最悪のスタートを回避せよ!満身創痍のバレンシアが挑む王座への背水陣

今シーズンのバレンシアは、開幕3試合を消化して1分2敗の勝ち点1、順位も17位と、早くも暗雲が立ち込める深刻なスポーツ的危機に直面しています。もし今日のバルセロナ戦で敗北を喫することになれば、4試合で勝ち点1という、バレンシアの長い歴史においてクラブ史上最悪の開幕スタートを記録することになります。

これに対し、昨夏に契約を延長したばかりのカルロス・コルベラン監督について、クラブのCEOであるロン・グーレイ氏は『私たちは、カルロスこそがこのチームを前に進めるための最適な人物だと信じています』と直近の発表で揺るぎない信頼を表明しました。しかし、指揮官を待ち受けるのは、極めて厳しい満身創痍のスカッドです。

今回の試合では、ウマル・サディク選手とギド・ロドリゲス選手という主軸2名の欠場が公式に確定しています。さらに追い打ちをかけるように、今週まともにトレーニングをこなせていないルイス・リオハ選手とパブロ・マフェオ選手の2名も、出場できるかどうかが極めて疑わしい状況にあります。この逆境の中で、現地メディアが予想するバレンシアの先発メンバーは、ゴールキーパーにディミトリエフスキ、ディフェンス陣にはセサール・タレガ、ディアカビ、アルナウ、ガヤを配し、中盤にはマフェオ、ウグリニッチ、ペペル、ハビ・ゲラ、そして前線にサトとダンジュマを並べるというものです。

バルセロナのレジェンドであり、現在は解説者を務めるロボ・カラスコ氏は、この一戦の戦術的なキーマンとしてバレンシアのハビ・ゲラ選手の名前を挙げました。ゲラ選手は、昨シーズンに途中加入したギド・ロドリゲス選手(今回は欠場)と共に、卓越した戦術眼でチームを降格の危機から救った功労者です。カラスコ氏は、ゲラ選手を無力化することこそがバルセロナの勝利の条件であるとし、以下のように分析しています。

『バレンシアは、ギドを欠いている一方で、絶好調のハビ・ゲラを擁しています。ゲラがトップ下としてプレーし続けるかどうかが最大の注目点です。彼を自由に動かして前を向かせてしまえば、バレンシアの攻撃は非常に危険なものになります。逆に、バルセロナのディフェンス陣が彼にしっかりと身体を寄せ、常に背負った状態でプレーさせることができれば、守備の安全は保たれるでしょう。』

相手は怒涛の3連勝で12ゴールを奪い、絶好調の首位バルセロナ。しかし、満身創痍だからこそ、聖地メスタージャの声援を背に受けて一致団結するバレンシアがどのような意地を見せるのか。指揮官コルベランと選手たちの覚悟が試されます。(via Estadio Deportivo)

【本日の総括】

宿敵バルセロナを本拠地に迎えるバレンシア。ピーター・リム筆頭株主の息子であるキアット会長が今朝電撃到着し、チーム宿舎に緊張が走る一方で、サポーターは激しいフロント抗議のボイコットを予定しています。歴史的なメスタージャでの最後のクラシックになるかもしれない本日の一戦、負ければクラブ史上最悪のスタートという極限状態の中、満身創痍のチームが奇跡の勝利を掴めるか、すべてはハビ・ゲラや急成長のオトルビといった若き戦士たちの双肩にかかっています。