ジローナFC
セグンダ降格に伴い、ウクライナ代表Viktor Tsygankovの契約解除金が3000万ユーロから1000万ユーロに急落したことを受け、選手とクラブとの間で激しい対立が発生しています。ツィガンコフはレガネスとの開幕戦(1-1)でプレーを拒否したとしてクラブから公式に規律処分を科されました。これに対して本人は、クラブがメディア取材や独自の公開発言を厳しく規制している内部メッセージのスクリーンショットをInstagramに無断で投稿し、それ以上の反論として『いつか真実を話す』とメッセージを書き込み、事実上の宣戦布告を行いました。これに対しサポーター団体(Jovent Gironí)やペニャス連盟は選手としてのリスペクトと義務を果たすよう猛批判を行っています。ツィガンコフは2部でのプレーを拒否して移籍を画策しており、Celta, Espanyol, Valencia, Ajaxなどが関心を示しています。
また、今夏に主力センターバックであるVitor Reis(マンチェスター・シティへ返却)とDaley Blind(Ajaxへ移籍)の2名を失い、レガネス戦ではAlejandro Francésしか本職センターバックがいないため17歳のHolmes Juniorを先発起用したジローナは、Rayo Vallecanoからフリーのガーナ代表DFAbdul Mumin(28歳、1.88m)を3年契約(2029年まで)で獲得しました。さらに下部組織出身でバルサ等の下部組織を経て復帰したMFUnai Hernándezの獲得も完了し、本人は『Gironaに帰ることは我が家に帰ること』と ambition を語りました。
一方で、キャプテンのArnau Martínez(23歳)を巡り、Valencia CFが600万ユーロ規模(ボーナスや将来の売却パーセンテージ、または800万近く)で交渉中ですが、FulhamのÁlvaro Arbeloa監督が直接電話をして800万ユーロの一括解除金を提示する動きを見せており、交渉が難航しています。Arnauは開幕戦でキャプテンマークを巻いてフル出場し、プロの模範を示しました。また、GironaはベティスのMFIker Losadaのレンタル獲得に関心を示しており、Alex Morenoの移籍については代替選手が見つかるまで差し止めています。(via Esport3)
スポルティング・ヒホン
今夏に獲得したばかりのMFHugo Guillamónが悲劇的な怪我に見舞われました。開幕のサバデル戦(0-0)の62分に途中交代で出場しデビューを飾ったギジャモンですが、わずか2分後の64分に左ふくらはぎを負傷し、ニコラス・ラルカモン監督は「ふくらはぎの肉離れ」と述べました。その後の検査の結果、6〜8週間の長期離脱となる見込みです。負傷者は他に、Mamadou Loum(グループ練習復帰済み、復帰間近)、Andrés Ferrari(あと数週間)、Gaspar Campos(次節Burgos戦で復帰可能)と、チームは満身創痍の状態でシーズンをスタートさせています。
一方で、Como 1907から19歳のDFAndrés Cuencaのレンタル移籍獲得を正式発表しました。背番号44を着用し、月曜のサバデル戦をEl Molinónのスタンドで観戦、すでにユースAとの練習試合にも参加したCuencaは『ここに戻れて嬉しい。最初からここが自分の戻るべき場所だと分かっていた』と喜びを語りました。
また、Venezia所属のFWAntonio Casas(26歳、昨季セリエBで26試合3ゴール1アシスト)の獲得に向けて交渉を大きく進め、選手もOrlegiグループのプロジェクトを気に入っていましたが、UD Almeríaが争奪戦に介入してきたため、獲得交渉は非常に複雑な様相を呈しています。(via SPORT)
エルチェCF
開幕戦でデポルティーボと1-1で引き分けました。新監督Martín Anselmiは若手の起用に躊躇せず、FWAbiel OsorioやEzequiel Ponceの不在に伴い、カンテラの新星Umaru(19歳)を69分に投入。Umaruは強烈なプレス、走力を披露し(88分に警告)、デポルティーボのビルドアップを大いに妨げました。また、Anselmi監督はBuonanotteとPonceを投入して同点を目指そうとしましたが、その直前にMarc Aguadoが同点ヘディングを決め、予定を変更してIlicitanoのJavi MorcilloとÁlvaro Padillaを投入しました。これにより中盤はGonzalo VillarとMarc Aguado(VillarのアシストでAguadoがゴール)が完全にゲームを支配しました。
一方、デポルティーボの監督Antonio Hidalgoは『彼らが中盤に多くの人数をかけてくることは分かっていた。前半はマークが噛み合って快適だったが、後半は押し込まれて非常に苦しんだ』と対戦相手の戦術を評しました。
しかし、この同点ゴールにつながったコーナーキックの判定について、直前のプレーでElcheの選手(Germán Valera)が最後にボールに触っていたことがビデオ判定(Archivo VAR)で判明。誤審によるコーナーキックだったことが指摘され、1-1の引き分けはやや幸運な形だったと言えます。(via AS)
