アトレティコ・マドリード
アトレティコの絶対的なエースとして君臨してきたフアン・アルバレスを巡り、クラブ、サポーター、そして選手本人の間で極めて深刻な亀裂が生じています。
アルバレスがワールドカップ期間中に『私の夢はバルサでプレーすることであり、移籍を強く希望している』と公に主張して以来、サポーターとの関係は破綻。金曜日の朝、アトレティコの練習場である「セロ・デル・エスピノ(Cerro del Espino)」には、アルバレスの背番号である19番を赤字でバツ印にした標識や、『Julián fuera(ジュリアンよ、出ていけ)』とダイレクトに書かれた手書きの抗議ポスターが複数枚も設置され、チームのロッカールームを揺るがす異常事態となりました。サポーターグループは、開幕のMálaga戦でピッチに立った彼に対し、スタンドから激しい侮辱のコールを浴びせており、この不穏な動きに対し、ディエゴ・シメオーネ監督は会見で、以下のようにサポーターを養護する不穏なコメントを残しました。
『私は、自分たちのクラブを愛するサポーターたちの気持ちや態度を、いかなる時も100パーセント深く尊重しています』。
現在、バルセロナへの移籍を頑なに拒絶するクラブCEOのミゲル・アンヘル・ヒル・マリン氏は、プレミアリーグのアーセナルからの巨額な移籍金提示による売却手続きの開始には応じる姿勢を示していますが、アルバレス本人がイングランドへの帰還を頑なに拒否。『私の夢はバルサのシャツを着ることだ』とエージェントに主張して対立を続けています。なお、バルサ側が提示した「1億ユーロの6回分割払い」というオファーは、アトレティコ側から『あまりにも安すぎる子供じみた内容だ』と一蹴されました。
この事態を受け、ロッカールームでは同胞のアルゼンチン代表ディフェンダー、クリスティアン・クティ・ロメロが以下のようにアルバレスのモチベーションを代弁して彼を全力でサポートしています。
『フアンの現在の状況を私たちはよく理解している。トレーニングでの彼は誰よりも熱心であり、アトレティコを勝利に導くためのゴールと笑顔をサポーターに届けることに、100パーセント集中している。彼のプロフェッショナリズムは何も疑う余地はない』。
その一方で、ディレクターのマテウ・アレマニー氏は、セルロートの負傷離脱とアルバレスの不安定な去就に備え、攻撃の急先鋒としてチェルシー所属のセネガル代表FWニコラス・ジャクソンの獲得に向けてロンドンに直行。チェルシーは700万ユーロ(約70M€)での完全移籍売却を求めているものの、Cuti Romeroの3300万+変数700万ユーロでの獲得によってサラリーキャップの限界に直面しているアトレティコは、給与の大部分を負担させた「期限付き移籍(ローン、買取オプション付き)」での獲得に向け、アストン・ヴィラとの競合を前に最終調整を進めています。
また、21歳のミッドフィルダー、オベド・バルガスは新加入のロメロに自身の背番号「21」を譲って「3」番に変更。現在は放出リストに名が挙がっており、Sevilla、Valencia、Getafeなどのクラブがレンタルでの獲得を狙っています。さらに、クラブはマジョルカから19歳のアタッカー、マルク・ドメネクをレンタル(買取オプション付き)で獲得することに合意。まずはBチーム(アトレティコ・マドリーニョ)でフェルナンド・トーレス監督の指導を受ける予定です。チームは今週の日曜日、17時30分からメトロポリターノで強敵Villarrealを迎え撃ちます。(via Mundo Deportivo / MARCA / Estadio Deportivo / ElDesmarque / Esport3)
レアル・ソシエダ
悲願のチャンピオンズリーグ参戦を逃し、今シーズンはヨーロッパリーグに臨むレアル・ソシエダは、移籍ウインドウ閉幕まで2週間未満に迫りながら、新規補強の公式発表が未だにゼロという異例の事態に直面しています。
マタラッツォ監督は会見の席で、スポーツディレクターのエリック・ブレトス氏やジョキン・アペリバイ会長との間で『市場での交渉において、ときには熱く感情的な議論になることもある。しかしそれはプロとして当然のプロセスだ』と認め、センターバック、右サイドバック、あるいは強靭なミッドフィルダーの「3つの補強プロファイル」の獲得を強く要求しています。
その右サイドバックの最有力候補として、バルセロナの20歳の神童ヘクター・フォルトの獲得に向け、アプローチを強化したものの、ボルシア・ドルトムントが1500万ユーロ規模での買い取りに向けてバルセロナ側と非常に具体的な交渉を進めており、フォルト本人もドルトムント行きを熱望して待機しているため、交渉は極めて困難を極めています。
一方で、チームの絶対的な大黒柱である日本代表MF久保建英は、プレシーズン中の軽微な怪我を無事に乗り越え、コンディションは100パーセント完全復活。金曜日の夜に行われるレアル・ベティスとの開幕戦(事実上の実戦初陣)に、右ウイングとして先発出場することが確実視されています。
しかし、この重要な開幕を前に、クラブはあまりにも早すぎる深い悲しみのニュースに包まれました。下部組織やサンセ(Bチーム)の栄養士を務め、選手たちから実の兄のように愛されていた31歳のイオン・ゴメス氏が、長い闘病の末にこの木曜日に他界したのです。久保建英とはかつて病床の彼に向け、Levante戦でのゴール後に『Eutsi Iongo, zurekin gaude(イヨン、踏ん張れ、俺たちは君と共にある)』と書いたメッセージシャツをカメラに掲げてお見舞いを送った深い友情の絆がありました。この早すぎる別れを悼み、金曜日の夜のベティス戦を戦うファーストチームの選手たちは、全員が右腕に「黒の追悼喪章(brazalete negro)」を巻いてピッチに立ち、イオン氏の魂と共に戦うことが正式決定されました。
