アスレティック・ビルバオ
今シーズンから新たにチームの指揮を執るエディン・テルジッチ新監督のもと、アスレティック・ビルバオは、土曜日の17時00分、本拠地 San Mamés においてセビージャFCを迎える、公式戦の実戦デビュー(初陣)に挑みます。
テルジッチ監督は、昨シーズンまで2年間の沈黙(ブランク)を破ってビルバオの監督に就任。プレシーズン中のテストマッチでは「ディフェンス時には4-4-2の強固なブロックを敷き、オフェンス時には3-4-3の可変攻撃システムへ流動的に移行する」という、極めて戦術的なビルバオの攻撃モデル(メカニズム)を仕込んでおり、どのようなスターティングイレブンが La Catedral(聖堂)のピッチに現れるか、ファンやサポーターの間で熱い議論とインプレッションが飛び交っています。
現時点のチームのスカッド状況として、GKには Unai Simón、左には Yuri の先発が確実視されています。中央のセンターバックは、スペイン代表のW杯王者であり、合流からわずか10日しか経過していない Aymeric Laporte の先発起用は体力的に極めて困難であるため、プレシーズンで最も稼働時間の長かった Paredes が、 Yeray とコンビを組む見込みです。
右サイドバックは、プレシーズン最終の Atalanta 戦で先発した Areso と、 Marseille 戦でアジリティをアピールした Hugo Rincón の二人が極めて高いレベルでポジションを争っています。
中盤の底には、Galarreta と Gerenabarrena の屈強なダブルピヴォットが先発濃厚であり、トップ下には、プレシーズン中に4ゴールをマークしてそのキレと戦術眼を示した Sancet が、カンテラ出身の若き逸材 Canales を抑えてスタメンを勝ち取る見通しです。
前線の攻撃陣は、右ウイングに Nico Williams、左に Robert Navarro、そして最前線の中央には、プレシーズン中の打撲を完全にクリアし、すでに夏の間だけで6ゴール(pichichi)をマークして絶好調を維持する Guruzeta が急先鋒として先発起用され、聖地での今季最初の勝ち点3をア・コルーニャやビルバオの目の肥えた観客の前で証明しにいきます。(via Mundo Deportivo)
ヘタフェCF
ヘタフェCF(Getafe CF)は、木曜日の夜、本拠地 Coliseum において、セルビアの名門パルチザン・ベオグラードを3-1で下し、悲願のカンファレンスリーグ本戦(フェーズ・リーガ)出場権獲得に向けて、極めて強力な「大逆転勝利」を完遂しました。
試合は前半、10分に Johan Mojica(ヨハン・モヒカ)の正確無比なクロスを、 Enes Ünal(エネス・ウナル)が完璧なボレーで叩き込んで先制。しかし前半終了間際の43分、ディフェンスの一瞬の desajuste(気の緩み)から Seck に同点ゴールを許しました。
さらに後半開始直後、ディフェンダーの Abqar(アブカル)が自身の2枚目のイエローカードを受けて電撃退場処分となり、チームは後半のほぼ全てを「10人」で戦う極めて絶望的な状況に陥りました。
しかし、ここから指揮官ホセ・ボルダラス監督の徹底した競争主義とメンタルアプローチが牙を剥きました。チームは10人とは思えないほどの強烈なインテンシティでパルチザンを圧倒。
そして87分、 Enes Ünal からのパスを、ペナルティエリア中央に侵入した Martín Satriano(マルティン・サトリアーノ)が、かつてのレジェンド・グティ(Guti)を彷彿とさせる、誰も予想しなかった極上の一瞬の「taconazo(ヒールパス)」を披露。これに飛び込んだ Andrés García が冷酷にゴール左隅へ流し込んで2-1。さらにそのわずか3分後の90分、この日最高の活躍を見せていた左サイドバックの Mojica が、ペナルティエリア外から時速110キロを超える超強力な弾丸「latigazo(シュート)」をゴールネットに突き刺し、劇的な3-1の完勝劇を締めくくりました。
ボルダラス監督は、会見で『選手たちのこの信じられないほどの闘争心と、後半に見せたアジリティは、本当に我がクラブの美しいアイデンティティ(哲学)を体現している』と、新戦力の Francho( aragón 出身で火曜日に加入したばかりで即座にフル出場を果たした)らを大絶賛。しかし同時に、『ベオグラードでの vuelta(第2戦)は、信じられないほどの地獄のプレッシャーが待っており、極めて難しいゲームになるだろう』と、喜びを抑えて引き締めを図りました。
ピッチ外では、クラブ史上最多得点者である Borja Mayoral(ボルハ・マヨラール、30歳)の放出交渉が最終局面を迎えています。マヨラールは現在、ボルダラス監督の戦術ヒエラルキーにおいて Satriano と Ünal の後塵を拝して第3の選択肢まで転落しており、年俸500万ユーロ(約5M€)というチーム最高給(クラブフランチャイズ)の彼を売却することで、ヘタフェは最終盤での新規補強の登録上限を一気に解放するアプローチを進めています。(via Estadio Deportivo / ElDesmarque / Mundo Deportivo / MARCA)