アスレティック・クラブ
イニャキ・ウィリアムズが自身のSNSを通じて、ファンに向けた声明を発表しました。今季は18敗を喫し、レアル・オビエドに次いでリーグで2番目に敗戦が多い苦しいシーズンとなっており、キャプテンとして「期待が大きかった分、結果がクラブとファンに見合っていない」と責任を認めています。しかし、7位でのカンファレンスリーグ出場権獲得を懸けた残り2試合(セルタ戦、レアル・マドリード戦)に向けて、「このエンブレムと常に支えてくれる人々のために全てをピッチに置いてくる」と団結を呼びかけました (via Estadio Deportivo)
負傷者に関する深刻なニュースも入っています。ウナイ・エギルスが右膝前十字靭帯(再建したグラフト部分)を再断裂しました。エスパニョール戦でベンチ入りを果たし、長いリハビリから復帰の兆しを見せた矢先の練習中の悲劇であり、再び長期離脱となります。また、ダニ・ビビアンも右足首外側側副靭帯の捻挫により、次節セルタ戦の欠場が確実となっています (via Estadio Deportivo)
セビージャFC
ルイス・ガルシア・プラサ監督の就任以降、チームは劇的な復活を遂げています。レアル・ソシエダ、エスパニョール、ビジャレアルを下して3連勝を飾り、直近7試合で勝ち点13を獲得。このペースはバルセロナなどに次ぐリーグトップクラスの成績です (via Estadio Deportivo)
この好調を支えているのが、冬に加入したアコル・アダムスです。9試合で10ゴールを記録し、チームの勝ち点43のうち12ポイントを直接もたらす救世主となっています。また、37歳のアレクシス・サンチェスも途中出場から絶大な存在感を発揮しており、指揮官から「信じられないクオリティと完璧な献身性」と大絶賛されています (via Estadio Deportivo)
一方、ファビオ・カルドソ、フェデリコ・ガットーニ、ジョアン・ジョルダン、アドナン・ヤヌザイはガルシア・プラサ監督の下で1分も出場機会を与えられておらず、完全な構想外となっています。タンギ・ニアンズ、バティスタ・メンディ、ペケも大きく序列を落としており、夏の市場での売却が避けられない見通しです (via Estadio Deportivo)
次節のレアル・マドリード戦に向けて、負傷から4ヶ月ぶりにマルカンが復帰し、イサク・ロメロも起用可能となりました。サポーターグループ「ビリス・ノルテ」は、残留を確実なものにするため、前日練習での熱烈な出迎えと、スタジアムを無数の旗で埋め尽くす「マニコミオ(精神病院=熱狂的な空間)」を作り出すよう全ファンに呼びかけています (via Estadio Deportivo)
フロントの動きとしては、Five Eleven Capitalと現株主間でクラブ売却の基本合意がなされており、セルヒオ・ラモスがこのプロジェクトに関与しています。これに伴い、アントニオ・コルドンSDの退任が決定的となっており、新体制ではマーク・ボイシャサがディレクターに就任する予定です (via Estadio Deportivo)
レアル・ベティス
マヌエル・ペレグリーニ監督の下、見事にリーグ5位を確定させ、クラブ史上2度目となるチャンピオンズリーグ出場権を獲得しました。この快挙により、プレッシャーから解放された最終盤のバルセロナ戦(アウェイ)では、大幅なローテーションが実施される予定です (via Estadio Deportivo)
チームの屋台骨を支えてきたアイトル・ルイバルは、右膝外側半月板の関節鏡手術を前倒しで受け、無事に成功しました。全治には数ヶ月を要しますが、来季のプレシーズン合流を目指しています。バルセロナ戦ではディエゴ・ジョレンテとクチョ・エルナンデスが累積警告で出場停止となり、マルク・バルトラ、アンヘル・オルティスも負傷欠場。セルジ・アルティミラもふくらはぎの違和感で欠場が濃厚です (via Estadio Deportivo)
夏の移籍市場に向けて、ソフィアン・アムラバトの残留交渉が本格化しています。設定されている1200万ユーロの買取オプション行使は高額なため、クラブはフェネルバフチェに対して再レンタルや条件を変更した上での完全移籍を打診する方針です (via Estadio Deportivo)