また、今シーズンから「第二キャプテン」に指名された生え抜きのディフェンダー、イゴール・スベルディアは会見で、自身のスタメンを巡るライバルとの競争や、補強ゼロの状況について以下のように誇り高く語り、強い自負を覗かせました。
『誰をスターティングイレブンに送り出すかを決めるのはマタラッツォ監督の絶対的な仕事です。私はこのクラブにおいて、すでに誰に対しても、自分のクオリティを証明する必要はありません。11年間、このソシエダの最前線でプレーし、2つのタイトルを勝ち取ってきた自負があります。どのようなポジション、どのような役割を任されようとも、私はプロとしての完璧な範を示し、若い potrillos(下部組織の選手たち)の完璧な手本であり続けるだけです』。
さらに、前線では、チェルシー戦でのGKロベルト・サンチェスからの無謀なタックルにより深刻な膝の怪我が心配されていた21歳のアイスランド代表FWオーリ・オスカルソンが、幸いにも打撲のみで練習に完全復帰。オスカルソンは『ミケル(オヤルサバル)は偉大な指導者であり、彼が10番、私が9番として最前線で共存して決定的なラストパスを彼から受け取ってゴールを陥れる。この共存シナリオこそが、今シーズンのレアル・ソシエダの攻撃を最もダイナミックにする、素晴らしい解決策になると確信しています』と力強く語りました。エースのオヤルサバルはコンディションを考慮されてベンチからのスタートとなりますが、RFEFは8月29日のホーム開幕戦(Espanyol戦)において、世界王者としての功録を称え、本物のワールドカップトロフィーをアノエタに凱旋させる栄誉ある公式セレモニーの実施を正式決定しました。(via DiarioVasco / ElDesmarque / NoticiasDeGipuzkoa / Mundo Deportivo / El Diario Vasco)
レアル・ベティス
絶対的な名将マヌエル・ペジェグリーニ監督のもと、実に「7年目の挑戦」となる今シーズン、ベティスは21年ぶりとなる悲願のチャンピオンズリーグ参戦に大きな興奮に沸いています。
クラブは長年模索を続けていた絶対的なストライカーとして、AZアルマールからアイルランド代表の24歳フォワード、トロイ・パロットを移籍金1600万ユーロ(変動300万ユーロ)で完全獲得したことを公式発表しました。発表を記念して制作された、名作「Mindhunter(マインドハンター)」をオマージュしたFBI捜査パロディ動画には、アイトール・ルイバルとエズ・アブデがエージェント役で出演し、SNS上で大バズり。エースであるイスコの妻で有名女優のサラ・サラモが『ベティスに完全に心を奪われました。本当にこのクラブは信じられないくらい素晴らしいプロデュースをする』と大絶賛し、前クラブのAZからも『彼を大切に扱ってほしい』と心温まるコメントが届けられました。
また、パロットはクチョ・エルナンデスが着けていた「19」番を背負うことが決定し、プレシーズンで台頭したクチョ・エルナンデスは、アルゼンチンへ完全移籍(インデペンディエンテと2028年までの契約で合意)したチミ・アビラの「9」番を公式に継承。カンテラから昇格したアンヘル・オルティスは「12」番、ファクンド・ベルナルは「6」番、フラン・ガルシアは「11」番、Diego Condeは「13」番を選択しました。
しかし、この開幕を前に、守護神のファーストチョイスであったディエゴ・コンデがプレシーズン中に全治1.5ヶ月の長期離脱を強いられることが確定。これにより、一軍登録のGKはアルバロ・バジェスと1部での実戦経験がないカンテラ出身の若きマヌ・ゴンサレスのみという薄氷の体制となり、ペジェグリーニ監督は、以下のように率直に強い懸念を示しました。
『ディエゴの離脱中、私たちはチャンピオンズリーグの過酷な激闘と、リーガの重要な試合のすべてを、アルバロとマヌだけで乗り切らなければならない。マヌは将来が非常に有望な素晴らしいゴールキーパーであることは疑いようがないが、1部での実戦経験が一度もない若者に、いきなりチャンピオンズリーグのあの極限のプレッシャーがかかる舞台を任せることは、あまりに巨大な経済的・スポーツ面でのリスクを伴う。アルバロのコンディションやディエゴの復帰のスピードを見守りつつ、最善の決断を下さなければならない』。
チームはリザーブチームに向けてアルバロ・デ・パブロを緊急補強して危機に備えています。一方、もう一人の主力であるウイングのエズ・アブデは膝に違和感を抱えているため、金曜日のソシエダ戦のメンバーから完全に除外。しかし、足首のリハビリ中にあった大黒柱のイスコ・アラルコンが驚異的な回復力で招集メンバー入り。ペジェグリーニ監督は『彼がただピッチに立ってボールに触れるだけで、私たちのチームには圧倒的な違いと勝負への勇気がもたらされるのだ』と喜びを隠しません。
