ダブルサイドバックの奇策か!レアル・マドリード戦の予想スタメンと最新戦術プラン

サンティアゴ・ベルナベウで行われる大一番に向けて、最新の予想スタメンと驚きの戦術オプションが浮上しています。

チームはアドリアン・ニーニョ、アロン・オチョア、ムリージョ、フェルナンド・カレロ、ムサの5名が引き続き欠場となることが確定しています。フネス監督は、一部の選手たちが前節の激闘から回復するのに苦労していることを明かしており、何らかの戦術的な変更を加える可能性を示唆しています。

その具体的なアイデアとして挙げられているのが、ダブルサイドバックの採用です。これは、かつてジローナのコーチングスタッフに在籍していたアシスタントコーチのファン・カルロス・アンドレスが、当時レアル・マドリードを撃破した際に用いた実績のある奇策です。左サイドバックのサリナスの前にラフィタを配置するこの布陣は、王者の攻撃力をそぐための極めて現実的なオプションとして検討されています。

また、攻撃陣ではラルビアが先発に復帰する見込みが高まっています。

各メディアが公表した予想スタメンは以下の通り、若干のバリエーションが見られます。

・予想スタメンA:

アルフォンソ・エレーロ;カルロス・プガ、レシオ、エイナル・ガリレア、ラフィタ;イザン・メリノ、ダニ・ロレンソ、カルロス・ドトール;ホアキン、ダビド・ラルビア、チュペ (via SPORT)

・予想スタメンB:

アルフォンソ・エレーロ;カルロス・プガ、レシオ、エイナル・ガリレア、サリナス;イザン・メリノ、カルロス・ドトール;ダニ・ロレンソ、ダビド・ラルビア、ラフィタ;チュペ (via MARCA)

厳しい台所事情の中でも、知略の限りを尽くして勝ち点をもぎ取りに行く構えです。 (via SPORT) (via MARCA)

15年の時を経た因縁の再会!モウリーニョ監督が過去に放った「マラガ侮辱発言」の波紋

今回の対戦は、かつてスペイン・フットボール界を揺るがしたジョゼ・モウリーニョ監督とマラガとの泥沼の因縁を呼び起こすものとなっています。

すべての発端は15年前の2011年3月に遡ります。当時レアル・マドリードを率いていたモウリーニョ監督は、前任者であり当時はマラガの指揮官に就任していたマヌエル・ペレグリーニ監督と激しい舌戦を繰り広げました。モウリーニョ監督はペレグリーニ監督を激しく突き放し、のちに長く語り継がれることになる以下のセリフを放ったのです。

『もし私がマドリードから解雇されたとしても、マラガのようなクラブの監督に就くことは絶対にない。私はイングランドやイタリアのビッグクラブに行くだろう』

この発言は、マラガというクラブやその街のプライドを大きく傷つけ、猛烈な大論争を引き起こしました。さらにモウリーニョ監督は、ペレグリーニ監督が前シーズンにマドリードで記録した素晴らしい勝ち点を誇ったことに対し、『2位というのは、敗者たちの中のトップにすぎない』と言い放ち、その功績を冷酷にこき下ろしました。ペレグリーニ監督は当時、この無礼な挑発に対しても『他の同業者の意見にコメントすることはない』と、自らのスタイルを崩さず極めてエレガントに受け流していました。

この対立の最中に行われた試合は、レアル・マドリードが7-0でマラガを粉砕する無慈悲な結末を迎えました。

しかし因縁はこれで終わりませんでした。翌2012-13シーズン、モウリーニョ監督は守護神であったイケル・カシージャスをマラガのホームスタジアムであるラ・ロサレダでベンチに降格させ、第2GKのアダンを先発起用するという強硬手段に出ました。試合はマラガが3-2でレアル・マドリードを撃破し、当時のフロンティーノ・ペレス会長が驚きを隠せない表情で試合を見守る様子が中継されて歴史的な象徴シーンとなりました。

敗戦後、過去の発言について改めて追及されたモウリーニョ監督は、次のように釈明しています。

『私は他の多くのクラブと同様に、決してマラガを指揮することはない。私には働く場所を自由に決める権利がある。クラブや街に対して個人的な恨みがあるわけではなく、これは単に私の好みの問題なのだ』

あれから長い年月が経ち、モウリーニョ監督が再びマドリードのベンチに座る今、このピリピリとした「歴史」が再びスタジアムを包み込もうとしています。 (via SPORT) (via MARCA)

新戦力より既存戦力の死守を!フネス監督が語る「補強市場最終盤の偽らざる本音」

移籍市場の締め切りが目前に迫り、周囲が慌ただしく新戦力の獲得に動く中、フネス監督はこれまでのチームの歩みを否定しない、非常に熱く、そして冷静な本音を明かしました。

