プレシーズン始動と現在のスカッド状況

⚽️カルロス・コルベラン監督率いるバレンシアは、7月2日木曜日のメディカルチェックと各種テストを皮切りに新シーズンのプレシーズンをスタートさせる。その後、7月6日から12日にかけてパテルナ練習場で第1週目のトレーニングが行われる予定だ。しかし、現在のスカッドはポジションごとに大きな偏りがあり、指揮官は非常にバランスを欠いた状態でチーム作りを始めなければならない。

🥅GKはクリスティアン・リベロ(2027年まで)と、新たに契約延長したストレ・ディミトリエフスキ(2028年まで)の2人。ディフェンスラインのセンターバックは構想外や怪我人を抱え、新加入のユスティン・デ・ハース(2030年まで)、セサル・タレガ(2029年まで)、ジェンク・エズカジャル(2028年まで)、そして放出が検討されているディアカビ(2027年まで)の4人のみとなっている。サイドバックはホセ・ルイス・ガヤ(2027年まで)とヘスス・バスケス(2028年まで)の2人だ。

🏃‍♂️中盤は新加入のアリウ・ディエング(2028年まで)、ペペル(2028年まで)、ウグリニッチ(2029年まで)に加え、放出候補のバティスト・サンタマリア(2027年まで)とアンドレ・アルメイダ(2029年まで)の5人。サイドアタッカーもルイス・リオハ(2027年まで)と放出候補のアルナウト・ダンジュマ(2028年まで)の2人だけ。前線はウーゴ・ドゥロ(2028年まで)、ウマル・サディク(2028年まで)、そして構想外のダニ・ラバ(2027年まで)の3名となっている。

🏥怪我人も多く、コペテ(少なくとも10月まで離脱見込み)、フルキエ、ディエゴ・ロペス、セルジ・カノス、アルベルト・マリ、パブロ・ロペスがプレシーズンの練習から外れる。さらに、ハビ・ゲラとディミトリエフスキも戦術的理由や休暇延長により当面は合流しない。

🌱この人員不足を補うため、プレシーズンにはビセンテ・アブリル、ラウル・ヒメネス、イケル・コルドバ、パナチ、ルーカス・ヌニェス、ダビド・オトルビ、ハムザ・ベラリ、ビクトル・フェルナンデス、マリオ・ドミンゲスといった9名のカンテラーノがトップチームの練習に参加する。なお、プレシーズンの最終戦はニューカッスルとの対戦が組まれている。

(via ElDesmarque, Estadio Deportivo, Mundo Deportivo)

佐藤龍之介の獲得が決定的に

🇯🇵バレンシアは、FC東京から19歳の日本人アタッカー、佐藤龍之介の獲得をほぼ確実なものとした。移籍金は約400万ユーロの分割払いで、2028年6月までの契約を結ぶ見込みとなっている。FC東京側もクラブ公式ウェブサイトで彼の離脱を発表し、『佐藤龍之介選手について、移籍に伴う手続きと準備のため、7月5日日曜日以降のチーム活動には参加しません。今後の去就については、正式に決定次第改めてお知らせいたします』と声明を出した。

⚡️左サイドを主戦場とするこの若き才能は、飛び級で選出された今年のU-23アジアカップで日本代表の優勝を牽引し、大会得点王にも輝いた。バレンシアのスカウト陣はチリで開催されたU-20ワールドカップで彼の才能を発見し、獲得に動いていた。

✈️細かな契約の詰めを残しているものの、数日中にはスペインに到着し、メディカルチェックと契約署名、入団発表を済ませた後、パテルナでのプレシーズンに合流する予定だ。

(via Mundo Deportivo, ElDesmarque, Estadio Deportivo)

移籍市場での獲得と契約延長の動き

💼今夏のバレンシアは、他クラブとの高額な争奪戦を避け、時間をかけたスカウティングによる市場のチャンスを活かす方針を採っている。すでにストレ・ディミトリエフスキとの2年間の契約延長を公式に発表したほか、冬の移籍市場で加入し中盤に安定感をもたらしたギド・ロドリゲスの残留も合意に達しており、まもなく正式発表される。

🌍新たな顔ぶれとしては、エジプトのアル・アハリから23歳のマリ人MFアリウ・ディエング、ポルトガルのファマリカンから26歳の長身オランダ人CBユスティン・デ・ハースの獲得をすでに決めており、彼らも新シーズンからコルベラン監督の指揮下に入る。

🇷🇺また、スパルタク・モスクワに所属する26歳の守備的MFネイル・ウミャロフについても、バレンシアが関心を示しているクラブの一つとして浮上している。

(via Estadio Deportivo, ElDesmarque)

