エルクレスの本拠地買収計画と、親善試合で勃発した複数の乱闘劇
1982年のワールドカップでも使用されたアリカンテのホセ・リコ・ペレス・スタジアムの劣化が深刻な問題となっている。壁のシミ、水漏れ、汚れ、固定されていない座席、周辺のゴミや動物・人間の排泄物、落書きなど、放置状態が続いており、ファンからは安全性を危惧する声が絶えない。これを受け、エルクレスは現在の所有者であるバレンシア州政府金融機関からスタジアムを買い取り、全面的な近代化改修を行う意向を伝えた。クラブのオーナーであるオルティス一家は「基礎構造には問題がない」と主張し、開幕に向けてトイレの修理や清掃など一時的な対応を急いでいる。
一方、ピッチ外の熱気は親善試合のピッチ上にも持ち込まれ、複数の会場で乱闘劇が勃発した。ビジャレアル対RCランスのComo Cup決勝では、後半アディショナルタイムにパウ・ナバーロがランスの選手を背後から不必要に蹴り倒し一発退場。これをきっかけに両チームの選手が入り乱れる大規模な乱闘(タンガナ)に発展した。また、ストーク・シティ対バレンシアの親善試合でも、試合終了後ずっと経ってからヘスス・バスケスを巡る小競り合いから乱闘騒ぎが起きるなど、プレシーズンとは思えない殺伐とした空気が漂っている。
(via SPORT / MARCA / Estadio Deportivo / Mundo Deportivo)
【本日の総括】
移籍市場の動き以上に、ピッチ外での舌戦や感情のぶつかり合いが目立った一日。テバス会長によるFIFAへの痛烈な批判や、チミー・アビラのサッカー界のシステムを突く過激な発言は、業界の構造的な問題を浮き彫りにしています。また、ジョレンテの男らしさへの反論やメンディの開き直りなど、SNSを通じた選手たちの率直な自己主張が現代サッカーの新たな側面を映し出しています。キングスリーグや親善試合での乱闘騒ぎを含め、新シーズンに向けた熱気とフラストレーションが各地で限界点に達しているようです。