フリアン・アルバレスの去就とW杯での状況
アトレティコ・マドリード退団を希望する発言をして物議を醸していたフリアン・アルバレスですが、自身の去就についてのトーンを変化させています。エジプト戦後のミックスゾーンでカデナ・SERのペドロ・フジャナ記者からアトレティコでの未来について心境の変化があったかと問われたアルバレスは、『いいえ、今は準々決勝のことだけを考えています。これから非常に重要な戦いが控えていますから、それに集中します』と慎重に答えました。
彼はW杯でここまで無得点が続いており、エジプト戦でも決定機を相手GKモスタファ・ショベイルに防がれるなど、パフォーマンスの低さが批判の的となっています。同胞のメッシがすでに8ゴールを挙げていることと比較され、アトレティコでのリーグ戦全日程と同数のゴールをメッシがW杯の5試合で決めてしまったという厳しいデータも突きつけられています。アルバレス自身が移籍を望む一方で、アトレティコは放出を容易には認めない構えを見せています。
また、アルバレスの獲得を狙うFCバルセロナは、W杯終了後に最後のオファーを提示する予定です。バルセロナとアトレティコの間では接触が続いているものの、重要な試合を控える選手への配慮から交渉は大会後に先送りされています。アルゼンチン戦を観戦したディエゴ・シメオネ監督は、アルバレスの去就について聞かれると『彼はアトレティコで最高の選手だ。今は他のことで混乱せずW杯に集中すべきだ。そして、人生のあらゆることと同じように、物事は必ず解決すると確信している』と絶対の信頼を口にしました。 (via ElDesmarque / SPORT / Mundo Deportivo)
ティアゴ・アルマダがリーベル・プレートへ移籍
アトレティコ・マドリードで期待外れの1年に終わったティアゴ・アルマダの退団が間近に迫っています。アルマダの移籍先は母国アルゼンチンの名門リーベル・プレートになることが決定的で、W杯終了後に帰国する見込みです。
両クラブはすでに条件面で合意に達しており、リーベル・プレートはアルマダの保有権の50%に対して2000万ユーロをアトレティコに支払います。アトレティコが2025年に彼を獲得した際の移籍金は2100万ユーロだったため、投資額をほぼ全額回収できる計算になります。
数週間前にはサウジアラビアのアル・アハリから2600万ユーロという高額なオファーが舞い込んでいました。クラブにとっては経済的に最も有利な選択肢でしたが、アルマダ本人がアルゼンチンへの帰還を強く望んだため、この中東からのオファーを断った経緯があります。シメオネ監督の構想にも入っておらず、双方にとって最良の結末を迎えようとしています。 (via ElDesmarque)
ガビがシメオネのコーチングスタッフとして復帰
アトレティコ・マドリードの歴史的キャプテンでありレジェンドのガビ(ガブリエル・フェルナンデス)が、今シーズンからディエゴ・シメオネ監督のコーチングスタッフにアシスタントとして加わることが公式に発表されました。
クラブが公開した動画の中で、ガビはすでにシメオネ監督と話し合いを持ったことを明かし、『ディエゴからは、私が現役選手だった頃と同じように振る舞ってほしいと頼まれました。私が伝えていたこと、一つ一つの物事に取り組む熱意、そして個人の利益よりも常にグループを優先する姿勢です。ロッカールームや試合において彼をサポートしていきます』と語りました。
さらに、アトレティコのファンに向けても熱いメッセージを送っています。『ファンはこのクラブの最大の財産です。これからも外からチームを助け、感情を共有し、力を貸し続けてほしいとお願いします。そして再び希望を持ってください。昨シーズンのようにヨーロッパのトップ4に入るのは、毎日できることではありません』と、サポーターとの結束を呼びかけました。 (via ElDesmarque)
スポルティングCPからユルマンド獲得へ前進
アトレティコ・マドリードは、長年の課題であった中盤の「5番」のポジションを補強するため、スポルティングCPに所属するデンマーク人MFモルテン・ユルマンドの獲得を急ピッチで進めています。クラブの目標は、7月13日月曜日に予定されているプレシーズン初日に彼をシメオネ監督のチームに合流させることです。
