負傷に苦しむカルバハルの退団とスペイン代表の危機

ダニ・カルバハルのレアル・マドリードでの時間が終わりに近づいている。1月に34歳となった彼は、6月30日の契約満了をもってクラブを去ることが確実となった。30歳以上の選手には単年契約しか提示しないというクラブの厳格な方針に加え、近年の度重なる重傷が影響している。カルバハルは昨季10月に十字靭帯や半月板などを断裂して9ヶ月離脱し、今季も10月の筋肉系のトラブル、11月の膝の負傷による再手術と満身創痍。2月に復帰したものの出場機会は激減し、先週には右足の指の亀裂骨折でさらに2週間の離脱を余儀なくされた。サンティアゴ・ベルナベウでの最終戦となるアスレティック・クラブ戦のピッチに立てるかも不透明な状況だ。本人はすでにクラブから契約を更新しない意向を伝えられている。

このカルバハルの状況は、スペイン代表のW杯メンバー選考にも大きな影を落としている。ルイス・デ・ラ・フエンテ監督は5月11日までにFIFAへ最大55人の予備登録リストを提出し、そこから最終的な26人を選ぶ必要があるが、レアル・マドリードの選手で選出の可能性があるのはディーン・フイセンのみとなっている。ゴンサロは出番がなく、カレラスは伸び悩み、セバージョスは姿を消し、フラン・ガルシアはククレジャやグリマルドには遠く及ばない。フイセンはル・ノルマン、ビビアン、プビル、モスケラ、エリック・ガルシアらとセンターバックの枠を争うが、もし彼が落選すれば、スペイン代表のW杯メンバーにレアル・マドリードの選手が1人もいないという史上初の事態に陥る。仮に選ばれたとしても、1950年大会のルイス・モロウニーただ1人だった時以来の少なさとなる。(via Mundo Deportivo, MARCA)