サン・マメスのW杯開催危機とセビージャのフロント辞任劇

2030年ワールドカップの開催地としてリストアップされているアスレティック・ビルバオの本拠地、サン・マメスが候補から外れる可能性が浮上している。ビスカヤ県の行政トップであるエリシャベテ・エチャノベ(PNV)がラジオ番組で、『このようなイベントを望まない人たちもいる。イベントによって来る人々(サッカーファン)の層が違うため、深く考える必要がある』と、開催に極めて消極的な姿勢を示した。これに対し、社会労働党(PSE)や国民党(PP)が『ナショナリズムのアイデンティティへの執着を県民の利益よりも優先している』と猛反発し、深刻な政治的対立に発展している。

一方、セルヒオ・ラモスらのグループへの身売りが迫るセビージャFCでは、内紛による辞任劇が発生した。理事会のメンバーであるホルヘ・マリン・グラナドスが、スポーツ部門の補強方針や支出に関する経営陣との意見の対立から辞任を発表した。彼は無報酬で理事を務め、過去にはバレンティン・バルコのレンタルやアコル・アダムスの登録費用を自腹で支払っていた人物だった。さらに、スポーツディレクターのアントニオ・コルドンもクラブの財政を助けるため、自身の退職金と残り2年分の契約年俸を全額放棄してクラブを去ることを決断。今後はメキシコかモナコへの移籍が有力視されている。(via ElDesmarque / Mundo Deportivo / Estadio Deportivo)

ヴィニシウスの破局報告と、ジョージナのマドンナ・オマージュ

レアル・マドリードのヴィニシウス・ジュニオールが、約1年間交際していたインフルエンサー兼司会者のヴィルジニア・フォンセカと破局したことを明らかにした。数日前にヴィルジニアがSNSで「感情の壁を作らずに自分らしく生きたい」と破局を匂わせる声明を出していたが、ヴィニシウスも自身のInstagramストーリーに手を繋いだ写真を投稿し、『君の隣でのすべての瞬間と学びは忘れられないものになった! 君の人生の成功を祈っているよ。自分の人生の一部を僕に捧げてくれて、永遠に感謝する。元気でね!』と、非常に成熟した大人の別れのメッセージを綴った。

一方、カンヌ国際映画祭ではクリスティアーノ・ロナウドのパートナーであるジョージナ・ロドリゲスが、ケリング主催の「Women in Motion」イベントに衝撃的な姿で登場し、全メディアの注目をさらった。彼女はプラチナブロンドのウィッグを被り、ウエストを強調する黒の細いベルト、ショパールのジュエリー、グッチのヒールというスタイルを披露。これは、トム・フォードが手がけていた90年代のグッチのミニマリズムと、1995年のMTVビデオ・ミュージック・アワードでマドンナが見せた伝説的なポップ・ルックへの完全なオマージュだった。(via SPORT / MARCA / Mundo Deportivo)

【本日の総括】

本日はピッチ外での大きな動きが相次ぎました。ダニ・カルバハルの感動的な退団とバルベルデへのキャプテンマーク継承、モウリーニョのレアル・マドリード帰還に向けた生々しい裏側の条件、そしてペップ・グアルディオラのマンチェスター・シティ退団という、欧州サッカーの勢力図を揺るがす監督・選手人事の話題が目立ちました。

また、ネイマールのW杯サプライズ選出やイングランド代表の異例のホテル防音対策、アラウホのテレビでの奔放な発言など、クスッと笑えるエピソードから、レアル・サラゴサの降格によるファンの暴徒化やサン・マメスのW杯開催を巡る政治対立、ネグレイラ事件の反撃といったシリアスな事件まで、感情の振れ幅が大きい一日でした。選手たちのプライベートでは、ラッシュフォードの復縁やヴィニシウスの破局など、明暗が分かれる結果となっています。