ヘタフェ戦の痛恨の敗北と降格の危機
👺 マルティン・デミチェリス監督率いるRCDマジョルカは、アウェイのコリセウムでヘタフェに3-1で敗北を喫しました。ヨーロッパリーグ出場権を争うヘタフェの勢いに完全に飲み込まれる形となり、勝ち点39のまま17位に転落。レバンテ、エルチェ、ジローナ(1試合未消化)と同じ勝ち点で並び、熾烈な残留争いの渦中で降格圏の崖っぷちに立たされています。同じく残留を争うエスパニョール、セビージャ、アラベスが揃って勝利を収めたことで、マジョルカにとっては非常に痛手となる結果となりました。(via Estadio Deportivo)
前半の守備崩壊と致命的な連携ミス
🚨 試合の立ち上がりからマジョルカは苦しい展開を強いられました。前半14分、ベテランのニョムに右サイドを突破され、背後を完全に取られると、折り返しをマルティン・サトリアーノに押し込まれて先制を許します。その後、ヤン・ヴィルジリのコーナーキックからヴェダト・ムリキがヘディングで合わせる決定機がありましたが、ボールはクロスバーを直撃し同点とはなりませんでした。ズイト・ルヴンボの速攻も実らず、倒されてPKをアピールした場面も笛は鳴りません。さらに前半終了間際の41分、信じられないような連携ミスから2失点目を喫します。マルティン・ヴァリエントがGKのレオ・ロマンの位置を確認せずにバックパスを頭で送ると、前に出ていたGKの頭上を越え、こぼれ球を再びサトリアーノに無人のゴールへ押し込まれました。(via MARCA)
後半のシステム変更と反撃の1点
🔄 2点ビハインドで迎えた後半、デミチェリス監督はルヴンボに代えてパブロ・トーレを投入し、システムをひし形(ロンボ)に変更して反撃を試みました。しかし、ヘタフェの堅い守備と巧みな試合運びに苦戦し、決定機を作れません。逆に後半18分、ルイス・ミージャの正確なフリーキックからザイド・ロメロにヘディングを決められ、決定的な3点目を奪われてしまいます。その直後の後半20分、パブロ・トーレのクロスからオマール・マスカレルがヘディングで1点を返して意地を見せましたが、反撃もここまで。残りの約25分間、アブドン・プラツや浅野拓磨などを投入してゴールを狙ったものの、スコアは動かず3-1でタイムアップを迎えました。アウェイに駆けつけたファンが選手たちに説明を求める一幕もありました。(via SPORT)
デミチェリス監督の酷評と謝罪コメント
🎙️ 試合後、マルティン・デミチェリス監督はチームの不甲斐ないパフォーマンスを厳しく非難しました。記者会見では次のように語っています。
『前半にやっていたポジティブなことを救い出すのは難しい。相手は2回のシュートで2ゴールを決めた。我々はその結果の主な参加者だった。ゴミ箱に捨てるべき試合だ。サッカーでは負けることもあるし、相手が我々を上回ることもあるが、我々が結果の主な要因となってしまった。すべてを間違え、プレゼントしてしまった時は、試合を早くゴミ箱に捨てなければならない。チームの調子は悪く、ロッカールームはひどく落ち込んでいる。これまでやってきたことが全くできなかった。アラベス戦の後半は良くなかったが、今日の前半はそれよりも悪かった。私の見たいチームではない。ファンには今日のパフォーマンスを謝罪する。私が第一の責任者であり、チームがこのようなプレーをするのを見るのは不満だ。残り2試合、ファンが必要であり、チームはバレンシアで別の顔、別のパフォーマンスを見せるだろう。スポーツにおいて負けを受け入れることはできるが、相手が枠内シュート2本で前半2-0としたことに我々が大きく関与した。ムリキのチャンスや序盤にもチャンスがあったが、守備でも攻撃でもミスがあった。今日は2ゴールをプレゼントしてしまった。このカテゴリーではそれは大きなペナルティになる。この試合のことは早く忘れなければならない。4日後には別の試合があり、まだ我々次第だ。バレンシアに行ってレバンテに勝ち、そしてホームでの最終戦に勝たなければならない』(via Mundo Deportivo)
オマール・マスカレルの悲痛な訴えと次節出場停止
⚠️ 意地のゴールを決めたオマール・マスカレルですが、この試合の前半31分にイエローカードを受け、累積5枚目となったため次節のレバンテ戦に出場できなくなりました。マスカレルは試合後、次のように語っています。
