フォファナ電撃加入の全真相と来季完全移籍への光明
移籍市場最終日の8月31日から9月1日にかけて巻き起こったフランス代表MFユスフ・フォファナのセビージャ電撃加入劇について、その詳細な舞台裏と本人のコメントが明らかになった。
フォファナは当初、オリンピック・リヨンへの移籍で合意していたが、移籍最終日の20時時点でリヨン側の登録手続きが間に合わず破談となった。ACミランではルベン・アモリム監督の構想から外れており、そのまま残れば出場機会を失う危機に瀕していた。そこへセビージャのスポーツ部門を率いるホセ・イグナシオ・ナバロ氏が急襲。わずか数時間で交渉をまとめ上げ、プライベートジェットを手配してセビージャへのローン移籍を完成させた。セビージャ側が支払ったコストは年俸の折半と100万ユーロのレンタル料のみで、本来の獲得コストの8%以下という破格の条件だった。
フォファナ本人はインタビューで、緊迫した当時をこう振り返っている。『リヨンに行けなくなった時は困惑したが、悪いことの後には必ず良いことがやってくる。セビージャはリヨンと同じくらい素晴らしいビッグクラブであり、着いた瞬間にその偉大さを実感した』『ミランや監督がなぜ僕を構想外にしたのか今でも分からないが、残って無理に出場を求める気はなかった。僕を強く必要としてくれたセビージャに来られて心から幸せだ』。
加入後わずか4試合で圧倒的な存在感を発揮し、先日のバルセロナ戦でも見事なゴールを記録したフォファナ。契約には買い取りオプションが含まれていない純粋ローンであり、来夏には一度ミランへ戻る予定となっている。市場価値は2200万ユーロ前後と高額で、現在のセビージャの財政規模では完全移籍での買い取りは容易ではない。しかし、来夏時点でミランとの契約が残り1年となることや、今季セビージャが欧州カップ戦出場権を獲得して資金力を高めることができれば、完全移籍や再ローンの道が開ける可能性を残している。
(via Estadio Deportivo / ElDesmarque)