ベルナベウを包んだ美しいリスペクト!ククレジャが宿敵ソシエダのオヤルサバルを世界王者セレモニーに招き入れる粋な演出

レアル・マドリード対レアル・ソシエダのキックオフ直前、サンティアゴ・ベルナベウのスタジアムは、敵味方の垣根を越えた非常に感動的で美しい友情の光景に包まれました。この日は、今夏のワールドカップで世界王者に輝いたレアル・マドリードのマーク・ククレジャに対する、優勝トロフィーの披露セレモニーが行われていました。

スタジアムのメガホンからはククレジャの名前だけがコールされ、マドリーの選手たちやソシエダの選手たちがピッチで花道(パシージョ)を作る中、ククレジャは満面の笑みでピッチへ入場しました。しかし、ククレジャはトロフィーの前に直行するのではなく、花道に並んでいたレアル・ソシエダのキャプテンであり、スペイン代表でともに世界を制した戦友でもあるミケル・オヤルサバルの姿を見つけると、真っ先に駆け寄って熱い抱擁を交わしました。

そしてククレジャは、オヤルサバルの腕を掴み、『一緒にトロフィーを持って写真を撮ろう!』と強引に誘ったのです。オヤルサバルはマドリーのホームサポーターの聖地であるベルナベウの手前、最初こそ遠慮して首を振りましたが、ククレジャの熱意に押されて笑顔で同意。2人で並んでワールドカップのトロフィーを掲げ、カメラのフラッシュを浴びました。

この粋で温かい計らいに対し、ベルナベウを埋め尽くした数万人のマドリードサポーターからは、地鳴りのようなスタンディングオベーションと拍手が送られました。オヤルサバルは記念撮影が終わると、すべての主役の座をククレジャに譲るようにそっと自分の列へと戻り、その謙虚な姿勢もまた称賛を浴びています。なお、レアル・マドリードのフロントは事前にレアル・ソシエダ側に対し、『オヤルサバル選手がセレモニーに加わることに何の問題もない』と伝えており、クラブ間の美しいリスペクトも裏にありました。(via DiarioVasco) (via Mundo Deportivo)