ウーゴ・ギジャモンのスポルティング・ヒホン移籍の噂とバレンシアが保持する権利
クロアチアのハイドゥク・スプリトでプレーしているバレンシア・カンテラ出身のMFウーゴ・ギジャモンについて、スポルティング・ヒホンへの移籍の可能性が浮上しています。クロアチアでの最初のシーズンは彼が期待していたような満足のいくものではなく、チームはディナモ・ザグレブに20ポイント近い差をつけられて2位に終わり、ヨーロッパリーグ予選への出場権だけでは不十分でした。
ハイドゥクのスポーツディレクターであるロベルト・グラフも、ギジャモンが新しいクラブを探す許可を得ており、チームの優先的な構想に入っていないことを公に認めています。現在ギジャモンと代理人は手元にあるオファーを検討中で、東欧やポルトガルのクラブからも関心が寄せられていますが、ラ・リーガ復帰を意味するオファーを特に魅力的に感じています。
スポルティング・ヒホンはこの状況を把握しており、選手が契約を解除してフリーになるか、あるいは移籍が非常に容易になることを待っている状態です。この動向をバレンシアCFも注視しています。バレンシアはギジャモンをフリーで放出しましたが、移籍した場合の権利の50%を保持しています。さらに、ギジャモンはバレンシアで完全に育成された選手であるため、FIFAの連帯貢献金メカニズムによって追加の5%が加算されます。つまり、移籍金が発生した場合、その55%がバレンシアに入ることになります。 (via ElDesmarque)
フェラン・トーレスのW杯決勝ゴールとバレンシアCFからの公式な祝福
2026年W杯決勝でスペイン代表を優勝に導く劇的なゴールを決めたフェラン・トーレスに対して、彼の故郷であり古巣でもあるバレンシアが大きく沸いています。ほろ苦い退団の経緯があったにもかかわらず、メスタージャ・スタジアム前のバレンシアCFファンの広場や、ロッチ・アリーナ、市庁舎広場など、市内や周辺の町の各所で何千人ものファンが彼の名前を合唱し、爆竹やロケット花火で祝福しました。人口約8,000人の彼の地元フォイオスの広場も満員となり、大熱狂に包まれました。
フェランは12歳でバレンシアCFのアカデミーに加入し、20歳で有望な選手としてクラブを去りました。当時はアニル・マーシーが負債清算のために彼をマンチェスター・シティへ売却しましたが、フェランはバレンシア在籍時にレアル・マドリードからの関心もあったものの、『ペップ・グアルディオラの下で働きたい』という理由でシティを選んだ経緯があります。また、彼がSNSアカウントで「20」という数字を使用しているのは、バレンシアのトップチームでデビューした際の背番号であるためです。
バレンシアCFは公式SNSアカウントを通じて、『バレンシアCFのアカデミーで育ったフェラン・トーレスに特別な称賛を送ります。彼のW杯決勝でのゴールは、スペインサッカーにとってすでに永遠のものです』とメッセージを送り、このカンテラーノの偉業を称えました。バレンシアサッカー連盟も『私たちに2つ目の星を与えてくれたのはバレンシア人でした。バレンシア代表からスペイン代表へ。ありがとう、フェラン』と声明を出しています。
フェランはバレンシア出身の選手として初めてW杯決勝でプレーし、ゴールを決めた選手となりました。2つのW杯に参加したバレンシア関連の選手は、これまではアントニオ・マセダやダビド・アルベルダしかいなかった快挙です。また、代表での出場数は65試合となり、ラウール・アルビオルを抜いてバレンシア出身選手として歴代トップに立ちました。ゴール数も25得点に達し、ダビド・ビジャ(59得点)がトップに立つ歴代ランキングで10位にランクインしています。 (via SPORT / Mundo Deportivo / ElDesmarque)
W杯決勝後の乱闘騒ぎにおけるロベルト・アジャラの行動とファンの落胆
W杯決勝後、アルゼンチン代表とスペイン代表の選手やスタッフ間で起こった乱闘騒ぎの中で、バレンシアCFのレジェンドであるロベルト・ファビアン・アジャラ(現アルゼンチン代表アシスタントコーチ)の行動が物議を醸しています。
試合終了直後、レアンドロ・パレデスがエリック・ガルシアやガビに暴行を加えたことを発端に、両チームが入り乱れる事態となりました。騒動に駆けつけて止めに入ろうとしたダニ・オルモに対し、アジャラは乱暴に彼を押しのけ、顔面にパンチを見舞うような仕草を見せました。メスタージャに巨大な横断幕が掲げられるほどのレジェンドであるアジャラのこの行動は、SNSなどで多くの批判を浴びています。
バレンシアのファンにとって、アルゼンチン代表のコーチングスタッフにアジャラとパブロ・アイマルという、クラブで非常に愛されている2人のレジェンドが名を連ねていることは大きな誇りでした。幸いアイマルは乱闘の場面には一切姿を見せていませんでしたが、アジャラのスポーツマンシップに反する振る舞いは、バレンシアファンにとって特に辛く、落胆させる出来事となっています。 (via ElDesmarque / SPORT)
元バレンシアのロドリゴ・デ・パウルがW杯決勝敗戦後に語ったメッセージ
W杯決勝でスペインに敗れた後、かつてバレンシア、アトレティコ・マドリード、ウディネーゼなどでプレーし、現在はインテル・マイアミに所属するアルゼンチン代表MFロドリゴ・デ・パウルが自身のSNSで長文のメッセージを発信しました。
彼は敗戦の痛みを認めつつ、大会を通じてアルゼンチン代表に向けられた批判や、審判に有利な判定を受けているといった根拠のない陰謀論に対して強く反論しています。デ・パウルは『彼らは私たちの笑顔に苛立ち、私たちのやり方に腹を立てている。しかし、そのおかげでこのユニフォームへの愛と情熱がすべてを乗り越えられると再確認できた』と語り、逆風がチームの結束を強めたと強調しました。 (via SPORT)
【本日の総括】
バレンシアにゆかりのある人物たちが良くも悪くもW杯決勝の話題を席巻しました。フェラン・トーレスの劇的な決勝ゴールは地元バレンシアに大きな歓喜をもたらし、クラブも誇りを持って彼を祝福しました。ウーゴ・ギジャモンの移籍の噂は、実現すればクラブに有益な移籍金をもたらす可能性があります。一方で、アルゼンチン代表コーチとして参加していたレジェンド、ロベルト・アジャラの試合後の暴力的な振る舞いは、ファンに大きな失望を与える結果となってしまいました。