日本の至宝・久保建英の起用法と現地メディアの評価

ソシエダの攻撃の絶対的な牽引車として期待される久保建英は、開幕戦の先発メンバーとしてピッチに立ちました。プレシーズン中に負った負傷の影響により十分な調整時間が確保できていなかった久保ですが、指揮官は彼の存在感を必要としてスタメンに抜擢しました。

試合開始直後から、久保は高い位置から激しくプレスをかけるなど、まず守備の局面において非常に高いインテンシティと忠実な貢献度を見せました。しかし、肝心の攻撃の局面においては、プレシーズンでの実践不足からくるゲーム感のズレや身体の重さが否めず、本来の圧倒的な輝きを放つまでには至りませんでした。

前半15分には、右サイドでボールを持った際にオシュカルソンが素晴らしい裏へのランニングを見せていたものの、パスのタイミングが合わずチャンスを逃す場面がありました。それでも、前半のうちにエリア近くでボールを受けると、代名詞である「クロケッタ(素早いダブルタッチ)」を繰り出して相手ディフェンダー2人を一瞬で抜き去り、観客を大いに沸かせました。しかし、カバーに入った3人目のディフェンダーに阻まれ、シュートまで持ち込むことはできませんでした。

現地メディアの評価では、攻撃陣にアイデアが不足する中で何度も下がってパスを受けようとする献身性は認められたものの、相手左サイドバックのフラン・ガルシアの執拗なマークに苦しみ、本来の強みであるウイングの位置からの積極的な縦への仕掛けや強気な一対一の回数が少なかったと指摘されています。久保は後半57分、チームのギアを切り替える最初の交代枠として、エースのオヤルサバルとの交代でベンチへ退きました。次節以降、コンディションの向上とともに本領発揮が待たれます。(via Mundo Deportivo)