水面下では、パロットに続く「最大の仕上げ」として、レアル・マドリードをフリートランスファーで退団したダニ・セバージョスの復帰交渉を全力で進めており、セバージョス自身もSNSでベティスのシンボルである緑色の文字とともに、愛と情熱を最優先にする歌詞を投稿して相思相愛の関係をアピールしています。資金確保のため、20歳のアタッカー、パブロ・ガルシアのハル・シティへの完全移籍交渉(総額約900万から1000万ユーロ規模)を90パーセントまで完了。なお、ニャンゴロ・ブアレが契約延長拒否によって干されているとの疑惑に対し、指揮官はピヴォットに負傷者が続出したための戦術的措置であったと公式に否定しました。(via ElDesmarque / Estadio Deportivo / SPORT / MARCA)
セビージャFC
新生セビージャFCは、開幕のラージョ戦における0-1の劣勢を、ルイス・ガルシア・プラザ監督が放ったロッカールームでの情熱的なハーフタイムスピーチによって見事に2-1で逆転。奇跡的な Remontada(大逆転劇)で今シーズン最高のスタートを飾りました。
ピッチ外では、ポルトガルの Sporting CP から27歳のジョージア代表ミッドフィルダー、ギオルギ・コチョラシュヴィリを、ジェノアへ契約解除金(400万ユーロ)を支払って完全移籍したジブリル・ソウの売却益をそのまま充てることで、総額550万ユーロ(固定400万ユーロ+変動150万ユーロ)の完全移籍で獲得合意。コチョラシュヴィリはすでにセビージャの街に到着しており、メディカルテストをパスした後に2030年までの超長期契約を締結し、土曜日のサン・マメスで行われるAthletic戦へ緊急登録で同行させる予定です。
一方で、スイス代表の快速ウイング、ルベン・バルガスは右膝の不調により金曜日の全体練習からも離脱。メンディリバル監督が率いるオリンピアコスから1200万ユーロの公式打診があるものの、クラブ側が要求する「最低1500万から2000万ユーロ」の価格差を巡り、ナバロSDは簡単には妥協しない構えを示しています。
また、大腿四頭筋の深刻な断裂から事前の予想を大幅に覆す驚異的なスピードで全体練習に合流したアルフォン・ゴンサレスは、ビルバオへの遠征招集メンバーに含まれるか慎重にフィットネスが見極められています。
現在、チームを襲う最大の問題は、サウジアラビアのアル・イテハドに所属する20歳のナイジェリア人怪物ストライカー、ジョージ・イレニヘナの獲得交渉の凍結です。選手自身が『私はセビージャでプレーしたい』とアル・イテハドの役員会に強い直談判を行っていましたが、サウジスポーツ省が突如、PIF(パブリック・インベストメント・ファンド)によるアル・イテハドの100パーセント完全子会社化と全取締役の解任・更怠を発表。ジェッダのクラブ内に「意思決定の真空状態」が発生したため、イレニヘナの移籍(ローン条件など)を承認する責任者が存在せず、交渉は完全にストップ。セビージャ側はプランBへのシフトを模索し始めています。
また、左サイドバックのポジションでフリオ・ディアスの台頭により居場所を失った28歳のアドリア・ペドロサの放出を巡り、マジョルカ(200万ユーロ買取りオプション付きローン)と、昨季まで直接指導した恩師ハビエル・ガルシア・ピミエンタ新監督が率いるアルメリアとの間で激しい争奪戦が展開中。
守備陣では、カンテラ出身のアンドレス・カストリン(2027年まで契約)に対し、バレンシアがアプローチをかけているものの、セビージャは「最低600万ユーロ」のキャッシュを要求し強気の姿勢を崩していません。さらに、開幕戦で一発退場を喫したキコ・サラス、筋肉の怪我でブラジルへの電撃移籍を模索中のマルコン、そして完全に構想外のポルトガル人DFファビオ・カルドーゾはビルバオ戦のメンバーから外れており、ガルシア・プラザ監督は最後方のやりくりを迫られています。(via SPORT / MARCA / ElDesmarque / Estadio Deportivo)
バレンシアCF
バレンシアCFは、ピッチ外におけるピーター・リム最大株主による「3500万ユーロ(2022年の第2回融資)の債務株式化(資本化)」の指示により、ラ・リーガのサラリーキャップ(Fair Play Financiero)の登録枠を劇的に引き上げることに成功しました。これにより、約1750万ユーロの余剰枠が今シーズンと来シーズンの2年間にわたり追加付与され、登録を巡る財務問題が一気に解消されました。
この「資金レバー」を得たバレンシアは即座に動き、オリンピアコスから29歳の快速ディフェンダー、パブロ・マフェオを1年間の期限付き移籍(350万ユーロの買取オプション付き)で電撃獲得。マフェオは木曜日にメディカルを完了し、かつてエライ・コメルトが着用していた背番号「24」番を継承。マフェオはクラブ公式チャンネルを通じて以下のように熱い意気込みを語りました。
『バレンシアでプレーすることは、私にとってずっと心の奥底で描き続けていた大きな夢であり、最高の願いでした。このエンブレムのために、ピッチの上で常に死に物狂いで戦い抜く戦士としての姿をサポーターにお見せすることを約束します』。
マフェオの加入を受け、カンテラ出身で出場機会を失っていた右サイドバックのルベン・イランソのレアル・サラゴサへの3年契約完全移籍(移籍金ゼロの代わりに、将来の転売時の一部割合および優先買い戻し権 derecho de tanteo を確保)が最終合意に達しました。
一方で、ジローナのキャプテンであるアルナウ・マルティネスとの交渉は、クラブが2度の要求をクリアして個人合意していたにも関わらず、イングランドのフルハムの関心によりジローナ側が一方的に契約条件を変更。これに対し、アルナウの代理人アンジェロ・ランツィロッティ氏がMarcaの取材に対し、ジローナの不誠実さを非難する公式コメントを発表しました。
