相手MFザハリャンがエスパニョール戦終盤に激怒のピッチ離脱
エスパニョールが敵地で激しい攻撃を仕掛け、レアル・ソシエダがカウンターを狙って逃げ切りを図る緊迫した試合終盤の後半87分、ピッチ脇のベンチエリアで大きな騒動が勃発しました。
ソシエダがこの試合で最後となる5回目の選手交代を準備していた際、ピッチサイドで他のチームメイトと共にアップを行っていたロシア人MFアルセン・ザハリャンが、自分が起用されないことを知るや否や激高。感情を完全に爆発させ、フィジカルコーチに対して何か悪態をつくと、着用していたビブスを怒りに任せて地面に投げ捨て、なんと試合がまだ終わっていないにもかかわらず、そのまま直接ロッカールームへと引き揚げてしまいました。
この緊迫した終盤戦において、相手指揮官のマタラッツォ監督は、エスパニョールの猛攻からリードを守り抜いて逃げ切るために、恥骨結合炎の怪我から復帰したばかりの守備的MFゴロチャテギをピッチに送り出す判断を下していました。チームの勝利を優先した現実的な守備戦術でしたが、プレシーズンで非常に好調なパフォーマンスを見せてアピールしていたザハリャンにとっては、泥臭く逃げ切るプランの影で冷遇されたと感じ、到底受け入れがたい決断だったようです。
ザハリャンはソシエダで4シーズン目を迎えていますが、かつてはチェルシーやアヤックスといった欧州のメガクラブが激しい争奪戦を繰り広げ、1200万ユーロという巨額の移籍金で加入した経緯があります。しかし、当初期待されたような圧倒的なトップ下としてのクオリティをピッチ上で完全には証明できておらず、クラブでの去就についても未だに不透明な状況が続いています。
本人は少し前に応じた地元メディアのインタビューで、『ソシエダを去りたくはない。だが、ピッチの上で自分のクオリティを証明しなければならない』と自らのパフォーマンスを真摯に自己批判し、クラブ残留に向けて強い決意を口にしていたばかりでした。それだけに、エスパニョール戦という重要な一戦でピッチに立てなかったことへの焦りとフラストレーションが一気に限界を超えてしまった形です。エスパニョールが土壇場まで同点を目指して相手ゴールを脅かし続けた激闘の裏で、相手チームの内部崩壊を露呈させる大きなスキャンダルとなりました。(via DiarioVasco)
【本日の総括】
エスパニョールがアウェイで激闘を繰り広げたソシエダ戦。緊迫した終盤の攻防の裏で、相手チームでは起用を巡る激しい不満からザハリャンがビブスを投げ捨てて退場する一幕がありました。相手の足並みが乱れるほどの猛攻を見せたエスパニョールですが、試合結果だけでなく、ピッチ外のドラマも含めて今後に向けた大きな余波を残す一戦となりました。
