ヴィニシウスが2032年まで超大型契約を更新

チームの絶対的なエースであるヴィニシウス・ジュニオールが、クラブと2032年までの6年間の契約延長に合意したことが発表されました。この契約更新の裏側では、クラブ幹部と選手代理人の間で、これまでにないほど激しい条件交渉が繰り広げられていました。ヴィニシウス側は、キリアン・エムバペの加入によって自身のチーム内でのステータスが相対的に低下することを懸念し、明確な優遇措置と報酬アップを要求。さらに、プレミアリーグの強豪アーセナルが具体的な条件を提示して獲得に乗り出している事実をアピールし、もしクラブが要求に応じない場合は、現在の契約を満了したのちにフリーで他クラブへ移籍し、そちらで巨額の契約ボーナス(サインオンボーナス)を受け取る準備があるという強気の姿勢で揺さぶりをかけました。

フロレンティーノ・ペレス会長とマドリードのオフィスは、当初、契約更新に際して高額な「忠誠ボーナス」を支払うことを他の選手との公平性の観点から断固として拒否していましたが、ヴィニシウスを完全に失うリスクを避けるために、最終的に大きな譲歩を強いられることになりました。最終合意の条件として、年俸は従来の1800万ユーロから2400万ユーロ(ネット)に大幅に引き上げられました。

さらに、ペレス会長が最も恐れていた忠誠ボーナスの直接支払いを回避するための解決策として、ヴィニシウス自身が持つ商業的な肖像権(イメージライツ)の割合を70%にまで引き上げて選手側に譲渡。これにより、ヴィニシウスは数多くのグローバルスポンサーから得られる莫大な収入の大部分を手中に収めることになり、実質的な収入を爆発的に増加させることに成功しました。これまでクリスティアン・ロナウドやセルヒオ・ラモスといった大物たちに対しても一切の妥協を許さず、毅然とした態度で放出してきたペレス会長が、一人のスターに対してここまで大幅に譲歩した交渉は歴史的にも極めて珍しく、ヴィニシウス側が交渉の完全な主導権を握っていたことを証明しています。ヴィニシウスは自身のSNSを通じて、ペレス会長、そして何よりも残留をクラブに強く直訴したジョゼ・モウリーニョ監督に対して、感謝の言葉を表明しました。(via SPORT)