『アルナウはジローナにすべてを捧げてきたプロフェッショナルな男であり、今回の彼のキャリアにおける極めて重大な局面において、クラブ側からは最低限の敬意も配慮も全く感じられない』。
バレンシア側は、マルティネスの交渉の優先順位を落として、マフェオ獲得に踏み切る強硬姿勢を見せました。
ピッチ内では、土曜日の夜、本拠地メスタージャの大サポーターの前で強敵セルタ・デ・ヴィゴを迎え撃つ、正真正銘の今シーズン公式戦初陣がキックオフされます。この試合を前に、ポルトガル人MFアンドレ・アルメイダのセルタへの完全移籍交渉(300万ユーロ+変数)が合意に達しているものの、バレンシア側は『直接の対戦相手にチームの戦力を今すぐ渡すわけにはいかない』と強硬に突っぱね、移籍サインを開幕戦終了後の来週月曜日以降に完全にフリーズさせました。
さらに、オランダ代表アタッカーのアルナウト・ダンジュマが、コルベラン監督に一軍での「絶対的なスタメン保証」を強く要求したものの、監督が『このチームにおいて、名前だけでスタメンが約束される選手など誰一人として存在しない。すべては毎日のトレーニングと、ピッチの上での実力だけで勝ち取るものだ』と一蹴したことに激怒。オランダのPSVが600万ユーロのバイアウトを全額キャッシュで支払う準備を進めており、電撃退団の危機に瀕しています。
また、オランダ・ボレンダム出身でイプシッチから獲得した23歳の超大型守護神ケイン・ファン・ウーフェレン(1.99メートル)の1年間のレンタル獲得は合意したものの、イプシッチ側のGK負傷の影響で合流が月曜日に延期。これに伴い、カンテラ出身の若きGKビセント・アブリルのタラゴナへのレンタル放出が差し止められ、待機を強いられています。
土曜日のセルタ戦の予想スタメンは、ゴールキーパーにDimitrievski。ディフェンスラインは、ガヤ、デ・ハース、ペペル、セサール・タレガ、そしてJesús Vázquez(または電撃先発するマフェオ)。中盤には、今夏獲得したワールドクラスのギド・ロドリゲスとウグリニッチのダブルピヴォットを形成し、その前方にハビ・ゲラと、日本出身の若き至宝・佐藤隆之介(Ryonosuke Sato)がクリエイティブな2列目として君臨。そして1トップの最前線には、完全復活したサディクとウーゴ・ドゥロが並びます。なお、負傷のディエゴ・ロペスやセルジ・カノス(共にACL断裂で今季絶望)、コペテ(10月まで離脱)は欠場します。(via ElDesmarque / Superdeporte / SPORT / Cadena SER / Tribuna Deportiva / Marca)
ビジャレアルCF
新指揮官イニゴ・ペレス監督率いるビジャレアルCFは、今週の日曜日、敵地メトロポリターノで強敵アトレティコ・マドリードとの第2節のビッグマッチに挑みます。
ペレス監督が構築する新生ビジャレアルの最大の強みは、急激なスカッドの再編を行った他クラブとは実に対照的な「比類なき継続性(モデルの維持)」にあります。
移籍市場の最終盤、ビジャレアルのスポーツディレクションは、中盤の底からゲームを完成させる「最後のピース」として、ベルギーの名門アンデルレヒトに所属する22歳のカナダ代表ミッドフィルダー、ナザン=ディラン・サリバ(Nathan-Dylan Saliba)の完全移籍獲得に向けて、極めて具体的な極秘交渉を大幅に加速させています。サリバはすでに昨日のヨーロッパリーグ予選の招集メンバーから除外されており、移籍は秒読み。サリバは173センチと小柄ながら、圧倒的な走力とボール奪取力を備え、さらにハイチ国籍の恩恵によって「サモア協定第64条」が適用され、EU圏外枠を消費することなく登録できるという大きなアドバンテージを持っています。
また、クラブは下部組織が生み出した右サイドバックの最大の逸材ダニ・ブデスカ(Dani Budesca)との間で、2031年までの超長期にわたる新契約(契約延長)を締結。その更新発表のわずか1日後、ブデスカが2部コルドバCFへ、1年間の期限付き移籍(ローン)で加入することが正式決定。さらに、ジムナスティック・タラゴナから20歳の大型センターバック、エンリック・プジョルを2029年までの完全移籍(移籍金10万ユーロ+30パーセントの再販条項)で獲得。David Albelda監督率いるBチームの守備陣に組み込みました。
一方で、フランス人DFウィリー・カンブワラはセリエAのコモ(Como)への完全移籍交渉が最終段階に入っているため、アトレティコ戦のメンバーから完全に除外されています。
アトレティコ戦の予想スタメンは、ゴールキーパーにLuiz Junior、または抜群のコンディションを見せているベテランのペーテル・グラーチ。4バックは右にSantiago Mouriño、センターバックにJuan FoythとRenato Veigaの屈強な盾、左にCarlos Romero。中盤の底には、パペ・ゲイェ。その相棒としてコメサーニャか、カンテラ育ちの若手カルロス・マシア。2列目のウイングには、左にアルベルト・モレイロ、右にニコラ・ペペ。トップ下にはジェラール・モレノ、または今夏加わったアヨセ・ペレス。最前線の1トップには、高い決定力を誇るジョージ・ミカウタゼが君臨します。ビジャレアルのディフェンス陣にとって最大の朗報は、今夏アトレティコへ移籍した昨季のエース、アレクサンダー・セルロートが大腿四頭筋の怪我のため欠場が確定していることです。(via MARCA / ElDesmarque / Estadio Deportivo / SPORT)