現在、ユルマンドの代理人を務めるBTAMの担当者がマドリードに滞在し、マテウ・アレマニーと最終的な合意に向けた詰めを行っています。選手本人はアトレティコへの移籍を強く望んでおり、個人合意はすでに完了しています。移籍金の総額について、アトレティコは固定3500万ユーロと変動500万ユーロを上限としたい考えですが、スポルティング側は固定額の引き上げを求めて交渉が続いています。しかし、数日中には完全合意に至るという楽観的な見方が広がっています。 (via MARCA)
ナウエル・モリーナにナポリ移籍の可能性
ナウエル・モリーナとアトレティコ・マドリードの不確かな関係が、今夏の移籍市場で新たな局面を迎えています。マルコス・ジョレンテの絶対的な信頼の前に控えに甘んじているアルゼンチン代表右サイドバックに対し、イタリアの代理人を通じてナポリへの売り込みが行われたことが判明しました。
9月1日までの退団を視野に入れた動きであり、アトレティコ側も新たな補強(グリマルドやイ・ガンインの獲得、ユルマンドの交渉など)を進めているため、モリーナやホセ・マリア・ヒメネスといった選手の放出への扉は開かれています。モリーナはアトレティコで継続的なスタメン出場を得られていないものの、アルゼンチン代表での活躍もあり、市場価値は依然として高水準を維持しています。ウディネーゼ時代に輝きを放ったセリエAの舞台で再びレギュラーの座を掴むため、新たな冒険を検討している状態です。 (via ElDesmarque / SPORT)
ニコ・ゴンサレスの獲得交渉は一時ストップ
昨シーズン、アトレティコ・マドリードで期限付き移籍プレーしていたニコ・ゴンサレスについて、クラブの計画に変更が生じました。当初は出場時間の条件を満たさず買取義務が発生しなかったものの、ユベントスと交渉して移籍金を値下げし、完全移籍で買い取る方針でした。しかし、現在その交渉は完全にストップしています。
アトレティコ側が移籍市場において「他の優先事項」を抱えており、イ・ガンインなど他のエリアの補強や選手放出の問題を先に解決したいと考えているためです。イタリアでは数日前、両クラブが2500万ユーロ(買取オプションの3200万ユーロより低額)での取引成立に近づいていると報じられていましたが、現時点では保留となっています。ただし、アトレティコが完全に獲得を諦めたわけではなく、状況が整理され次第、交渉を再開する可能性は残されています。 (via ElDesmarque)
イ・ガンインの獲得と連帯貢献金
アトレティコ・マドリードが獲得を決定的にしているイ・ガンインについて、移籍金は3500万から4000万ユーロの間で着地すると見られています。この移籍に伴い、彼を育成したバレンシアCFとマジョルカにFIFAの連帯貢献金(育成補償金)が支払われることになります。
イ・ガンインは12歳から20歳までバレンシアに所属していたため、移籍金の3.5%(固定額で約140万ユーロ)がバレンシアに、そして1.5%(約40万ユーロ)がマジョルカに支払われる計算です。マテウ・アレマニーはバレンシア時代から彼の能力を高く評価しており、今回の獲得も彼が主導した形です。バレンシアにとっては、かつて無料で放出した選手から思わぬ形で資金を得ることになります。 (via ElDesmarque / SPORT)
W杯の影響によるリーガ開幕戦延期の可能性とプレシーズンの状況
アトレティコ・マドリードのプレシーズンは、7月13日月曜日に本格始動します。しかし、W杯に参加している12人(獲得が確実視されるグリマルドとイ・ガンインを含めると14人)の代表選手が不在となるため、シメオネ監督はわずか9人のトップチーム選手とカンテラーノたちでトレーニングを開始することになります。
また、ラ・リーガの開幕戦(アウェーでのマラガCF戦)については、スケジュールが変更される可能性が浮上しています。アトレティコからはフリアン・アルバレス、ナウエル・モリーナ、ジュリアーノ・シメオネがアルゼンチン代表として参加しており、スペイン代表(マルコス・ジョレンテなど)を含め、所属選手がW杯の準決勝や決勝に進出した場合、選手の最低限の休養期間を確保するためのラ・リーガの規定により、開幕戦が第2節と第3節の間に延期される見通しです。 (via MARCA / SPORT)
【本日の総括】
シメオネ体制の新たな右腕としてガビの復帰が決定し、中盤の要としてユルマンド獲得が秒読み段階に。一方でフリアン・アルバレスの去就問題やアルマダの移籍など、前線の再編も同時進行で活発化している。