして生涯を終えた伝説の Antonio Puerta (アントニオ・プエルタ)への敬意を込め、セビージャが永久欠番にすることを望んでいた番号です。しかし、ラ・リーガの厳格な規約によって欠番が認められておらず、そのためクラブはこの偉大なる16番は必ずカンテラで育ち、セビージャの血を引く選手が継承するという、ファンとの暗黙の美しいルールを徹底してきました。

これまでデビッド・プリエト、ディエゴ・カペル、ホセ・カンパーニャ、アントニオ・ルナ、アルベルト・モレノ、ルイスミ・サンス、フェデ・ファシオ、ヘスス・ナバス、そして昨季のファンル・サンチェスがこの重い番号を背負って戦ってきました。ファンルの旅立ちに伴い、アイサック・ロメロやホセ・アンヘル・カルモナといったカンテラ育ちの強烈なライバルがいるものの、キャプテンに任命されたキケ・サラスこそが、この偉大な16番を身にまとう最有力候補として現地で熱望されています。(via ElDesmarque)

ホセ・イニャシオ・ナバロ:モンチに並ぶ大移動の夏、11名獲得・15名放出を掲げる狂気の再編計画

スポーツディレクターに就任し、初めての夏を迎えたホセ・イニャシオ・ナバロ氏は、昨今のクラブの深刻な財政破綻(CL出場時の巨大給与に圧迫されている現実)を完全に打ち砕き、クラブのプレースタイルとキャラクターを一変させるため、かつての伝説的SDモンチ氏の狂気的な時代に匹敵する、最大30オペレーション規模の歴史的なチーム解体と再編成を猛烈な勢いで実行しています。

ナバロ氏はこの夏、すでに6名(オディッセアス、フラン・ゴンサレス、ファン・イグレシアス、アルナ・サンガンテ、フリオ・ディアス、ヨン・グリディ)の獲得に成功。そして、チームの給与を著しく逼迫していた高額年俸組を含む9名(ニュランド、ファンル・サンチェス、タンギ・ニアズ、ネマニャ・グデリ、セサル・アスピリクエタ、ヤヌザイ、アレキシス・サンチェス、アコル・アダムス、ラファ・ミル)の放出を完了させました。

特にアコル・アダムスは、1年半前に前SDヴィクトル・オルタ氏が550万ユーロで獲得していた選手ですが、イタリアのヴェネツィアに対して固定1680万ユーロに加え、簡単に達成できる変数ボーナスで最大2050万ユーロ、さらに難易度の高い変数300万ユーロという、圧倒的な大型売却を成立させ、クラブの金庫に巨額のキャッシュをもたらしました。また、1分も稼働せず巨額のサラリーを消費していたタンギ・ニアズをリールへと完全売却(給与の70%を選手自身が放棄したことで実質ゼロ円移籍となったものの、給与負担の100%解放に成功)できたことも、フロント内では大きな歓喜をもって迎えられました。

しかし、ナバロ氏の仕事はこれで終わりではありません。

クラブの財務を完全に正常化させ、1部で上位を争える競争力を蘇らせるため、ここから移籍期限までにさらに最低5名の獲得(守備的ピヴォ、中盤セントラル、実力派ウイング、そして絶対的なフォワード2名)と、最低5名の売却・放出(チームのプランから完全に外れているにもかかわらず、高給を理由に移籍を激しく拒否し難航しているジョアン・ジョルダン、フェデ・ガットーニ、ファビオ・カルドーゾ、アドリア・ペドロサ、そして開幕前までに放出を完了させたいチデラ・エジュケ)のオペレーションを進めています。

これにより、新規獲得11名・放出15〜16名という、セビージャの歴史に間違いなく刻まれる世紀の大改造が完遂されようとしています。すべては、ルイス・ガルシア・プラザ監督がピッチの上だけでフットボールに100%集中できる最高の環境を整えるための、緻密で非情なロードマップです。(via ElDesmarque / Estadio Deportivo)

