18歳の俊英アレックス・マルシャル、期待に応える鮮烈1部デビュー

敗戦という苦渋の結果に終わったセビージャの夜でしたが、カンテラを何よりも誇りとするソシエダにとって、非常に眩しい未来への希望の光が差し込みました。18歳の若き俊英アタッカー、アレックス・マルシャルがトップチームにおける待望の公式戦デビュー、そして輝かしいラ・リーガ1部の舞台へと足を踏み入れたのです。

マルシャルは後半57分、久保建英に代わって背番号「29」を背負い、左ウイングのポジションへと送り込まれました。

パンプローナのゴライス地区出身のマルシャルは、15歳の時にソシエダのスカウト網に見出され、当時は宿敵アスレティック・ビルバオの提携クラブであったTxantrea(チャントレア)からソシエダへと引き抜かれた経緯を持ちます。彼の父親であるイスマエル氏もかつて、あのファビオ・カペロ監督が率い、ラウルやイエロ、レドンド、ミヤトヴィッチといったスターを擁したレアル・マドリードのトップチームでデビューを飾った高名なフットボーラーです。

昨シーズン、17歳にしてすでに2部(ラ・リーガ・ハイパーモーション)に所属していたサンセにおいて、ライバルのジョブ・オチエン(今季1部での登録ライセンス枠を獲得)の影に隠れて先発13試合、約1,300分のみの出場にとどまっていたマルシャルですが、今夏のプレシーズンにマタラッツォ監督によってファーストチームの合宿に招集された12人のカンテラーノの中で、最もまばゆいパフォーマンスを披露。親善試合で監督の心を完全に掴み取りました。

ベティス戦でのデビュー当初こそ、大舞台の緊張からかボールコントロールをわずかに滑らせてしまうような初々しいミスも見られましたが、試合の終盤には、左サイドの深い位置で相手の猛烈なプレスをいなし、ライン際でボールを粘り強く残してからファーサイドのオスカルソンへ届ける極めて高精度なピンポイントクロスを配給。目の肥えたサポーターに、その類稀なる才能の片鱗をはっきりと見せつけました。攻撃陣にフレッシュなエネルギーを注入する、非常に面白い新オプションが誕生しました。(via MARCA)