また、インデペンディエンテに所属するCBケビン・ロモナコの獲得に動いていましたが、仲介人を通じた交渉の事実がメディアに漏洩したことにクラブ首脳陣が激怒し、獲得から完全撤退する決断を下しました (via Estadio Deportivo)
ブラジル人DFのナタンは、スペイン国籍取得の手続きを開始しました。これが完了すればEU外枠が空き、チーム編成に大きな余裕が生まれます。CL出場による大幅な収入増(最低でも約5000万ユーロ)が見込まれるため、これまで囁かれていたアブデやナタンの売却は必須ではなくなり、クラブはより強気な姿勢で市場に臨むことが可能になりました (via ElDesmarque)
なお、ベティスからはW杯に向けて11名もの代表候補が名を連ねています。クチョ・エルナンデスとデオッサ(コロンビア)、アブデとアムラバト(モロッコ)、アントニーとナタン(ブラジル)、フィダルゴ(メキシコ)、リカルド・ロドリゲス(スイス)、ロ・チェルソ(アルゼンチン)、フォルナルス(スペイン)、バカンブ(DRコンゴ)がリストアップされています (via Estadio Deportivo)
アトレティコ・マドリード
フリアン・アルバレスが加入1年目を振り返り、「昨季よりも良い成績でCLベスト4、コパ・デル・レイ決勝進出を果たせた」と充実感を口にしました。さらに、入団の1年前からSNSで熱心にコンタクトを取り、移籍の決断を後押ししてくれたアントワーヌ・グリーズマンへの深い感謝を表明しました。そのグリーズマンは、日曜日のジローナ戦がメトロポリターノでのラストマッチとなり、クラブ公式戦500試合の大きな節目を飾ることになります (via Estadio Deportivo)
ロビン・ル・ノルマンは、レアル・マドリード戦で負った頭蓋骨骨折と硬膜下血腫という生命の危機に関わる過酷な体験を綴った本を出版しました。「恐怖を抱えながらプレーし、周囲の意見に疑心暗鬼になった」と、当時の壮絶な精神状態を赤裸々に告白しています (via Mundo Deportivo)
現在のチームは野戦病院と化しています。フリアン・アルバレス、ニコ・ゴンザレス、ナウエル・モリーナ、パブロ・バリオス、ジョニー・カルドーソ、ロドリゴ・メンドーサ、ホセ・マリア・ヒメネスが軒並み負傷離脱しており、マルコス・ジョレンテも出場停止です。唯一の朗報は、ジュリアーノ・シメオネが打撲から復帰する見込みであることです (via ElDesmarque)
また、ジローナへレンタル移籍中のトマ・レマルと、フリーでジローナへ加入したアクセル・ヴィツェルですが、ジローナが降格危機に瀕しているため、彼らの来季の去就が極めて不透明な状況に陥っています (via Mundo Deportivo)
レアル・ソシエダ
アンダル・バレネチェアがジローナ戦の33分に左足長内転筋を負傷し、ピッチを退きました。過去に手術歴もあるデリケートな箇所の負傷であり、今シーズン残りの試合の欠場はもちろん、スペイン代表としてW杯に出場する夢も絶望的となりました (via ElDesmarque)
守護神アレックス・レミロに対しては、バルセロナが強い関心を示しています。ペジェグリーノ・マタラッツォ監督はジローナ戦後、彼を「非常にコンプリートなキーパーであり、足元の技術も素晴らしい」と絶賛し、チームにとって不可欠な存在であると擁護しました (via ElDesmarque)
ジローナFC
ミチェル監督が、来シーズンからオランダのアヤックスの監督に就任することで実質的な合意に達しました。現在はジローナの1部残留に全力を注いでおり、クラブへの敬意からシーズン終了後に正式な発表が行われる見込みです (via Sport)
チームは深刻な残留争いの渦中(15位、勝ち点40)にあります。レアル・ソシエダ戦ではクリスティアン・ストゥアーニの活躍で貴重な勝ち点1をもぎ取りました。今後はアトレティコ・マドリード、エルチェとの運命の連戦が控えています (via Esport3)
ヘタフェCF
ホセ・ボルダラス監督が、5月22日にヘタフェ市から「名誉市民(Hijo Adoptivo)」に任命されることが正式に発表されました。これまでのクラブへの多大な貢献と献身が評価された形です (via Marca)