レイヨ・バジェカーノ
レイヨ・バジェカーノ(Rayo Vallecano)は、ピッチ上でかつてヨーロッパリーグの決勝に進むなどの高い競技力を証明している一方、ピッチ外における悲惨なスタジアムの閉鎖・exile(亡命)問題が社会的な嵐を巻き起こしています。
本拠地「エスタディオ・デ・バジェカス」が、東京都(Comunidad de Madrid)から「深刻な安全上の欠陥、設備不良、全体的な老朽化」を理由に、一時的な使用許可の全面取り消し・閉鎖処分を科されたため、チームは今週木曜日、 Leganés の本拠地 Butarque(ブタルケ)を臨時スタジアムとして使用せざるを得ませんでした。この非道な exilio(亡命)に対し、クラブの象徴的なレジェンドである前キャプテンのオスカル・トレジョが自身のX(旧Twitter)上で、Raúl Martín Presa(ラウル・マルティン・プレサ)会長に対する激烈な辞任勧告(弾劾声明)を発表しました。
『もうこれ以上、黙って見ているわけにはいかない。この15年間、お前たちは従業員、選手、そしてファンたちの絶対的な信頼を何度も踏みにじり、不当に欺き続けてきた。もうこの辺りで、クラブの素晴らしい価値と尊厳、そしてバジェカスの魂を取り戻すために、誇り高く身を引いてここから出て行くべきだ』。
さらに、クラブの別のレジェンドであるヘスス・ディエゴ・コタ氏もSNSで『ラウル、もしお前がサポーターを愛しておらず、バジェカスの歴史を尊重しないなら、一体なぜここで恥知らずに会長にしがみついているんだ?』と、ブタルケでの観戦ボイコットを宣言。
ファンの大半がこのボイコット活動(空席運動)に賛同したため、ブタルケのスタンドを埋めたのはわずか4,280名という desolador(荒涼とした)異様な雰囲気となり、ピッチに登場したプレサ会長に対し、ファンからは強烈な指笛と『Presa vete ya(プレサ、今すぐ出て行け!)』の大音量の合唱が鳴り響きました。会長は『すべては手続き通りに完了している。ラ・リーガの決定や他の対応は、まるで我がチームを意図的に2部へ降格させようとしている不当な陰謀のようだ』と、反論を試みています。さらに、クラブはブタルケの高い使用料(キャノン金)の支払いを避けるため、90日間の沈黙の末に決定した9月5日の次節のRacing Santander戦を243キロメートルも離れたBurgosの「El Plantío」で開催する方向で交渉中。
ピッチの上では、満身創痍の状態で1-1のドローに終わったAlavés戦が繰り広げられました。
まず開始16分、エースのIsi Palazón(イシ・パラソン)が Lucas Boyé との接触時に左太ももに激しい筋肉の怪我を負って無念の交代。さらに後半56分には、守護神のアウグスト・バタヤが Toni Martínez の足と激しく激突して右足の脛骨(けいこつ)付近を大破。激しい悲鳴とともに camilla(担架)で運ばれ、そのまま救急車(ambulancia)で病院へと直行する、最悪のアクシデントが発生しました。これにより、指揮官のベニト・サン・ホセはわずか60分の段階で全ての交代枠(3つの窓口)を消費せざるを得なくなり、選手たちは後半の残り40分近くを「交代選手がゼロ」という極限の過酷な状態で走り抜く悲劇に見舞われました。
ゲームは、後半開始直後の47分、新エースのセルヒオ・カメジョが巧みなドリブルで3人のディフェンダーを翻弄し、見事なシュートを流し込んで先制ゴールを記録。しかし、交代枠のない疲労困憊の終盤、84分にディフェンダーの Ratiu(ラティウ)が犯した致命的なバックパスのミスを Mariano に強奪され、無念の同点ゴールを許しました。
カメジョは試合後、汗と涙をにじませながら以下のようにクラブフロントに対する痛烈な justice のメッセージを吐き出しました。
『私たちは、ピッチ外のあの泥沼の政治的闘争によって、精神的にも肉体的にも完全に exhausted(枯渇)している。選手たちも、サポーターも、誰もこの Butarque を自分たちの家(バジェカス)とは思っていない。私たちはいつだってファンと共に立っている。もう一度、バジェカスのピッチに帰るための正義を私たちは求めている』。(via MARCA / Estadio Deportivo / ElDesmarque / Mundo Deportivo)
デポルティーボ・アラベス
デポルティーボ・アラベスは、開幕のGetafe戦での圧倒的な大勝(3-0)に続き、本拠地ではないButarqueでの過酷な戦いの中で、またしても一人のストライカーの神がかった「resurrección(復活)」に魂を震わせています。
その主人公こそ、33歳を迎えた元レアル・マドリードのストライカー、マリアーノ・ディアスです。マリアーノは今シーズン、開幕2試合で早くも「2ゴール2アシスト」という凄まじいスタッツを叩き出し、チームがこれまでに記録した全4ゴールすべての構築に関与。昨シーズンまで長く怪我とサブの冷遇に悩まされ、直近6年間でわずか計2ゴールしか奪えなかった invisible(目立たない存在)であった彼が、一瞬にしてリーガの最前線へと華麗に這い上がってきました。
マリアーノは試合後の会見で、自身の復活に驚くファンやかつて懐疑的な視線を向けていたメディアに対し、にこやかにこう語りました。