『今はシーズン終盤で、6ポイントが残されている。ここで腕を下ろして諦めたら自分たちの足に銃を撃つようなものだ。残留したいなら6ポイント中6ポイントを取らなければならない。それが我々の目標だ。ファンは最後までサポートしてくれるだろうし、あのような試合の後はどんな批判も受け入れる覚悟がある。我々にはその責任がある。ヘタフェのスタイルはとてもダイレクトだと分かっていたので、非常に集中しなければならなかった。最初の2失点は集中力の欠如によるミスだと思う。残留をかけた2試合ではそれが大きなペナルティになる。ミスを修正するしかなく、もうミスの余地はない。残留したいならそこを改善しなければならない。4枚のイエローカードのままずっと耐えようとしていたが、今日ついに貰ってしまった。私にとっては大きな打撃だが、チームを完全に信頼している。レバンテ戦では彼らが死力を尽くしてくれるだろう。一人のファンとして応援に行き、外からサポートし、声を枯らすつもりだ』(via SPORT)
浅野拓磨の出場状況と現地評価
🇯🇵 日本人アタッカーの浅野拓磨は、3-1とリードされた後半22分(67分)にヤン・ヴィルジリとの交代でピッチに立ちました。チームがビハインドを背負う中、持ち味であるスピードと機動力を活かした攻撃の活性化が期待されました。しかし、ヘタフェの組織的な守備の前にボールに絡む機会が限られ、シュートなどで打開を試みたものの、決定的なチャンスを生み出すことはできませんでした。現地メディアの選手評価では「ポジションを見失い、精度を欠いていた。この日本人は状況を変えようと試みたが、成功には至らなかった」と厳しい見方がなされており、不発に終わった夜となりました。現状、移籍や契約に関する新たな噂や話題は出ていません。(via AS)
出場選手たちの詳細な個人評価
📊 現地メディアによるマジョルカの選手たちの個人評価は以下の通りです。
レオ・ロマン:2失点目で理解しがたいミス。不運な夜で3失点を喫した。
ルイス・オレフエラ:負傷者の影響で18歳にして1部デビュー。失点につながるクリアミスと裏を取られるミスがあり、厳しいデビュー戦となった。
ダビド・ロペス:1失点目でマークを外す。守備陣全体が不調で、多くの場面で判断を誤った。
マルティン・ヴァリエント:2失点目につながる不可解なバックパスのミス。彼らしくないプレーでレベルを下回った。
パブロ・マフェオ:ダビド・ロペスとの連携不足を露呈。前半は守備全体が機能不全に陥った。イエローカードを受けた。
オマール・マスカレル:ゴールを決め、チームで数少ない救いとなったが、累積警告で次節出場停止という痛手を負った。
セルジ・ダルデル:中央で連携できず、効果的なプレーができないまま67分に交代。
マヌ・モルラネス:試合に参加しきれず、後半にパブロ・トーレが入ってから少し関与が増えた程度。79分に交代。
ズイト・ルヴンボ:前半の数少ないチャンスメーカーだったが、決定力を欠いてハーフタイムで退いた。
ヤン・ヴィルジリ:空中戦で苦戦し、試合に入れず67分に交代。
ヴェダト・ムリキ:前半にクロスバー直撃のヘディングを放ったが、ボールが供給されず前線で孤立し、不発に終わった。
アントニオ・サンチェス:67分から出場しハードワークを見せたが、イエローカードを受けた。
パブロ・トーレ:後半から出場し、マスカレルのゴールをアシスト。わずかな希望の光となった。イエローカードを受けた。
アブドン・プラツ:79分から出場。評価なし。(via AS)
地元メディアからの辛辣な批判とチームの現状
🗞️ この惨敗を受け、メディアからは厳しい批判が飛んでいます。デミチェリス監督が試合前の会見で「語ることはあまりない」と発言したことに対し、メディアは「ファンやメディアに対する無礼な態度」と糾弾。さらに実際の試合では、レバンテ、エスパニョール、アラベス、セビージャといった残留を争うライバルたちが死に物狂いで走り回って勝ち点を積み上げているのに対し、マジョルカは「魂のないプレーで歩いていた」「半分冗談で半分はカリカチュアのようなチーム」と酷評されました。サム・コスタが累積警告で出場停止、ヨハン・モヒカとパブロ・トーレが前のビジャレアル戦からの負傷や打撲の影響で万全ではない(トーレは後半から出場、モヒカは出番なし)など、チーム事情も苦しい中、まさに崖っぷちの状態です。(via SPORT)
熾烈な残留争いと残り2節への展望
⚔️ マジョルカは勝ち点39のままで、非常に厳しい残留争いを強いられています。次節は勝ち点で並ぶレバンテとのアウェイゲームとなり、まさに「残留を懸けた決勝戦」となります。しかし、この大一番で中盤の要であるオマール・マスカレルを出場停止で欠くことになります。そして最終節はホームのソン・モイシュで、すでに降格が決まっているレアル・オビエドを迎え撃ちます。デミチェリス監督が言うように、この残り2試合で勝ち点6を獲得しなければ、セグンダ(2部)降格という悪夢が現実のものとなる可能性が高く、チームは一丸となってこの窮地を脱する必要があります。(via Estadio Deportivo)
【本日の総括】
ヘタフェに痛恨の敗戦を喫し、守備の崩壊と連携ミスが響いて降格圏の危機に。次節はマスカレルを欠く中でレバンテとの大一番に挑む、まさに崖っぷちの状況です。