センターバック補強のターゲットたち

🛡守備陣、特にセンターバックの深刻な人員不足を解消するため、クラブは若い才能の獲得に奔走している。最大のターゲットとなっているのが、マンチェスター・シティに所属する20歳のブラジル人CBヴィトール・レイスだ。昨季はローン先のジローナで36試合に出場し、圧倒的なフィジカルと空中戦の強さ、足元の技術を披露した。バレンシアはシティにローン移籍の打診を行っているが、新たにエンツォ・マレスカ監督が就任したシティ側はまだ最終的な決断を下していない。

🇪🇸さらに、レアル・マドリードのユース出身で、トップチームへの招集経験もある18歳のホアン・マルティネスにも問い合わせを行っている。アルジネット生まれでレバンテのカンテラにも所属した過去を持つ彼は、前十字靭帯断裂の大怪我を乗り越えて復活したばかりだ。バレンシアはマドリード側の彼に対する今後の計画を注視しており、地元への帰還を促す魅力的な選択肢としてオファーのタイミングをうかがっている。ライージョの名前も挙がっていたが、まずはこれら若手有望株の確保が優先されている。

(via ElDesmarque)

放出・退団リストと複雑な人員整理

👋スカッドのスリム化も急務となっている。クラブはフルキエ、ディアカビ、バティスト・サンタマリア、アルナウト・ダンジュマ、アンドレ・アルメイダ、ダニ・ラバの6名を明確な放出候補としてリストアップしているが、特にダンジュマの退団交渉は難航している。また、大怪我からの回復に疑問符がつくディアカビに関しても、クラブは放出を歓迎する構えだ。

🛫ローン移籍で加入していたラマザニ、ベルトラン、フレン・アギレサバラ、ウナイ・ヌニェスの4選手は買い取られずに退団する。さらに、ティエリ、レンソ、エライ・キュマルトも契約満了によりチームを去ることが確定している。

🔄一方で、ローン先のケルンから戦力外通告を受けて予想外の復帰を果たしたジェンク・エズカジャルについても、クラブは構想外とみなしており、新たな移籍先を探す必要がある。

(via ElDesmarque, Estadio Deportivo)

元所属選手たちの近況

🔙過去にバレンシアのユニフォームを着た選手たちの動向も明らかになっている。2024/25シーズンの冬にローン加入した28歳のベルギー人CBマキシミリアーノ・カウフリエスは、フランスのクレルモン・フットとの契約を解除しフリーエージェントとなった。バレンシアでの出場はヘタフェ戦の1試合(アディショナルタイムに痛恨のPKを献上)のみに終わったが、現在は母国のスタンダール・リエージュが獲得に関心を寄せている。

🧤また、バレンシアのゴールを守ったベテランGKのヤスパー・シレッセン(37歳)は、オランダのNECナイメヘンとの契約が更新されず退団することとなった。彼は自身のSNSで、『残念ながら、NECとの契約をもう1年更新しない決断を今日下しました。私の希望は少なくとも2年契約を結び、その後クラブ内でGKコーチとしての最初の一歩を踏み出すことでした。残念ながら合意には至りませんでした』と明かし、さらに『期待していた結果ではありませんでしたが、振り返ってみれば素晴らしい1年でした。クラブの皆、ファン、そして私を支えてくれた人たちに感謝します。ありがとう!ヨーロッパでの幸運を祈っています!』とファンへのメッセージを綴った。

⚖️さらに、性的暴行などの罪で実刑判決を受けたラファ・ミルについて、彼がバレンシアにローン滞在していた期間に問題の事件が発生したとされている。彼は自身のSNSで無実を主張するビデオ声明を公開し、『皆さんこんにちは。この数日の判決を知り、皆さんに言葉を伝えたく思いました。私と私の弁護団は、この決定に同意できず、上級審で再審理されるべきだと信じているため、控訴しました。手続き中に提出されたビデオやその他の証拠は判決文にすら記載されておらず、評価されるべきものです』と語った。続けて『また、判決自体が警察の対応の特定の側面に疑問を呈していることにも特に驚いており、これも上級審で検証されるべきです。そのため私たちは控訴を決定し、法的な手段を通じて自分たちの立場を守り続けます』とし、『プロセスと関係者全員への敬意から、これまでのように公の場で議論するつもりはありません。私の弁護は適切な場所、つまり法廷で続けられます』と徹底抗戦の構えを見せている。

(via SPORT, Estadio Deportivo, ElDesmarque)

【本日の総括】

コルベラン監督体制の2年目は、怪我人や放出候補を多く抱えるいびつな編成でプレシーズンを迎えます。日本人アタッカーの佐藤龍之介やディエングら新戦力の融合と、ヴィトール・レイスなど若手CBの補強、そして余剰戦力の整理が新シーズンに向けた最大の鍵となりそうです。