ロビー・ウア:ハーランドに例えられるスコットランドの怪物FW獲得に800万〜1000万ユーロの公式オファー

セビージャは、イタリアのヴェネツィアへ大型売却したアコル・アダムスの穴を埋め、絶対的な攻撃の基準点となるエースストライカーの最優先ターゲットとして、スウェーデンリーグで大ブレイクを果たし、現在首位に立つシリウスに所属する22歳のスコットランド人フォワード、ロビー・ウアの獲得交渉を本格化させました。

ウアは身長1.89mの驚異的なフィジカルと卓越したスピード、そして左右どちらの足からでも強烈にゴールネットを揺らす圧倒的な決定力を誇るアタッカーであり、今シーズンの公式戦で20試合に出場し20ゴール3アシストという、言葉を失うような異次元のスタッツを叩き出しています。スウェーデンを拠点とする著名なサッカージャーナリスト、フレドリック・デ・ロン氏は、

『彼のピッチを爆走する姿は、かつてユース年代で暴れ回っていた頃のエルリング・ハーランドに酷似している。彼が一度機関車(locomotora)のように加速してディフェンスラインに突っ込んできたら、対峙するディフェンダーはただ恐怖のあまりピッチから逃げ出すしかない。それほど圧倒的だ。間違いなく、ヨーロッパの最高峰のレベルに到達する天才ストライカーだ』

と、彼の計り知れない資質を最大級の賛辞で表現しています。

SDナバロ氏は、ファンルとソウの売却によって手に入れた1500万ユーロの資金力と浮いた給与枠を惜しみなく投入し、シリウス側が要求している最低900万〜1000万ユーロの価格設定に対して、すでに満額に近い最初の具体的な獲得オファーを正式に書面で提示しました。

この超新星に対しては、イングランドのチェルシー、マンチェスター・シティといったメガクラブが若手を青田買いしてヨーロッパの他クラブで育成する特別プログラムの候補として彼を注視しているほか、フランスのロリアン、ギリシャのPAOKテッサロニキがセビージャと全く同等の具体的な獲得資金を提示してアプローチを強めており、獲得レースは非常に白熱しています。

しかし、ウア本人は、スペインのセビージャという、キャリアのステップアップにとってこれ以上ない素晴らしい舞台でのプレーに強烈に魅了されています。

『私の最大の目標の一つは、いつかヨーロッパの5大リーグのトップクラブで戦い、そのレベルを実感することだ。若い選手が素晴らしいリーグでこれだけのゴールを重ねていれば、当然ヨーロッパのメガクラブからの関心や噂が増えるのは当たり前だ。特に4ゴールを一度に決めた後は、周囲の騒がしさが何倍にも跳ね上がった。この夏に新たなステップを踏み出すことは、私自身の成長にとって間違いなく正しい選択肢であり、とても興味深いことだ。しかし、移籍市場は本当に長い。クラブから決定的な指示があるまでは、自分を育ててくれたシリウスを全力で助け、歴史的な素晴らしいシーズンを過ごすことだけに集中する』

と、彼自身の言葉からも、ステップアップに向けた極めて高いプロ意識と強い意志が伺えます。セビージャはこの週末までにシリウスとのクラブ間交渉をクローズさせ、8月15日のレイヨ・バジェカーノとの公式戦開幕にウアを間に合わせるための極秘の交渉スピードを引き上げています。(via Estadio Deportivo / ElDesmarque)

ゴールドマン・サックスによるクラブ売却独占権:不誠実なリバーサイドを排除し、2026年末までの売却と8000万ユーロ増資を計画

セビージャFCを取り巻く、長年にわたりファンを苦しめてきた終わりのない深刻なガバナンスと経営の混乱(laberinto institucional)ですが、ついに完全にプロフェッショナルな国際基準の売却プロセスへと移行し、出口が見え始めました。

大株主である経営陣は、約2週間前から、世界的超巨大投資銀行であるゴールドマン・サックス(Goldman Sachs)に対して、クラブ売却に関する完全なる独占窓口権を正式に付与しました。これにより、これまでのセビリア現地での些細な噂やメディアのノイズ、日和見主義的(opportunistic)な現地投資家の存在は完全に排除され、交渉の場はすべてアメリカのニューヨークへと移されました。ゴールドマン・サックスはセビージャの筆頭債権者(メインバンク)であり、クラブが正常な財務に戻ることが自身の利益に直結するため、最も買収に真剣な、西欧系の最高ランクの投資機関へのクラブ株式85%の売却交渉を水面下で極めて迅速に進めています。