レアル・オビエド
開幕戦でGranadaと0-0で引き分けました。新加入の左サイドバック、Samu Rodríguez(21歳、マドリード出身、昨季は1部RFEF所属、2004年生まれ)が先発出場し、プロデビューを飾りました。昨季大活躍したベテランのJuan Cruzを抑えてのスタメン起用となり、60分間プレーし、3回収収(うち2回は高い位置でのプレッシング)、パス精度85%(26本中22本)、5本の危険なクロスを配給する見事なパフォーマンス。本人は『試合前は緊張したが、スタジアムとサポーターの声援で吹き飛んだ。自分は精神的に強いし、家族や友人が常に地に足をつけさせてくれる』と語り、Juan Cruzへのリスペクトも示しました。
前線の編成では、Zaragozaへ移籍秒読みのJoaquín Delgadoがメンバー外となりました。Julián Calero新監督はJoaquínか、あるいはZaragozaも狙っていたVíctor Mingo(Arenteiroから加入)のどちらを残留させるか悩みましたが、Mingoを残留させることに決定。前線にはChris Ramos, Isfan, Carlos Fernández、そしてJacobo Gonzálezが残る形となっています。(via SPORT)
コルドバCF
本拠地Nuevo Arcángel(Bahrain Victorious Nuevo Arcángel)の大規模改修工事がほぼ完了しました。公式収容人数は「21,898人」に拡大。Fondo Sur Alto と Preferencia Baja に300席の「プレミアム席」、Grada de Animación に120席を追加(合計420席増)。Fondo Norteに3つの新バルコニー、選手入場トンネルに「box(インフルエンサー等向け観戦エリア)」、Fondo Surに新トイレと新喫煙所を設置。さらに、Tribunaのバリアフリー化や、記者席のテクノロジーアップデート、ロッカールームの刷新、フロントの塗装やアウェイ席の柵の設置を並行して実施。金曜日にホーム Nuevo Arcángel でGirona( Iván Ania 監督)と対戦します。
また、コルドバ出身のDFAndrés Cuenca(Como 1907)の獲得を狙っていましたが(radar blanquiverde)、Sporting de Gijónへレンタルされ、獲得に失敗しました。これにより、Cuenca(Sporting)との「再会対決」がセグンダで2回実現することに。第1戦は2027年1月10日(El Molinón)、第2戦は2027年6月6日の最終節(El Arcángel)となります。(via SPORT)
CDテネリフェ
新加入のオランダ人DFNeal Viereck(22歳、Utrechtから加入、10日前に移籍決定、FIFAゲームでTenerifeの盾を知っていたと語る)が開幕戦のEibar戦(Ipurua)で、出場停止のAnthony Landázuriに代わってJosé Leónと先発出場し、驚異的な大ブレイクを果たしました。
プレシーズンのMarino戦、Cádiz戦(Álvaro Garcíaに大苦戦)、Leganés戦(1対1で苦戦、警告の危機)などでスペインのフィジカルで激しいスタイルへの適応に課題を残し、Cervera監督も『彼は素晴らしい体格をしているが、オランダとスペインでは求められるものが異なる。守備のクオリティを上げなければならない』と苦言を呈していましたが、Ipuruaでの高い要求に完璧に応えました。Cervera監督は『これで来週 Landázuri が復帰した際、誰をスタメンにするかという嬉しい悩みができた』と笑顔を見せました。
また、年間シート(abonos)の販売枚数が「16,518枚」に達し、クラブ史上2位(1位は1部時代の2009-10シーズンの17,000枚以上)を記録、収容(21,300席)の77%が年間シートで埋まっており、これ以上の販売を停止したため、一部のファンが購入できない事態となりました。地元のスター、Pedrito(Lazioを退団し現在フリー、39歳)が地元のテネリフェへ復帰してキャリアを終えるのではないかと噂されています。(via SPORT)
CDカステリョン
Pablo Hernández監督のもと、開幕戦でReal Sociedad B(Zubieta)に0-1で勝利し、勝ち点3を獲得しました。8月18日19:00、伝統行事であるカステリョンのパトロン「Mare de Déu del Lledó」への伝統的な献花式を選手・女子チーム・役員と共に行いました。
第2節(8月23日19:00)はホーム SkyFi Castalia で CE Sabadell と対戦します。プレシーズンでは CastellónがSabadellに2-0で勝利していますが、公式戦の Castalia ではまた異なる戦いとなります。(via SPORT)
