アレハンドロ・リサンコスの膝半月板部分断裂 of 悲劇
オサスナが今夏の右サイドバック補強の最優先ターゲットに据え、獲得交渉が事実上合意に達していたブルゴスCF所属の19歳DFアレハンドロ・リサンコスに、あまりにも残酷なアクシデントが起きてしまいました。
リサンコスはブルゴスでのトレーニング中に、右膝の半月板を部分断裂する重傷を負ってしまいました。翌日に手術を受けることが決定し、全治には最低でも6週間から8週間を要する見込みとなっています。この不慮の重傷により、オサスナとブルゴスとの間で大詰めを迎えていた移籍交渉は完全に停止しました。オサスナ側が、手術直後の選手をこの段階で獲得するリスクを避けるのは確実であり、リサンコスにとっても、1部での挑戦という夢のステップアップが土壇場で完全に白紙化される痛恨の事態となりました。これにより、オサスナの右サイドバック補強計画は市場の終盤に向けて修正を余儀なくされています。(via SPORT)
ナポリ戦でプレシーズン初の黒星
オサスナはイタリア遠征中のプレシーズンマッチにおいて、セリエAの実力派ナポリと対戦し、1-2で敗れて今夏初の黒星を喫しました。
試合はオサスナが主導権を握る好スタートを切り、前半7分にはルベン・ガルシアのクロスからのクリアボールを拾ったモイ・ゴメスがエリア手前から鋭いシュートを放ちましたが、これは惜しくも枠を外れました。その後、ナポリはオサスナの右サイド(アルギビデが守るエリア)を徹底して突き、スピナッツォーラが非常に鋭い突破を連発しました。前半27分、スピナッツォーラの左からのセンタリングに、ファーサイドでフリーになっていたポリターノがボレーで合わせてナポリが先制。オサスナも反撃を試み、ルベン・ガルシアのピンポイントのクロスからラウル・ガルシア・デ・アロが頭で合わせる決定機を迎えましたが、シュートはわずかにバーの上を越え、同点とはなりませんでした。
後半53分には、ナポリのフォワード、ルッカがオサスナのセンターバック、エランドとの競り合いを力強く制し、オサスナのGKアイトール・フェルナンデスのミスから生じたカウンターを確実に仕留めて2-0とリードを広げられました。
オサスナはルイス・ミゲル・ラミス監督のもとで次々と交代カードを切り、後半50分にはキャプテンのキケ・バルハ、そしてワールドカップを終えてチームに戻ってきたばかりのエース、アンテ・ブディミルをピッチに送り込みました。後半64分には、今夏の新戦力であるジョナサン・ドゥバシンがオサスナでの実戦デビューを果たし、前線に活力を与えました。
その直後の後半69分、途中出場の若手オサンベラの見事な展開から、ブディミルがペナルティエリア内で相手ディフェンダーに倒されてPKを獲得。ブディミル自らがこのPKを左足インサイドで正確に隅へと沈め、2-1と1点差に迫る復活ゴールを挙げました。その後はオサスナがボールを支配する時間を増やして猛攻を仕掛けたものの、同点に追いつくことはできず試合終了となりました。
これによりオサスナは、それまでのラシン・サンタンデール、イプスウィッチ・タウン、ノリッジ・シティ戦での3連勝から、今夏初の敗戦を経験することになりました。プレシーズンの最終戦は、今週の土曜日に本拠地エル・サダルで行われるアル・アイン戦となります。
この試合のオサスナの出場メンバーは以下の通りです。
先発:アイトール・フェルナンデス、アルギビデ、カテナ、エランド、アベル・ブレトネス、モンカヨラ、イケル・ムニョス、モイ・ゴメス、アイマル・オロス、ルベン・ガルシア、ラウル・ガルシア・デ・アロ。