この決定に伴い、これまで買収の最有力候補として名が挙がっていたリバーサイド・マネジメント・グループ(RMG)は、完全に交渉のテーブルから排除されました。彼らは過去1年半にわたって3回も買収のチャンスがありながら、具体的な購入価格を一度も書面で提示せず、ただ噂を流して大株主を marear (惑わす)だけの極めて不誠実な対応に終始していました。さらに、彼らが現地セビリアでの交渉代理人(インターロケーター)として、セビージャの過激ウルトラスである Biris Norte の元メンバーであり、現在はセビリア東(Sevilla Este)の閉鎖されたショッピングモールの近くでレストランを経営している人物を指名するという、4億5000万ユーロのメガ取引にはあまりに不釣り合いで、かつペペ・カストロ元副会長やデル・ニド・カラスコ現会長らと過去に個人的なトラブルを抱えていた問題児を連れてきたことで、完全に信用を失いました。

ゴールドマン・サックスは、かつてセルヒオ・ラモスと Five Eleven Capital がクラブ買収を提案した際、契約直前に突然クラブ評価額を35%も不当に引き下げて要求するという極めて悪質な裏切り行為を見せ、その後音信不通となった大失態(fiascos)を二度と繰り返さないため、今夏からSergio Ramos防止LOI(意向表明書ルール)を制定。交渉を進めるための絶対条件として、興味を示す投資家に対して事前に2000万ユーロの現金保証金デポジットを要求する厳格なルールを義務付けました。この要求を突きつけられた瞬間、財政基盤に不透明さがあったリバーサイドは即座に交渉を投げ出して逃亡しました。

ゴールドマン・サックスの現在の明確な財務計画は、2026年の年末までに信頼できる最高峰の新たな西欧系投資家への売却をすべて完了させ、その直後に、セビージャが再びヨーロッパのメガクラブとしての地位と栄光を取り戻すための絶対的な酸素となる最低でも8000万ユーロ以上の巨額の増資(資本拡大)を強制的に実行することです。これにより、暗黒の経営泥沼期はついに終わりの時を迎えようとしています。(via Estadio Deportivo)

ドイツ遠征:レバークーゼン戦に向け、デル・ニド・カラスコ会長ら幹部も同行する必勝態勢

プレシーズン合宿をオランダのガーデレンで過ごしてきたチームですが、金曜日の昼食前にオランダを離れ、最終調整の舞台となるドイツへと移動します。

対戦相手は、昨季驚異的な無敗記録を打ち立てたバイヤー・レバークーゼンです。

この非常にインテンシティの高い重要なラストテストに帯同するため、ホセ・マリア・デル・ニド・カラスコ会長、およびフットボール部門の最高責任者であるホセ・イニャシオ・ナバロSDの両名が、セビリアのオフィスでの怒涛の書類仕事を一時中断し、急遽ドイツへと旅立ちました。

現場で指揮を執るルイス・ガルシア・プラザ監督は、新規登録が可能となった選手たちの状態や、開幕戦に向けた最後の戦術システムの噛み合わせをこの強豪相手に突き詰める計画です。フロントと現場が一丸となり、開幕戦に向けた緊張感は最高潮に達しています。(via ElDesmarque)

【本日の総括】

セビージャFCは、ファンル・サンチェスのボーンマスへの完全移籍(最大1300万ユーロ)とジブリル・ソウのジェノア移籍(400万ユーロ)の同時発表により、悲願であったサラリーキャップの大幅な解放と新規獲得選手の登録完了を一気に成し遂げました。さらに、ハーランドに例えられる22歳の怪物FWロビー・ウアの獲得に向けた800万〜1000万ユーロの公式オファー提示、キケ・サラスの新キャプテン任命と背番号16継承への熱いシナリオ、さらにはゴールドマン・サックスによる独占売却権のニューヨーク移行と2026年末までの売却・8000万ユーロ増資のロードマップの確立など、ピッチ内外における世紀の大改革が怒涛の勢いで加速しています。