『周りの人々が私をどう疑おうとも、私は自分の仕事をただ毎日ハードに続けるだけです。雑音を自分のマインドに影響させることは一切ありません。フットボールは私の人生の情熱であり、スパイクを脱ぐ最後の瞬間まで、私はピッチの上で戦い抜くでしょう』。
かつてセビージャ戦を前に先発落ちを悟り、トレーニング場から失踪してペナルティを科された歴史がありましたが、Quique Sánchez Flores(キケ・サンチェス・フローレス)監督は彼の内なる闘志を完璧に解き放つアプローチを施し、サポーターも今や彼がピッチに立つたびに大歓声で彼を英雄として称えています。
一方で、他のアタッカー陣は不調に苦しんでおり、Aitor Mañasはエルチェ戦の初発以降ゴールがなく、 Toni Martínez はRayo戦において、決定的なシュートをサイドネットやポストに直撃させたほか、終盤88分の超決定機を宇宙へと打ち上げるなど大荒れの決定力不足を露呈。しかし、中盤の要としてジローナから復帰したミケル・ロドリゲスが、パス成功率93パーセントという素晴らしいコンディションでゲームを完全に構築しています。
チームは、次なる大一番として、8月28日に本拠地 Mendizorroza に強敵ビジャレアルを迎え撃ちます。(via Mundo Deportivo / ElDesmarque / AS)
アスレティック・ビルバオ
今シーズンから新たにチームの指揮を執るエディン・テルジッチ新監督のもと、アスレティック・ビルバオは、土曜日の17時00分、本拠地 San Mamés においてセビージャFCを迎える、公式戦の実戦デビュー(初陣)に挑みます。
テルジッチ監督は、昨シーズンまで2年間の沈黙(ブランク)を破ってビルバオの監督に就任。プレシーズン中のテストマッチでは「ディフェンス時には4-4-2の強固なブロックを敷き、オフェンス時には3-4-3の可変攻撃システムへ流動的に移行する」という、極めて戦術的なビルバオの攻撃モデル(メカニズム)を仕込んでおり、どのようなスターティングイレブンが La Catedral(聖堂)のピッチに現れるか、ファンやサポーターの間で熱い議論とインプレッションが飛び交っています。
現時点のチームのスカッド状況として、GKには Unai Simón、左には Yuri の先発が確実視されています。中央のセンターバックは、スペイン代表のW杯王者であり、合流からわずか10日しか経過していない Aymeric Laporte の先発起用は体力的に極めて困難であるため、プレシーズンで最も稼働時間の長かった Paredes が、 Yeray とコンビを組む見込みです。
右サイドバックは、プレシーズン最終の Atalanta 戦で先発した Areso と、 Marseille 戦でアジリティをアピールした Hugo Rincón の二人が極めて高いレベルでポジションを争っています。
中盤の底には、Galarreta と Gerenabarrena の屈強なダブルピヴォットが先発濃厚であり、トップ下には、プレシーズン中に4ゴールをマークしてそのキレと戦術眼を示した Sancet が、カンテラ出身の若き逸材 Canales を抑えてスタメンを勝ち取る見通しです。
前線の攻撃陣は、右ウイングに Nico Williams、左に Robert Navarro、そして最前線の中央には、プレシーズン中の打撲を完全にクリアし、すでに夏の間だけで6ゴール(pichichi)をマークして絶好調を維持する Guruzeta が急先鋒として先発起用され、聖地での今季最初の勝ち点3をア・コルーニャやビルバオの目の肥えた観客の前で証明しにいきます。(via Mundo Deportivo)
ヘタフェCF
ヘタフェCF(Getafe CF)は、木曜日の夜、本拠地 Coliseum において、セルビアの名門パルチザン・ベオグラードを3-1で下し、悲願のカンファレンスリーグ本戦(フェーズ・リーガ)出場権獲得に向けて、極めて強力な「大逆転勝利」を完遂しました。
試合は前半、10分に Johan Mojica(ヨハン・モヒカ)の正確無比なクロスを、 Enes Ünal(エネス・ウナル)が完璧なボレーで叩き込んで先制。しかし前半終了間際の43分、ディフェンスの一瞬の desajuste(気の緩み)から Seck に同点ゴールを許しました。
さらに後半開始直後、ディフェンダーの Abqar(アブカル)が自身の2枚目のイエローカードを受けて電撃退場処分となり、チームは後半のほぼ全てを「10人」で戦う極めて絶望的な状況に陥りました。
しかし、ここから指揮官ホセ・ボルダラス監督の徹底した競争主義とメンタルアプローチが牙を剥きました。チームは10人とは思えないほどの強烈なインテンシティでパルチザンを圧倒。
そして87分、 Enes Ünal からのパスを、ペナルティエリア中央に侵入した Martín Satriano(マルティン・サトリアーノ)が、かつてのレジェンド・グティ(Guti)を彷彿とさせる、誰も予想しなかった極上の一瞬の「taconazo(ヒールパス)」を披露。これに飛び込んだ Andrés García が冷酷にゴール左隅へ流し込んで2-1。さらにそのわずか3分後の90分、この日最高の活躍を見せていた左サイドバックの Mojica が、ペナルティエリア外から時速110キロを超える超強力な弾丸「latigazo(シュート)」をゴールネットに突き刺し、劇的な3-1の完勝劇を締めくくりました。