世間やメディアが外からの補強ばかりに気を取られている現状に対し、フネス監督はこう語り、ロレン・フアロスSDと完全に意志を共有していることを強調しました。

『私は何度でもしつこく言うが、イザン・メリノ、ダビド・ラルビア、そして守護神のアルフォンソ・エレーロの3人にチームに残ってほしいと直訴した。もし彼らを残せるのであれば、新しい選手は一人も来なくていいと心から思っている。クラブが苦しい3部リーグ時代から身を粉にして戦い、這い上がってきた彼らの価値が、あまりにも軽く扱われているように感じてならない。私の夜の眠りを奪う唯一の不安は、彼らのうちの誰かがチームを去ってしまうことだ。新たに獲得する選手が、今の主力メンバー以上のクオリティをもたらすのは決して容易なことではない。私にとって最も大きな信頼を置けるのは、今ここにあるロッカールームを共有している選手たちだ。だから補強に対して過度な幻想は抱いていない。もし、新戦力を獲得することと、イザンをここに残すことのどちらかを選べと言われたら、私は一の矢でイザンの残留を選択する』

目先の未知なる新戦力にすがるのではなく、クラブのアイデンティティそのものである生え抜きや既存の戦力を全面的に信頼する指揮官の姿は、選手たちにとっても最大の鼓舞となっています。 (via Estadio Deportivo)

輝かしい神童の過去と未来!敵軍の逸材ディーン・ハイセンにフネス監督が送った温かいエール

かつてマラガの下部組織でその傑出した才能を輝かせていた神童、ディーン・ハイセン。対戦を控えたフネス監督は、かつて地元の誇りであったこの若きディフェンダーに対し、深い愛情と敬意に満ちたメッセージを贈りました。

オランダ出身でありながらマラガで育ったハイセンについて、フネス監督は当時の記憶を振り返りながら以下のように語りました。

『彼はかつて、実際に我々のトップチームのトレーニングにも参加していた。当時からすでに世界に羽ばたく準備ができていると感じさせる素晴らしいタレントであり、そのポテンシャルは計り知れないものだった。ここマラガのカデテ(ユースカテゴリ)でプレーしていた頃から、彼の存在感は周囲の誰よりも際立っていた。私たちが日頃から「地元の才能をクラブに留めなければならない」と訴える時、まさにその象徴として頭に浮かぶのが彼のような選手だ。いつの日か、彼が再びこのマラガの青と白のユニフォームに袖を通す日が来ることを願っている。彼は今でも、このクラブと強い心の絆で結ばれているのだから』

敵としての再会ではありますが、アカデミーが育て上げた最高傑作に対する指導者の眼差しは温かさに満ちています。 (via Estadio Deportivo)

ベルナベウに立ち塞がる「未勝利の呪縛」!歴史的スタッツが示す過酷な挑戦の全貌

昇格組としてトップリーグに戻ってきたマラガにとって、サンティアゴ・ベルナベウでの戦いは単なるアウェイゲームではなく、クラブ史上最大級のジンクスに挑む過酷な戦いです。

歴史的なスタッツは、いかにこの地での戦いが困難であるかを如実に物語っています。

・対マドリード ベルナベウ遠征スタッツ:

これまで16回(あるいは18回)この聖地を訪れていますが、マラガの通算成績は13敗3分け。一度も勝ち点3を持ち帰ったことがありません。得点数はわずかに16、失点数は44と、まさに完膚なきまでに叩きのめされてきた歴史があります。

最後にこの難攻不落の要塞から勝ち点をもぎ取ったのは、2015年9月に奇跡的な粘りで見せた0-0の引き分けにまで遡らなければなりません。

また、最後にベルナベウの土を踏んだ2017年11月25日のゲームでは、当時ミチェル監督が率いたチームが驚異的な闘志を見せ、2度にわたってレアル・マドリードのリードに追いつく激闘を演じました。しかし、試合の終盤にクリスティアーノ・ロナウドに決定的なゴールを叩き込まれ、最終的には3-2で悔し涙を呑んでいます。

この絶対的な歴史的データに対し、フネス監督は守りに入ることを明確に拒否しています。

『もし自分たちが引き分け狙いの消極的なサッカーを選択してピッチに立てば、その瞬間におそらく8ゴールを奪われて大敗を喫することになるだろう』

リスペクトは持ちつつも恐れは一切抱かない。呪縛を解き放つための勇敢な挑戦が、まもなくキックオフを迎えます。 (via SPORT) (via Mundo Deportivo) (via MARCA)

【本日の総括】

モウリーニョ監督との熱い因縁の歴史を抱え、ベルナベウという絶対的な鬼門に乗り込むマラガCF。怪我人続出の苦境の中で、ジローナの戦術から着想を得たダブルサイドバックという大胆な奇策を講じる可能性が出ています。また、ピッチ外では移籍市場最終盤におけるフネス監督の既存メンバーへの深い信頼が語られるなど、チームは熱い結束に包まれています。歴史的な未勝利の呪縛を破り、クラブの新たな歴史を刻むための一戦に注目です。