残留と欧州出場の可能性を懸けたラージョ・バジェカーノ戦の展望と過去の対戦記録
バレンシアは5月14日木曜日の19:00から、ホームのメスタージャでラージョ・バジェカーノと対戦する。現在バレンシアは勝ち点42で12位につけており、エスパニョールやオサスナなどと同じ勝ち点で並んでいる。今シーズンの成績は11勝9分15敗、40得点48失点だ。対するラージョは勝ち点43で10位におり、両チームの差はわずか1ポイントとなっている。バレンシアにとってこの試合は、残留を数学的に確実なものにするための重要な一戦であると同時に、7位以内に入って来シーズンの欧州大会出場権を獲得するというわずかな可能性を最後まで争うための試合でもある。
チームはアトレティコ・マドリード戦で監督や選手に対して非常に厳しいブーイングを浴びるなど苦しい状況にあったが、その後サン・マメスで行われたアスレティック・クラブ戦で予想外の勝利を収め、大惨事を免れて活気を取り戻している。メスタージャでのファンの反応は非常に重要であり、ファンとクラブが一体となってスタジアムを白く染めようという取り組みが行われている。バレンシアの選手たちもこの試合では全身白のユニフォームを着用してプレーする予定だ。
ラージョ・バジェカーノとの対戦成績を見ると、バレンシアはリーグ戦の最近14回の対戦で2勝9分3敗と苦戦している。特にメスタージャでは、マルセリーノ監督時代の2018年11月24日にサンティ・ミナの2ゴールとケビン・ガメイロのゴールで勝利して以来、白星から遠ざかっている。ラージョが1部に復帰した2021-22シーズン以降、メスタージャでは1-1の引き分けが2回、0-0の引き分けが1回、そして昨シーズンの0-1の敗北と、4試合勝利がない状況だ。
昨シーズンの第16節(12月7日開催)での対戦では、パテ・シスのゴールにより0-1で敗れた。この試合でバレンシアはママルダシュヴィリ、クリスティアン・モスケラ、セサル・タレガ、ヤレク・ガシオロフスキ(フラン・ペレス)、ガヤ(ヘスス・バスケス)、ハビ・ゲラ、エンソ・バレネチェア(ペペル)、ルイス・リオハ(セルジ・カノス)、ヘルマン・バレラ(ラファ・ミル)、ウーゴ・ドゥロが出場していた。ラージョ側はバタージャ、アンドレイ、ルジュン、ムミン、ペップ・チャバリア、オスカル(ウナイ・ロペス)、シス、デ・フルートス(エンバルバ)、アルバロ(バリウ)、イシ(ペドロ・ディアス)、エンテカ(カメージョ)が出場していた。バレンシアは状況を打開できず、降格圏に沈む中でスタジアムからは白いハンカチが振られる事態となった。
現在、バレンシアは直近のホーム7試合で4勝を挙げており、全体のホーム戦績も向上しつつある。この流れを維持し、長年の嫌なジンクスを打ち破れるかが注目される。
(via SPORT / MARCA / ElDesmarque / Mundo Deportivo)
カルロス・コルベラン監督のチーム状況と予想スターティングメンバー
カルロス・コルベラン監督率いるバレンシアの陣容については、引き続き長期離脱となっているムクタル・ディアカビ、ホセ・コペテ、ディミトリ・フウルキエが欠場する。さらに、ルーカス・ベルトランも膝の違和感から回復しておらず、この試合のメンバーからは外れる。一方で、ティエリ・レンダルが怪我から復帰し、起用可能となったのは大きなプラス材料だ。
予想されるスターティングメンバーについて、ゴールキーパーはディミトリエフスキが務める。ディフェンスラインは変更がないと見られ、右からレンゾ・サラビア、セサル・タレガ、エライ・キュメルト、そしてホセ・ガヤが並ぶ構成が有力だが、右サイドバックには復帰したティエリ・レンダルやウナイ・ヌニェスが入る可能性も残されている。
中盤の底では、前の試合で素晴らしいプレーを見せたペペルがギド・ロドリゲスとともにダブルボランチを組むことが予想されるが、フィリップ・ウグリニッチやハビ・ゲラがペペルに代わって先発する選択肢もある。右サイドの攻撃的な位置にはルイス・リオハが入り、トップ下にはハビ・ゲラが配置される見込みだ。
左サイドでは、ディエゴ・ロペスに代わってラマザニが役割を増やして先発の座を奪うと見られている。そして前線では、サン・マメスでのアスレティック戦で唯一のゴールを決めるという大きな結果を残したウマル・サディクが、ウーゴ・ドゥロに代わってスタメンに復帰する可能性が高い。
(via SPORT / Estadio Deportivo / Mundo Deportivo)
ダニ・マルティンのピーター・リムに対する不適切発言とクラブからの抗議による謝罪
歌手のダニ・マルティンがバレンシアのRoig Arenaで開催したコンサートでの出来事が大きな問題に発展している。熱狂的な雰囲気の中でチームの現状について言及したマルティンは、バレンシアの筆頭株主であるピーター・リム氏に向けて『あの中国人が出て行けばいいのに』と発言した。彼はアトレティコ・マドリードのファンであることを公言しているが、バレンシアの現状に共感し、『チームの試合を見に来たのは1回だけだよね? ある日来ただけだ。お願いだから出て行って』と呼びかけた。さらに『バレンシアを愛している。バレンシアには素晴らしい友人がいる。偉大なクラブだ!』と続けると、観客もこれに呼応し、メスタージャの試合中のように「ピーター、出て行け」という大合唱が巻き起こった。
しかし、このチャントが過熱しすぎると、マルティン自身が事態を収拾しようと『もうやめて。明日の新聞でこれしか話題にならなくなるから』とファンを制止する場面も見られた。ピーター・リム氏は中国人ではなくシンガポール人であり、この一般化された発言は差別的な意味合いを含む不快なものとして受け取られた。
この事態に対し、バレンシアCFは月曜日に公式な手紙をマルティン宛に送付し、クラブとしての強い不満を伝えるとともに、発言の訂正と謝罪を正式に求めた。
これを受けてマルティンはSNSを通じて動画を公開し、自身の発言を撤回して謝罪した。彼は動画の中で『人間は間違えるものです。土曜日のバレンシアでのコンサートのようなリラックスした、抑制の効かない環境で、バレンシアの役員に向けた不適切な発言をしてしまいました。一部のチームがリーグ終盤をどう過ごしているかという文脈で話したことだとしても、もし私がリラックスした状況で何かを言う発言権があるとしても、それは正当化されるものではありません。私は謝罪しなければなりません。もしバレンシアCFのソシオや役員など、誰か不快に思われた方がいたら、私がこれまでの人生でずっとやってきたように謝罪します』と語り、自身の行動を深く反省していることを示した。
(via SPORT / MARCA)
【本日の総括】
バレンシアは残留と欧州進出の可能性を懸けたラージョ戦に向け、ファンと共にスタジアムを白く染める準備を進めています。コルベラン監督のもと、サディクの先発復帰が予想される中、長年のホーム未勝利記録に挑みます。ピッチ外では、ダニ・マルティンのリム氏への発言に対しクラブが抗議し、本人が公式に謝罪する事態となりました。