CEサバデル
開幕戦はアウェイでSporting de Gijónと0-0の引き分けに終わりました。前半11分に相手のファウルからYanis RahmaniがPKを獲得するも、枠の左へ外してしまいます。後半は相手の猛攻を受けましたが、守護神Diego FuoliがJuan OteroやKonrad de la Fuenteの決定機をスーパーセーブで防ぎ、勝ち点1をもぎ取りました。
フェラン・コスタ監督率いるサバデルは、次節、アウェイでCDカステリョンと対戦します。(via Esport3)
ADセウタ
開幕戦でPrincipado(アンドラ)に5-1で大敗し、最下位に沈んでいます。早期の状況打破に向け、UD Las Palmas(1部)に所属するMFAboubacar Bassinga(21歳、ブルキナファソ代表。昨季はセウタで26試合2ゴール1アシスト)の2年連続のレンタル獲得へ交渉を急いでいます。Las PalmasのSDであるLuis Helgueraと交渉中ですが、ポルトガル2部のクラブも獲得を狙っており、Las Palmasはレンタル前にBassingaとの契約(2028年まで)を延長したい意向です。
Bassingaの市場価値は昨季セウタでの活躍で10万ユーロから30万ユーロに上昇し、ブルキナファソA代表にもデビュー。本人もセウタでの経験を『素晴らしい』と振り返っており、Ceutaでの再会を熱望しています。(via SPORT)
カディスCF
右サイドバックのGiorgi Gocholeishvili(25歳、ジョージア代表。シャフタールが保有し、昨季はブンデスリーガで27試合、コペンハーゲンやサブルタロでもプレー)の獲得に近づいており、本人はすでにカディスに到着しています。昨季イベリア1999で同僚だったIuri Tabatadze(現在重傷からの復帰間近)と再会することになります。Cádizはすでにベニャ・デ・ヘススを獲得し、Celta B戦でフアン・ディアスが好パフォーマンスを見せていましたが、さらなる右SB補強に動いています。
一方、VeneziaのFWAntonio Casasの獲得について、高額な年俸(約1.4百万ユーロ)がネックとなり、獲得レースから脱落しました。また、ベティスのMFIker Losada(昨季はレバンテでプレー、2029年までの契約)のレンタル獲得に関心を示しています。(via AS)
UDアルメリア
Venezia所属のFWAntonio Casas(26歳、昨季セリエBで26試合3ゴール1アシスト)の獲得を狙い、García Pimienta監督と相談の上、獲得レースに電撃的に割り込んできました。
Casasはスペイン復帰を望んでおり、Sporting de Gijónと交渉を進めていましたが、Almeríaの割り込みで予断を許さない状況になっています。(via Estadio Deportivo)
セルタ・フォルトゥナ/FCアンドラ
セルタ・フォルトゥナ(Celta B)は、8月24日の第2節でFCアンドラとバライードスで対戦予定です。バライードススタジアムの芝生が、カビの影響で全面張り替え中ですが、Celta Fortunaのホームデビュー戦(8月24日、対Andorra)には間に合う見込み(ハイブリッド芝の定着に6日かかるため)です。
Celta Fortunaは、BalaídosでのAndorra戦に向けて、チケット無料引き換えプロセスを発表。『Feito na Madroa』という年間シート(63ユーロ)を購入していないファンは、記名式の無料チケットを引き換える必要があります。木曜16:30から一般販売(15ユーロ〜)。
一方、AndorraはFWAitor Uzkudun(昨季は後半Real Avilésにレンタルされ13試合3ゴール4アシスト)を、今季3部へ降格したCD Mirandésへ1シーズンのレンタル移籍で放出することを決定しました。(via SPORT)
ブルゴスCF
Real Sociedadで構想外となっていたFWJon Karrikaburuの獲得を最終決定中です。監督のSergio Franciscoは、Karrikaburuをユースやトップチームで指導した人物であり、彼自身が獲得を熱望。Karrikaburu自身もBurgosの「昇格プレーオフを争える」プロジェクトに魅力を感じており、個人合意に達しています。実質移籍金ゼロの移籍(Real Sociedadが将来の売却パーセンテージを保持する形)で、契約解除に向けた最終調整中となっています。(via ElDesmarque)
【本日の総括】
セグンダ(LALIGA Hypermotion)は、泥沼のツィガンコフ対立劇を抱えつつ新戦力を補強するジローナ、ギジャモンの離脱に揺れるヒホン、スタジアムを大規模改修したコルドバなど、ピッチ内外で劇的なドラマが進行しています。プレシーズンの課題を克服して頭角を現す若き才能たちや、開幕戦の熱狂と課題、そして移籍市場最終盤のシビアな争奪戦を経て、今季の2部リーグの勢力図はかつてない混戦模様を見せており、各チームが開幕直後の主導権を握るべく激しいせめぎ合いを続けています。
