ビジャレアル戦大逆転勝利 敵地で2点差をひっくり返す劇的展開

残留に向けた非常に重要な一戦で、セビージャはラ・セラミカでビジャレアルを相手に信じられないような逆転勝利を収めました。試合開始からわずか20分でジェラール・モレノとミカウターゼにゴールを許し、2-0と絶望的な状況に追い込まれました。しかし、そこからセビージャの猛反撃が始まります。左サイドからオソが積極的なプレーを見せて1点を返すと、前半終了間際にはルベン・バルガスのパスからキケ・サラスが見事な同点ゴールを決めました。後半に入ると、交代出場したアレクシスとフアンルが前線から激しいハイプレスをかけてボールを奪い、最後はアコル・アダムスが劇的な逆転ゴールを叩き込みました。このシュートがゴールになる確率はわずか4.1パーセントだったとのことですが、アコル・アダムスはこれで2試合連続の決勝点を記録する大仕事をやってのけました。この勝利により、セビージャは勝ち点を43に伸ばし、降格圏から4ポイント差まで離れることに成功しています。リーグ戦での3連勝は実に2年ぶりのことであり、ビジャレアル相手の勝利は9試合ぶりとなります。さらに、アウェイで2点差を逆転したのは、同じくビジャレアルを相手に2-3で勝利した2017年以来の快挙です。次節はホームのラモン・サンチェス・ピスフアンでレアル・マドリードを迎え撃ちます。(via MARCA) (via SPORT)

ルイス・ガルシア・プラサ監督の戦術変更と試合後コメント

この試合、ルイス・ガルシア・プラサ監督はスタメンに大きな変更を加えました。アスピリクエタ、ソウ、オソ、アコル・アダムスを先発に抜擢し、フォーメーションにも工夫を凝らしました。基本は4-4-2でスタートしつつ、攻撃時にはアスピリクエタ、キケ・サラス、スアソが最終ラインを形成し、カルモナとオソが両サイドを高く上がる3-4-3へと変化する流動的な戦術を採用しました。序盤の連続失点について監督は『彼らは内側の四角形で私たちを驚かせました。彼らは非常に素早いトランジションを狙うチームであり、警戒を非常に明確にする必要がありましたが、守備でうまく調整できませんでした』と冷静に分析しています。しかし、後半にはアレクシスとフアンルを投入して前線からのプレスを強め、これが逆転ゴールを生み出す見事な采配となりました。終盤にはカストリンとグデリをピッチに送り込み、5-4-1のシステムでしっかりと逃げ切る現実的な判断も見せました。ルイス・ガルシア・プラサ監督が就任してからの7試合でチームは4勝を挙げており、チームは見事な変貌を遂げています。今後の残留争いについて監督は『みんな勝っているので、おそらく46ポイントまで行くかもしれません。確実に決まるまで、1秒たりともリラックスするつもりはありません』と気を引き締めています。(via MARCA)

キケ・サラスの歓喜のコメント チームの誇りとファンへの感謝

同点ゴールを決め、現在素晴らしいコンディションを維持しているキケ・サラスが、試合後にミックスゾーンで取材に応じました。チームの大きな勝利について『チームにとって素晴らしい勝利、3連勝です。とても難しいスタジアムで、非常に難しい素晴らしいライバルが相手でしたが、チームは信じていました。2-0で負けているという厳しい状況になりましたが、それでも私たちは逆転する方法を知っていました』と興奮気味に振り返りました。困難な状況からの復活については『私たちは死んだと思われていました。かなり参っていました。なぜなら、手中に収めていたものを逃してしまったからです。ですが、私たちは決して死んではいませんでした。チームは信じ、より働き、状況を覆す方法を知っていました』と力強く語っています。また、絶えずサポートを続けるファンに対して『ホームでの2試合で私たちを後押ししてくれ、プラスアルファを与えてくれたファンに感謝します』と述べ、アウェイまで駆けつけたサポーターには『計り知れない誇りです。すべてのサポートにとても感謝しています。彼らは難しい瞬間にも一緒にいてくれましたし、今日はウォーミングアップの時からそこにいてくれました』と深い感謝の意を表しました。自身のゴールについては『あそこに留まり、ボールが届くと信じて、すべての感情を込めて打ちました。あのようなゴールを決めることには慣れていませんが、個人的なレベルではとても嬉しいです』と喜びを露わにし、試合の展開に関しては『少し集中力を欠いてスタートしてしまい、相手はそれを許してくれませんでしたが、チームは常に逆転できると信じており、それを示しました。信念、意欲、そして戦いの勝利です。ここでこのように勝った後では、より気分が良いです。すべての仕事と努力にとても満足しています』と総括しています。(via SPORT)

