久保建英の劇的な戦線復帰とドイツ遠征ケルン戦のキックオフ

レアル・ソシエダは、ラ・リーガの開幕が間近に迫る中、プレシーズン5試合目のテストマッチに向けてドイツへと出発しました。タハ・タルベスで行われた直前のトゥールーズ戦では2-1で敗れており、ペレグリーノ・マタラッツォ監督率いるチームは、リーグ開幕を前に素晴らしいゲームフィーリングを取り戻し、戦術の連動性を研ぎ澄ますための非常に重要な調整の場としてこの遠征に臨んでいます。

今回のドイツ遠征における最大の魅力であり、現地メディアやファンを最も熱狂させているのは、日本代表のエース久保建英の劇的な戦線復帰です。久保はワールドカップ期間中に負傷を抱え、これまで長いリハビリプロセスを消化してきましたが、このほど完全な回復を果たしてチームのトレーニングに合流しました。マタラッツォ監督も彼の復帰を待ち望んでおり、今回のケルン戦でプレシーズン初の出場時間を与える方針を固めています。久保の右サイドでの圧倒的なキレ、創造性あふれるチャンスメイクは、新シーズンのチームの成否を分ける最大の鍵となります。

一方で、チームはゴンサロ・ゲデスの負傷による欠場が確定しているほか、大黒柱であるミケル・オヤルサバルもこの試合には同行しておらず、攻撃陣のやりくりには制限があります。そのため、指揮官はキックオフから全体の選手に細かく出場時間を分散させ、開幕に向けたコンディション調整と新たなクリエイティブな選択肢を試す計画です。

このケルンとの親善試合は、金曜日の18時00分(スペイン時間)にキックオフされます。試合は完全な非公開としてドイツクラブの練習場で実施されますが、その翌日にはメインスタジアムであるライン・エネルギー・シュタディオンでのメインの戦いが控えています。なお、この金曜日の注目の復帰戦の模様は、レアル・ソシエダの公式テレビチャンネルであるReal Sociedad TVのYouTubeを通じて、オンラインで無料生中継されることが決定しています。(via MARCA)

ディフェンス再建の切り札ナイエフ・アゲール獲得に向けた緊迫の直接交渉

エリック・ブレトスSD率いるスポーツ部門は、移籍市場の最終盤に向けて非常に緻密なロードマップを遂行しています。マタラッツォ監督の強い要望に基づき、補強の最優先事項として設定されているのが、ディフェンス中央の要となるセンターバック、および攻撃陣の獲得です。

このディフェンスラインの補強候補として、ラディスラフ・クレイチやゼゼといった名前がリストアップされてきましたが、現在その獲得レースで圧倒的な最有力候補として急浮上し、交渉が本格化しているのがモロッコ代表DFナイエフ・アゲールです。

アゲールは2シーズン前、ウェストハムからの期限付き移籍でアノエタに在籍しており、その卓越した守備技術、リーダーシップ、およびビルドアップの安定感によってサポーターやクラブ関係者に極めて素晴らしい印象を残した実績があります。ソシエダは彼の復帰を熱望しており、すでに獲得に向けた具体的な直接交渉を公式にスタートさせています。

アゲールは昨シーズン、2300万ユーロという巨額の移籍金でオリンピック・リヨンへと完全移籍し、2030年までの長期契約を結んでいました。しかし、リヨンが今シーズンのチャンピオンズリーグ出場権を逃したことで急激な財務計画の変更を余儀なくされ、チーム全体の給与削減や資産売却を進めるために、彼を放出リストに載せざるを得ない状況となりました。

リヨン側は獲得時に支払った巨額の投資を回収するため、安易な安売りには応じない姿勢を見せていますが、レアル・ソシエダはこれまでの良好な関係とアゲール本人が再びサン・セバスチャンでプレーすることへの前向きな姿勢を武器に、取引を成立させるための糸口を探っています。新戦力の獲得が遅れていることに焦りを感じていたファンにとっても、この実力派ディフェンダーの復帰交渉は非常に大きな希望となっています。(via ElDesmarque)

レアル・マドリードの至宝エンドリックのレンタル獲得に向けた電撃打診

攻撃陣に絶対的な爆発力とスピードをもたらすため、レアル・ソシエダのフロント陣がレアル・マドリードの保有する20歳のブラジル代表FWエンドリックのレンタルでの獲得を目指し、具体的な条件や移籍の意思について公式に問い合わせを行いました。

ソシエダがエンドリックの獲得を試みるのは今回が初めてではありません。実は約1年前にも彼のレンタル移籍合意に極めて接近していましたが、当時の少年の不測の身体的トラブルや故障の再発によって直前で取引が破談となった経緯があります。今回、アタッカー陣に裏のスペースへと一気に抜け出す推進力と高い機動力を求めているマタラッツォ監督の戦術プランに合致する理想的なピースとして、再び獲得交渉の扉が叩かれました。