ボルダラス監督は、会見で『選手たちのこの信じられないほどの闘争心と、後半に見せたアジリティは、本当に我がクラブの美しいアイデンティティ(哲学)を体現している』と、新戦力の Francho( aragón 出身で火曜日に加入したばかりで即座にフル出場を果たした)らを大絶賛。しかし同時に、『ベオグラードでの vuelta(第2戦)は、信じられないほどの地獄のプレッシャーが待っており、極めて難しいゲームになるだろう』と、喜びを抑えて引き締めを図りました。
ピッチ外では、クラブ史上最多得点者である Borja Mayoral(ボルハ・マヨラール、30歳)の放出交渉が最終局面を迎えています。マヨラールは現在、ボルダラス監督の戦術ヒエラルキーにおいて Satriano と Ünal の後塵を拝して第3の選択肢まで転落しており、年俸500万ユーロ(約5M€)というチーム最高給(クラブフランチャイズ)の彼を売却することで、ヘタフェは最終盤での新規補強の登録上限を一気に解放するアプローチを進めています。(via Estadio Deportivo / ElDesmarque / Mundo Deportivo / MARCA)
エルチェCF
エルチェCFは、開幕のDeportivo戦において1-1の引き分けでスタートした後、この日曜日、バルセロナをホームの「エスタディオ・マルティネス・バレーロ」に迎える、今シーズン最初の巨大な試金石に向けて、調整セッションを熱心に重ねています。
今夏、新たにチームの指揮を執る Martín Anselmi(マルティン・アンセルミ)監督のもと、チームは戦術の抜本的なアップデートを完了。前任のエデル・サラビアが敷いていた徹底的なポゼッションサッカーのベースを引き継ぎつつ、より縦へのアジリティと、ボールロスト直後の激しい「切り替え(ネガティブトランジションでのマンマーク)」を徹底して仕込んでいます。
チームを支えるディフェンスリーダーの Bambo Diaby(バンボ・ディアビ、1997年生まれ、セネガル出身)は、Marcaの取材に対し、バルサ戦に臨む自らのモチベーションと、自らが育ったカタルーニャの美しい Rocafonda(ロカフォンダ)地区での幼少期の思い出について熱く語りました。
『バルサ戦は、カタルーニャでフットボールを学んだ私にとって、本当に子供の頃からずっと夢見ていた特別な美しい舞台です。ロカフォンダで一緒にボールを追いかけていた、まだ10代のラミン(ヤマル)が、今や世界最高峰のウインガーとしてピッチに立っている姿は、本当に信じられないほどの感動を私に与えてくれます。私とラミンは、ロカフォンダの子供たちに対して「どのような厳しい環境からであっても、自らのすべての人生を賭けて夢を信じて戦い続ければ、必ず最高峰のプリメーラのピッチに立てるのだ」ということを完璧に証明した、最高の希望のメッセージになれたと自負しています。当然、ピッチに立てば私は最高のディフェンダーとして、彼の行く手を全力で阻みますが(笑)』。
また、ディアビはバルサの19歳の至宝 Pau Cubarsí の高いインテンシティを『すでに世界最高のディフェンダーの一人だ』と大絶賛し、自らも将来セネガル代表として戦う夢を叶えるために、この日曜日にアノエタやバルサの攻撃陣を相手に、死に物狂いで体を張る決意を語りました。(via SPORT)
ラシング・サンタンデール
ラ・リーガ1部(プリメーラ)への奇跡的な復活を果たし、開幕のVillarreal戦を2-2の引き分けで終えたラシング・サンタンデールは、今夏の移籍マーケットにおける「最大のビッグサプライズ」として、ジローナFCの象徴であり大黒柱であったキャプテンMF、イワン・マルティンを移籍金300万ユーロ(変動100万ユーロ、将来の再販20パーセント条項)で完全移籍にて獲得したことを公式発表しました。
イワン・マルティンは、ジローナで通算167試合に出場し、かつてAtlético戦での劇的な決勝ゴール(4-3)をマークしてクラブをチャンピオンズリーグ参戦へと導いた、まさに「Montilivi(モンティリビ)の不滅のレジェンド」。この最高峰のクリエイターが、かつてUDアルメリアやミランデスのフロントで共に仕事をした、ラシンのディレクターであるチェマ・アラゴン氏との固い信頼の絆を理由に、驚くべきスピードで Santander の地への移動を決断。ラシンにとっては、今夏すでに合流しているJulen AgirrezabalaやAsier Villalibreらに続く、実に「8人目の大補強」となりました。
チームは、日曜日のGetafe戦に向けてパテルナでの調整を行っており、ウイルス性の発熱から回復したモロッコ人FW Yassir Zabiri が個人トレーニングで順調な負荷調整を消化。さらに、5月のValladolid戦以来、約3ヶ月もの間ひざの負傷で戦列を離れていた Giorgi Guliashvili が、ついにこの木曜日に全体トレーニングへと完全合流を果たし、日曜日での1部実戦デビューの可能性を残しています。ただし、ディフェンダーの Pedro Felipe は右ももの肉離れのため、引き続きビルバオの病院での調整を続けています。(via ElDesmarque)
ジローナFC
ラ・リーガ2部(Hypermotion)に降格したジローナFCは、この金曜日の夜21時00分、敵地「ヌエボ・アルカンヘル」でのコルドバCF(Córdoba CF)との第2節に向け、移籍市場のプレッシャーとチーム内の深刻な反逆ボイコット騒動に揺れる、極めてconvulso(混沌とした)危機的な状況で遠征に臨んでいます。