チームは過酷なシーズンを戦い抜き、現在ヨーロッパカップ戦出場権を懸けた位置につけています。ボルダラス監督自身は、エスパニョールやセビージャの次期監督候補として名前が挙がっており、去就について「何も排除しないが、今は残り2試合に集中している。一番大切なのはチームだ」と明言を避けました (via ElDesmarque)
RCDエスパニョール
アスレティック・クラブとの大一番に2-0で勝利し、勝ち点を42に伸ばして14位に浮上。残留へ向けて非常に大きな一歩を踏み出しました (via Esport3)
マノロ・ゴンサレス監督は1部残留を果たせば契約が自動更新される条項を持っていますが、モンチ新SDはすでに来季の監督候補として、セウタを率いるホセ・フアン・ロメロや、ヘタフェのホセ・ボルダラスをリストアップしており、水面下で動きを見せています (via ElDesmarque)
次節のオサスナ戦に向けて、オマル・エル・ヒラリ、カルロス・ロメロ、ポル・ロサノ、エドゥ・エスポシト、シリル・ンゴンゲの5選手がイエローカードの累積リーチとなっており、警告を受ければ最終節を欠場することになります。さらにンゴンゲは膝の浮腫により、出場自体が危ぶまれています (via Mundo Deportivo)
セルタ・デ・ビーゴ
クラウディオ・ヒラルデス監督にとって非常にポジティブなニュースです。マティアス・ベシーノが負傷から完全に復帰し、全体練習に合流しました。シーズン終盤の重要な戦力として期待されています (via ElDesmarque)
一方、クラブの財政状況は厳しく、6月30日までに赤字を回避するためには約1800万ユーロの選手売却ノルマを達成する必要があります。ウィリオット・スウェドベリ、イライクス・モリバ、ハビ・ロドリゲス、ミゲル・ロマンといった若手有望株のほか、スタルフェルト、マヌ・サンチェス、ウナイ・ヌニェスらも売却リストに載っています (via ElDesmarque)
そのカール・スタルフェルトは腰の椎間板ヘルニアにより直近10試合を欠場していますが、驚くべきことにスウェーデン代表のW杯メンバーに選出されました。クラブのメディカルチームは数日中に手術に踏み切るかどうかの最終判断を下す予定です (via ElDesmarque)
バレンシアCF
ピーター・リム体制下において、6年連続で勝ち点50の壁を越えられないという低迷した状況が続いており、ファンの怒りは頂点に達しています。ラージョ・バジェカーノ戦をドローで終え、勝ち点43のまま残り2試合(レアル・ソシエダ、バルセロナ)を迎えることになります (via Sport)
ラージョ戦では、ハビ・ゲラがディエゴ・ロペスの同点ゴールを鮮やかにアシスト。3本のキーパスを記録し、今季6アシスト目と孤軍奮闘していましたが、60分に不可解な交代をさせられたことが波紋を呼んでいます (via Sport)
さらに不運は続き、キャプテンのホセ・ガヤが筋肉系の負傷で途中交代を余儀なくされ、無念の今季絶望となりました。加えて、レンソ・サラビアも筋肉を負傷して離脱しており、満身創痍の状態でシーズンを終えることになります (via Marca)
RCDマジョルカ
過酷な残留争いの渦中(勝ち点39)にある中、キャプテンのアントニオ・ライージョとヴェダト・ムリキが、運命のレバンテ戦に向けてチームとファンの団結を強く呼びかけました。ムリキはアウェイの地に駆けつける500人の熱狂的なサポーターに対して、深い感謝と勝利への執念を表明しています (via Mundo Deportivo)
レバンテUD
1月に就任したルイス・カストロ監督がチームを劇的に好転させ、残留に向けた重要な最終盤を迎えています。エクトル・ロダスSDはインタビューで、今季9得点を挙げてブレイクした若手FWカルロス・エスピの才能を絶賛するとともに、カストロ監督の勇敢で攻撃的な戦術がチームに自信をもたらしたと高く評価しました (via Marca)
デポルティーボ・アラベス
優勝を決めたバルセロナを相手に1-0の完封勝利を収めるという大金星を挙げ、勝ち点を40に伸ばして16位につけています。残るオビエド戦、ラージョ戦で勝ち点を積み上げ、奇跡の1部残留を確実なものにするため、チームは勢いに乗っています (via Sport)
ラージョ・バジェカーノ