エンドリックに対しては、レアル・ソシエダのほかにレアル・ベティス、ビジャレアルといったラ・リーガの実力派ヨーロッパカップ戦出場クラブも一斉に問い合わせを行っており、非常に激しい争奪戦が形成されています。レアル・マドリード側は、今夏にディオマンデやCarlos Espiといった大物FWを獲得したことで前線の競争が激化しており、エンドリックのさらなる成長のために出場時間が確保できるレベルの高いクラブへのレンタル放出を検討せざるを得ない状況にあります。

エンドリックは昨季の後半戦にリヨンへレンタルされ、21試合で8ゴールを記録。レアル・ソシエダのファンにとっては、コパ・デル・レイ準決勝のホーム&アウェーの両試合で圧倒的なスーパーゴールを突き刺された記憶があり、その得点力と才能はサン・セバスチャンの地でも非常に高く評価されています。

もし彼を獲得できれば、今夏の巨額投資の目玉であるオスカールソンや、クラブの象徴であるミケル・オヤルサバルと前線で激しくポジションを争うことになります。マタラッツォ監督は、オヤルサバルを一列下げた「10番」の位置で起用し、最前線のオスカールソンや新加入の選手と共存させて攻撃の破壊力を極限まで高める魅力的な新戦術システムを思い描いており、エンドリックの獲得はそのプランを完成させるためのピースとなります。(via Mundo Deportivo)

トルコの19歳の超新星ムスタファ・ヘキモグルへの最初の獲得オファー提示

レアル・ソシエダは、移籍市場におけるもう一つのアプローチとして、トルコの名門ベシクタシュに所属する19歳の至宝、ムスタファ・エルハン・ヘキモグルの獲得に向けた最初の公式オファーを正式に提示しました。

ヘキモグルはベシクタシュと2028年までの契約を残しており、トルコU-21代表でも活躍する、ヨーロッパ中で評価が急上昇している若き才能です。彼の本職はセンターフォワードですが、圧倒的なスピードと高いテクニックを活かして左ウイングとしても非常に高いレベルでプレーできる、万能アタッカーのプロフィールを持っています。

この「複数ポジションをこなせる多様性」こそが、指揮官であるマタラッツォ監督が今夏の補強においてフロントに強く要求していた最優先の条件でした。ヘキモグルはまだトップチームでの絶対的な得点量こそ少ないものの、その計り知れない成長ポテンシャルとプレースタイルは、市場価値をすでに500万ユーロ前後にまで押し上げています。

エリック・ブレトスSDは、この将来有望なトルコの逸材を確保することで、クラブの補強の停滞感を完全に打破し、若手の育成と同時にファーストチームの選手層を劇的に厚くする計画です。ベシクタシュからの回答を待つ状況ですが、ソシエダの熱意は非常に高いレベルに達しています。(via ElDesmarque)

レアル・ソシエダBのLALIGA Hypermotion開幕戦に向けたチケット販売開始

ファーストチームだけでなく、クラブの誇る下部組織であるレアル・ソシエダBも、いよいよLALIGA Hypermotion(スペイン2部リーグ)での新たな挑戦のスタートラインに立っています。

レアル・ソシエダBの記念すべき開幕戦は、8月14日の金曜日、20時30分からホームの練習場であるズビエタにCDカステリョンを迎えて開催されることが決定しました。この一戦に向けた観戦チケットの販売が、公式にスタートしました。

この開幕戦のチケットは、セキュリティとサポーターの安全を最優先に確保する観点から、対戦相手であるCDカステリョンの2026/2027シーズンのソシオ、および昨季のファンクラブ会員資格保持者に対してのみ、オンライン限定で独占的に販売が開始されています。販売期間は非常に限られており、3月10日の月曜日12時00分、または予定された枚数が完売した時点で締め切られる予定です。チケット価格は一律20ユーロに設定されており、当日はスタジアムゲートにおいて本人確認のための公的な身分証明書の提示が強く推奨されています。(via SPORT)

【本日の総括】

レアル・ソシエダは、ワールドカップでの負傷を完全に乗り越えた久保建英のケルン戦での電撃的な戦線復帰という最高のニュースに沸いています。長らく補強のゼロ状態が続いていた移籍市場においても、守備の元エースであるアゲールの復帰交渉の本格化、レアル・マドリードの怪物エンドリック獲得への打診、そしてトルコの若き万能アタッカーであるヘキモグルへの公式オファー提示など、ペレグリーノ・マタラッツォ監督率いる新生チームの完成に向け、フロント陣が極めて野心的かつ怒涛のアプローチを仕掛けています。