【ヘスス・デ・ミゲル告別式

試合中の頭部接触事故により30歳の若さで急逝したCDテネリフェのFWヘスス・デ・ミゲルの葬儀と告別式が、ご両親や祖父母の故郷であるトレド県の小さな町ナバエルモーサ(人口約3,500人)にて執り行われた。

町役場は満場一致で3日間の公式喪を宣言し、公共施設の国旗は半旗に掲げられた。サン・ミゲル・アルカンヘル教会の聖堂内で行われた追悼ミサには収容人数を遥かに超える参列者が押し寄せ、溢れ出た数百人の住民やファンが屋外で祈りを捧げた。ミサが終わると、棺は棺担ぎの手によって担がれ、無言の行列と温かい拍手に包まれながら墓地へと運ばれた。

会場にはスペインサッカー界の重鎮や関係者が集結した。CDテネリフェとCDカステリョンのトップチーム選手・首脳陣全員をはじめ、レアル・マドリードのフロレンティーノ・ペレス会長、スペインサッカー連盟(RFEF)のラファエル・ロウサン会長、スペイン男子代表のルイス・デ・ラ・フエンテ監督らが直接足を運び、遺族に哀悼の意を表した。

デ・ラ・フエンテ監督は、

『ヘズスのご家族のすぐ近くに立ち、私たちの深い悲しみ、連帯、そして敬意をお伝えしたかった』

と語り、ロウサン会長もまた、

『今日は何をおいてもここに駆けつけるべき日だった。ご遺族とともに喪に服したい』

と痛切な胸のうちを明かした。

さらに、アトレティコ・マドリードのアレックス・バエナは、ミサの後に背中に「Jesús」と刻まれた赤白のユニフォームを着用して姿を見せた。また、元レアル・マドリードのプレドラグ・ミヤトヴィッチ氏やデポルティーボ・ラ・コルーニャの代表者も参列した。

メディアの取材に応じたスペイン選手会(AFE)のダビド・アガンソ会長は、痛切な表情で全試合の公式延期(喪の日)を強く主張した。

『リーグを止めることは人として当然の常識だ。経済的な事情やビジネスの側面は理解できるが、今日僕たちはヘズスという仲間を失い、埋葬しているんだ。今週末に試合を開催して仲間がピッチで戦わなければならない状況はおかしい。僕たちの仲間がサッカー場で命を落としたんだぞ。彼に示せる最大の愛情は、今節を公式な喪の日として全試合を中断することだ。また、全国すべてのカテゴリーでしかるべき医療プロトコルと専門医の配置を徹底するよう連盟に強く要求する』

代理人のマヌエル・エルナンデス氏が代読したご遺族の声明では、

『ヘズスは埋めることのできない大きな穴を残して旅立ちましたが、幸運にも人生をともにできたすべての者の心に、計り知れないほど大きな思い出を残してくれました』

と感謝の言葉が綴られた。(via AS)