途中出場:アンテ・ブディミル、キケ・バルハ、ジョナサン・ドゥバシン、マウロ、オサンベラ、ボヨモ、アナイ・モラレス、ケパ、サントス、エチェゴエン。(via SPORT / MARCA / Mundo Deportivo)
タホナールから湧き出る若きタレントたちの台頭
ナポリ戦の後半、オサスナはカンテラ(育成組織)のタホナールが誇る若きタレントたちを次々とピッチに投入しました。
特に途中出場したミッドフィールダーのオサンベラは、鋭い戦術眼と確かな技術でオサスナの攻撃を活性化させ、ブディミルのPK獲得に繋がる素晴らしいパスを配給しました。また、アナイ・モラレスやエチェゴエンといった若き才能たちも、セリエAの強豪を相手に全く臆することなく、堂々としたパーソナリティと技術を披露しました。彼らの躍進は、ルイス・ミゲル・ラミス監督が進める新プロジェクトにおいて、今後の戦いにおける非常に心強い収穫となっています。(via SPORT / MARCA / Mundo Deportivo)
かつてオサスナで輝いた快速ブライアン・サラゴサの現在の去就動向
過去にオサスナへの期限付き移籍を経験し、その圧倒的なスピードでエル・サダルのサポーターを魅了した24歳の快速スペイン代表ウインガー、ブライアン・サラゴサの去就が注目を集めています。
現在、所属元のバイエルン・ミュンヘンにおいて、ヴィンセント・コンパニ新監督の構想から完全に外れたサラゴサは、プレシーズンマッチのメンバーからも完全に除外され、ミュンヘンの練習場で一人寂しく個別トレーニングを強いられています。コンパニ新監督はサラゴサの冷遇について『移籍市場が開いているうちは、この立場が変わることはない』と事実上の宣告を行っており、バイエルン側は彼の今夏のローン移籍での放出を確定させています。サラゴサ自身も慣れ親しんだスペインのラ・リーガへの復帰を強く希望しています。
かつてオサスナで驚異的なドリブルを見せたアタッカーに対しては、現在エスパニョールやデポルティーボ・アラベスが獲得に強い関心を示して動向を追っています。一方で、セビージャは彼の争奪戦から完全に撤退しています。(via Mundo Deportivo / Estadio Deportivo)
ラ・リーガ開幕戦は敵地バライードスでのセルタ戦
オサスナが挑むラ・リーガ新シーズンの記念すべき開幕第1節は、8月16日の日曜日、21時30分(スペイン時間)に決定しています。
敵地バライードスに乗り込み、クラウディオ・ヒラルデス監督率いるセルタ・デ・ヴィゴと激突します。対戦相手のセルタは、プレシーズンでサッスオーロを1-4で粉砕するなど攻守に非常に高い完成度を見せており、特にカンテラ出身の23歳のウインガー、ウーゴ・ゴンサレスがわずか4分間でハットトリックを達成してプレシーズン6ゴールと静かな大暴れを見せています。オサスナを率いるルイス・ミゲル・ラミス監督にとって、この強力なセルタを相手に、敵地でいかに勝ち点をもぎ取るか、プレシーズンで得た戦術的基盤をエル・サダルでのアル・アイン戦で仕上げ、開幕戦に臨むことになります。(via Estadio Deportivo / SPORT / MARCA)
【本日の総括】
オサスナはナポリを相手に1-2で敗れ、今夏初の黒星を喫したものの、エースのアンテ・ブディミルの復活ゴールや新戦力ジョナサン・ドゥバシンのデビュー、さらにタホナールから台頭するオサンベラやアナイ・モラレスら若き才能の輝きなど、開幕に向けて非常にポジティブな収穫を数多く得ています。ブルゴスの右サイドバック、リサンコスの不慮の負傷による移籍交渉の停止というショッキングな出来事もありましたが、チームは8月16日のセルタとの開幕戦に向け、ルイス・ミゲル・ラミス監督のもとで着実に戦闘集団としての完成度を高めています。