グラナダCF

グラナダCFは今季、サラリーキャップ(人件費上限)がわずか400万ユーロ余りという非常に厳しい制限のなかで戦っています。クラブは過去の経営陣(キケ・ピナやポッツォ家時代)から引き継いだ負債により直近2シーズンで2,000万ユーロの赤字を計上しており、北米グループへの売却交渉も停滞しています。

こうした資金難を打開するため、パチェタ監督は下部組織(カンテラ)の若手を積極的に抜擢する路線に舵を切りました。かつてサム・オモロディオン(アゲホワ)をアトレティコ・マドリードへ放出した際、下部組織の育成・売却による収益化モデルへと方針を転換し、地域リーグから身体能力に優れた才能を発掘してきた成果が今まさに実を結んでいます。

現在、チームを牽引する主な下部組織出身の若手は以下の通りです。

1. オーウェン・エメカ(17歳): マラガ出身のウイング。ジュード・ベリンガムと比較されるフィジカルを備えたアンダー世代のスペイン代表。レアル・マドリードからの関心が寄せられるなか、違約金1,500万ユーロで2029年まで契約延長。

2. ブーラマ・デンベレ: 強力なフィジカルを持つセンターバック。2030年までの長期契約を締結。

3. マリオ・ヒメネス・ガンビン: 昨季はフベニールA(ユース最高位)に所属していたユーティリティプレイヤー。今季は右サイドハーフ等で起用され3年契約を結ぶ。

4. マーベル・シナザ: 最も劇的な成長を遂げたナイジェリア人ストライカー。2025年には6部相当のエストレマドゥーラ州1部(プラセンシア)でプレーし、得点王とカップ戦優勝を獲得。グラナダBチームへ引き抜かれると瞬く間にトップチーム昇格を果たし、2030年までのプロ契約を勝ち取りました。わずか1年で6部からプロリーグへ駆け上がった逸材です。

過去にもスレイマン・ファエやブライアン・サラゴサ(バイエルンへ約1,500万ユーロで移籍)らを輩出してきたグラナダのカンテラ路線は、クラブの財務健全化と昇格争いの両立を支える強力なエンジンとなっています。(via Relevo)