アスピリクエタが3ヶ月ぶりの復帰 キャプテンとしての言葉

ベテランのアスピリクエタが、3月21日のバレンシア戦での負傷以来、約3ヶ月ぶりにキャプテンマークを巻いてピッチに帰ってきました。試合後、見事な逆転勝利について『シーズンの最後の試合であるかのようにこの試合に臨む以外の方法はありませんでした。ここに来て戦わないわけにはいきませんでした。2-0で負けている状況から逆転し、チームは素晴らしいキャラクターを見せました。とても誇りに思いますが、これはまだ終わっておらず、日曜日にはもう一つの決勝があります』と早くも次を見据えました。悪い結果からの立ち直りについては『簡単ではありません。パンプローナでの打撃は厳しかったです。最後の1秒でそのポイントを失うのは。チームはとても良く立ち直り、ファンは信じられないほど私たちをサポートしてくれました』と語り、ファンへは『ここに来てくれた600人だけでなく、毎回のトレーニング、すべての取り組み、そしてサンチェス・ピスフアンで作り出している雰囲気に感謝しています。その努力に報いる最善の方法は、ピッチにすべてを残し、今日の午後のような喜びを彼らに与えることです』と感謝を伝えました。自身のコンディションに関しては『気分は良いです。90分間プレーしてから長い時間が経っていました。回復の過程はフラストレーションがたまるものでした。なぜなら、常に予定よりも早く復帰したいと思うものだからです。でも、今は競争する準備ができています』と完全復活を力強くアピールしています。ハーフタイムに伝えたメッセージについて聞かれると『一緒にいようということです。2-0で負けることはあるかもしれませんが、試合はそこで終わるわけではありません。私たちは再編成し、少しずつ自信を取り戻そうとしました。あの2-1のゴールが私たちにとても良く、ハーフタイム前の2-2は私たちに大きな力を与えてくれました。後半、チームは勝つのが非常に難しいスタジアムで3ポイントを獲得するという野心を示しました』とロッカールームでの出来事を明かしています。(via SPORT)

セビージャ公式Xの投稿が話題 トーマス・パーティのミスをいじる

ビジャレアル戦の決勝点は、途中出場した相手のトーマス・パーティがボールを失ったところから生まれました。これに関して、セビージャFCの英語版公式アカウントがXで『トーマス・パーティがボールを失い、そのプレーから我々が得点した。よし』と極めてシンプルな投稿を行いました。この投稿がイギリスのファンの間で大きな反響を呼び、瞬く間に200万回以上のインプレッションを記録しました。パーティはイギリスでピッチ外の疑惑により一部のファンから強い反感を買っている背景があり、サッカーの純粋な視点からのこの投稿が一気に拡散された形となっています。(via ElDesmarque)

クラブ買収の動き セルヒオ・ラモスが新オーナーへ

ピッチ外でもセビージャに巨大な動きが起きています。セルヒオ・ラモスが投資ファンドのFive Eleven Capitalと共に、クラブの株式の過半数、およそ60パーセントから80パーセントを取得し、新オーナーとなる基本合意に達した模様です。これにより、長年クラブを支配してきたホセ・カストロ、フェルナンド・カリオン、カロリーナ・アレスといった現在の経営陣は退陣することになります。サン・ベルナルド地区にあるホテル、セビージャ・センターで権力移譲に向けた細部の詰めが行われました。この歴史的な交渉の裏で重要な役割を果たしたのが、MA Abogadosの創設パートナーである弁護士のソフィア・アクーニャです。彼女は以前、セビージャがゴールドマン・サックスから1億7800万ユーロの大規模な融資を引き出した際にも中心的な役割を担った人物です。ファンはこの動きを大歓迎しており、トリアナの市場でインタビューに応じたサポーターたちは『もしセルヒオがやらなかったら、誰がやるんだ?』と、クラブの全階層にわたる大改革をセルヒオ・ラモスに期待しています。(via Estadio Deportivo) (via ElDesmarque)

その他小ネタ エスパニョール戦の涙の少年とセルタ戦の記録

残留争いに関連して、セビージャがホームのラモン・サンチェス・ピスフアンでエスパニョールに勝利した数日前の試合で、アウェイスタンドで敗北に大泣きするエスパニョールの少年の姿が映像に捉えられており、他クラブのファンの間でも話題になっていました。(via SPORT)

また、今季のデータとして、セルタ・デ・ビーゴがラモン・サンチェス・ピスフアンでセビージャ相手に0-1で勝利を収めた記録が、彼らの今シーズンの重要なアウェイ勝利の一つとして言及されています。(via Estadio Deportivo)

【本日の総括】

ビジャレアル相手の劇的な逆転勝利で残留へ大きく前進したセビージャ。ルイス・ガルシア・プラサ監督の見事な戦術変更と、キケ・サラスや復帰したアスピリクエタの闘志が実を結びました。そしてピッチ外ではセルヒオ・ラモスによるクラブ買収という歴史的な大改革が進行中。ピッチ内外でセビージャから全く目が離せない状況が続いています。