すでにリーグ残留を確定させており、クラブの歴史に刻まれるカンファレンスリーグ決勝(ドイツ・ライプツィヒで開催)への進出を果たしました。サポーターは自らチャーター便を手配するなど、街全体が欧州制覇の夢に向けて熱狂の渦に包まれています (via Marca)
レアル・オビエド
今季19敗を喫してリーグ最下位に沈んでおり、降格の危機に瀕しています。絶望的な状況の中、レアル・マドリード戦後にファンはクラブのレジェンドであるサンティ・カソルラに対して「残ってくれ!」と大合唱を送りました。引退を撤回し、もう1年チームのためにプレーしてくれることを街全体が熱望しています (via Sport)
エルチェCF
勝ち点39で厳しい残留争いを戦っています。次節はヘタフェとの対戦が控えており、過去の対戦データでは引き分けが多いカードですが、今回は1部生き残りのために是が非でも勝利が必要な状況に追い込まれています (via Sport)
ビジャレアルCF
リーグ3位でシーズンを終えることが確実となり、来季のチャンピオンズリーグ出場権を見事に獲得しました。しかし、この成功をもたらしたマルセリーノ・ガルシア・トラル監督の退任が決定しました。後任にはカンファレンスリーグ決勝に進出したイニゴ・ペレスが内定しています (via Estadio Deportivo)
来季の編成は大きく動く予定です。トーマス・パルティ、ダニ・パレホ、アルフォンソ・ペドラサの退団が見込まれており、パペ・ゲイェの売却も検討されるなど、クラブはカンテラを中心とした新たなプロジェクトへと舵を切ります (via Estadio Deportivo)
CAオサスナ
エスパニョールと勝ち点42で並んでおり、次節はそのエスパニョールとの直接対決に臨みます。勝った方が残留に大きく近づく、まさにシックスポインターとなる大一番です (via Esport3)
【本日の総括】
シーズンも大詰めを迎え、チャンピオンズリーグなどの欧州カップ戦出場権争いと、し烈な残留争いが同時に佳境を迎えています。レアル・ベティスやビジャレアルが目標を達成して歓喜に沸く一方で、中位から下位にかけては勝ち点30台〜40台前半に多数のチームがひしめき合い、1つの勝利が運命を大きく左右するサバイバルが繰り広げられています。また、各クラブで監督の去就や来季に向けた補強・売却の動きが活発化しており、ピッチ内外で劇的なドラマが進行しています。












デスクコメント
戦術デスク
配置と起用法から読む
アスレティック・ビルバオは今季18敗と、守備の脆さが目立ちました。ウィリアムズの決意表明はチームを鼓舞するでしょうが、エギルスやビビアンといった主力選手の負傷離脱は、カンファレンスリーグ出場権獲得という目標達成に大きな影を落とします。特にエギルスの前十字靭帯再断裂は、復帰への道のりを再び険しいものにするでしょう。セビージャはガルシア・プラサ監督の下で劇的な立て直しを見せましたが、アダムスとサンチェスに依存する攻撃は、相手に研究されると苦しくなる可能性があります。構想外選手の多さは、夏の補強ポイントを示唆しています。
クラブ動向デスク
フロントとクラブの空気を追う
セビージャのフロント再編は、クラブの新たな時代を予感させます。セルヒオ・ラモスの関与は、クラブの将来にどのような影響を与えるのか注目です。一方、ヘタフェのボルダラス監督が名誉市民に選ばれたことは、クラブへの貢献を象徴する出来事でしょう。彼の去就は未定ですが、残留争いの渦中にあるチームにとって、監督の動向は大きな関心事です。アトレティコ・マドリードでは、グリーズマンのラストマッチが感動的なものになる一方で、ル・ノルマンの壮絶な告白は、選手のメンタルヘルスへの配慮の重要性を改めて浮き彫りにしました。
移籍・契約デスク
契約・補強・登録を整理する
レアル・ベティスはCL出場権獲得で財政的な余裕が生まれ、アムラバトの買取オプション行使や、これまで囁かれていた主力選手の売却が必須ではなくなりました。ナタンのスペイン国籍取得手続きも、EU外枠の確保という点で編成上の大きなプラスです。セルタ・デ・ビーゴは、約1800万ユーロの選手売却ノルマ達成が急務であり、若手有望株を含む複数の選手の放出が検討されています。これは、クラブの財政健全化に向けた避けられない動きと言えるでしょう。