【セルヒオ・ブスケツ

フットボール史上最高の守備的ミッドフィルダーと称され、黄金期のFCバルセロナを支えたセルヒオ・ブスケツ(38歳)が、現役引退を経て再びクラブへ戻り、新たな歩みを進めている。

2008年9月13日にペップ・グアルディオラ監督のもとでトップチームデビューを果たして以来、公式戦722試合出場(クラブ史上3位)、32タイトル獲得という金字塔を打ち立てたセルヒオ・ブスケツ。2023年に愛するバルサを離れ、インテル・マイアミでリオネル・メッシやジョルディ・アルバ、ルイス・スアレスらと共にプレイしたのち現役を退いた彼は、現在バルサ・アトレティクの助監督に就任し、ジュリアーノ・ベルレッティ監督の右腕として若手の指導にあたっている。

現役時代に比べて穏やかな日々を送るセルヒオ・ブスケツだが、指導者の合間を縫って今も頻繁に足を運ぶ場所がある。彼が生まれ育った故郷、バディア・デル・バジェス(シウダ・バディア)だ。

集合住宅が立ち並ぶ労働者の街で育ったセルヒオ・ブスケツは、自身のアイデンティティについてこう語っている。

『シウダ・バディアは僕の地元であり、僕の人生そのものだ。僕が育ち、学校に通い、友人や家族の一部が今も暮らしている場所なんだ。集合住宅が立ち並び、謙虚で勤勉な人々が身を粉にして働いている小さな街なんだよ』

質実剛健で謙虚な彼の人間性は、この街で培われた。地元自治体は彼の功績を称え、市営サッカースタジアムの名称を「カン・ムニシパル・デ・フトボル・デ・バディア・デル・バジェス」と改称している。

またピッチ外において、セルヒオ・ブスケツは堅実かつ先見の明を持った実業家としても成功を収めている。持続可能な植物性タンパク質食品を手掛ける欧州のスタートアップ「ウエウラ・フーズ(Heura Foods)」の初期投資家として資金を投入しており、スポーツ界にとどまらないビジネス帝国を着実に築き上げている。(via SPORT)