チームを襲った最大のスキャンダルが、絶対的ウイングのウクライナ代表FW Viktor Tsygankov(ビクトル・ツィガンコフ)による、公式戦への出場ボイコット行為です。ツィガンコフは、開幕のLeganés戦(1-1)の試合直前、一軍のシャツを着ることを拒絶。
これに対し、クラブ経営陣は激怒して彼に対し「公式な懲罰処分(規律処分)」を科すことを公式確認。金曜日のコルドバ戦の招集メンバーから完全に除外しただけでなく、一軍のトレーニングセッションからも追放する厳しいペナルティを下しました。
指揮官のキケ・アルバレス監督は、このツィガンコフの騒動について、会見で以下のように冷淡なコメントを残し、これ以上の議論を拒否しました。
『私は、すでに終わった過去の出来事や特定の個人について、これ以上ピッチ外で余計な言葉を費やすつもりは一切ありません。今、私のマインドのすべては、今夜のコルドバでの勝ち点3の奪取と、本当に戦う覚意を持った素晴らしいメンバーたちの管理に注がれています』。
このカオスに追い打ちをかけるように、1部復帰を熱望する主力 laterales(サイドバック)の Arnau Martínez(アルナウ・マルティネス)と、Álex Moreno(アレックス・モレノ)の二人は、金曜日の試合に臨む遠征列車に無理やり乗せられ、移籍のサインを目の前にしながらも、キケ・アルバレス監督によって『明日の試合のピッチで彼らを起用しない理由はない』と、招集リストに強制登録されています。
一方で、最大の朗報は、オランダのレジェンド・ドニー・ファン・デ・ベーク(Donny van de Beek)が、コンディション調整を終えて今シーズン初めて公式な招集メンバーに復帰を果たしたことです。なお、元エースの Iván Martín はすでにRacing Santanderへの移籍が確定し、新戦力の Unai Hernández(急激な体重減少により体力不足)と Mumin は現地での個別メニューに留まっています。チームは、昨季2部で最もシュート数が多かったとデータが示す、 Iván Ania 監督率いる好調コルドバの猛攻に、このカオスの中で耐え抜く試練を迫られます。(via SPORT / Estadio Deportivo)
UDラス・パルマス
ラ・リーガ2部(Hypermotion)において、1部復帰への大いなるプロジェクトを進めるUDラス・パルマスは、攻撃陣に圧倒的なdesborde(推進力)と違いをもたらすため、ポルトガルの一流クラブであるFCポルトから、25歳の元U-19スペイン代表快速アタッカー、イワン・ハイメ(Iván Jaime)を1年間の期限付き移籍(買取オプション付き)で獲得したことを公式発表しました。
ハイメは2025年1月にバレンシアへ電撃加入したものの、度重なる筋肉の怪我の不運によりアノエタのピッチでわずか10試合(1部9試合、コパ1試合)の出場に留まり、本来の才能を証明できずにスペインを去っていました。新指揮官ルベン・デ・ラ・バレーラ監督は、彼の持つスピード、1対1の強さ、そして左右のウイングとトップ下をこなす圧倒的なポリバレントさを極めて高く評価しており、カネリアのピッチにおいて彼を完全復活させるプロジェクトを敷いています。
チームは土曜日、深刻な国境・領土問題を抱える北アフリカの Ceuta(セウタ)に乗り込み、アウェーでの公式戦(Alfonso Murubeでの一戦)に挑みます。キャプテンのÁlex Suárezは、治安を巡るプレッシャーに対し『私たちは、当局が完璧なセキュリティを維持してくれると100パーセント信じており、ただピッチの上のフットボールに集中するだけだ』とコメント。
また、スアレスは、プレシーズンから一軍に帯同し、わずか16歳にして圧倒的なパフォーマンスをピッチで見せているカンテラ出身の超新星、ラファ・クルス(Rafa Cruz)について、『私が彼のパパ(apadrinado)としてピッチ外でも彼を完璧にサポートしている。彼は間違いなく、将来のスペインフットボールを背負うメガスターになる』と太羽判を押し、まずは勝ち点50の早期獲得に向けて全員で戦い抜く強い決意を誓いました。(via Superdeporte / Estadio Deportivo / Mundo Deportivo)
【本日の総括】
ラ・リーガは、第2節のキックオフを前にピッチ内外で極限の狂騒曲が吹き荒れています。ピッチ外では、アトレティコのフアン・アルバレスを巡るファンとの深刻な亀裂や、バレンシアのピーター・リム最大株主による3500万ユーロの債務資本化、ベティスの Troy Parrott 獲得(1600万ユーロ)、セビージャの Kochorashvili 獲得合意、そしてGironaでのツィガンコフの出場ボイコットなど、移籍期限を前にマネーゲームと確執が最高潮に達しています。しかし、ピッチの上では、本拠地閉鎖の悲劇に見舞われたRayo Vallecanoの Butarque での泥沼の1-1アラベス戦(33歳マリアーノ・ディアスの奇跡の復活劇)や、ヘタフェの10人での劇的な3-1欧州大逆転勝利など、不屈のスペイン・フットボールの魂がスタジアムを支配。そして金曜日の夜には、逝去した最愛の栄養士イオン氏に捧げる黒の喪章を腕に巻いた久保建英が、21年ぶりのCL参戦に沸く聖地 La Cartuja で、ベティスとの大一番に臨みます。移籍の嵐を越えて、ボールは今日も美しく転がり続けています。
