プレシーズンマッチ リヨンに4-0の快勝

第24回シウダ・デ・ラ・リネア杯にて、ベティスがオリンピック・リヨンを4-0で下しました。前半立ち上がりはリヨンがボールを握る時間もありましたが、ベティスがセットプレーから試合を動かします。22分、フォルナルスのコーナーキックからの二次攻撃をバルトラが頭で合わせて先制。前半44分にもフォルナルスのコーナーキックからデオッサがヘディングで追加点を奪いました。

後半に入ってもベティスの勢いは止まらず、58分には相手の守備のミスを突いたカウンターからパブロ・ガルシアが3点目を記録。最後は78分に右から左への展開からパスを受けたリケルメがネットを揺らし、大勝を飾りました。

この試合のスタメンは、バジェス、ベジェリン、ナタン、バルトラ、フラン・ガルシア、ファクンド、ロカ、フォルナルス、パブロ・ガルシア、リケルメ、デオッサ。チミー・アビラとバカンブが去った影響でCF不足となっており、この日はコロンビア人MFのデオッサが9番のポジションで先発出場しました。途中からはフネス、モランテ、プティ、ディエゴ・ジョレンテ、ジュニオール、ニャニョロ、オルティス、ロサダがピッチに立っています。

(via SPORT)

フォルナルス チームの仕上がりに手応え

リヨン戦で2アシストの活躍を見せたフォルナルスが試合後にインタビューに応じました。グラナダ戦での敗北から見事に立ち直ったことについて『個人的にもチームとしても非常に満足している。グラナダ戦でのあまり良くない試合の後は、勝つことが重要だった。チャンピオンズリーグに出場するような強豪相手に良い感触を掴み続けるための大切な試合だった』と語っています。

また、試合内容については『彼らがある程度ボールを支配していたと言えるが、我々はボールを奪った際に非常に効率的だったし、セットプレーからスコアを動かせたのはとても重要だ。守備面でも無失点に抑え、非常に堅実だった』と振り返りました。

今後の予定として、8月2日にラ・リネアでアルメリアと対戦し、5日にダブリンでアーセナル、8日にセビージャのラ・カルトゥハでボーンマスとのテストマッチが控えています。リーグ開幕戦のバレンシア戦は、ロ・チェルソがW杯決勝まで戦った影響で8月25日に延期されたため、ベティスの今季初戦は8月21日にラ・カルトゥハで行われる第2節のレアル・ソシエダ戦となります。フォルナルスは『ここからの試合はより厳しい相手になる。リーグ開幕に向けて最高の状態で臨みたい』と意気込んでいます。

(via Estadio Deportivo)

移籍市場 新たなストライカー候補にイヴァノヴィッチ

前線の補強を急ぐベティスは、ターゲットだったドフビクがボローニャへ向かったため、現在はシンシナティのケビン・デンキーへのオファーを準備しつつ、他の選択肢も探っています。その中の一人が、ベンフィカに所属する22歳のクロアチア人FWフランヨ・イヴァノヴィッチです。

イヴァノヴィッチは昨夏、ベルギーのユニオン・サンジロワーズでの活躍が評価され、2280万ユーロ以上の高額でベンフィカに引き抜かれました。しかし昨季は43試合の出場で9ゴールと期待通りの結果を残せず、市場価値も1500万ユーロ程度まで下落しています。出番の減少に加え、ジョン・デュランのベンフィカ加入によりさらに出場機会が限られることが予想され、選手本人はトップリーグでの主役の座を求めています。

ペジェグリーニ監督の要望もあり、ベティスはベンフィカに買い取りオプション付きのレンタル移籍を打診しました。しかしベンフィカ側は投資を少しでも回収したいため、完全移籍での放出を望んでおり、レンタルには難色を示している状況です。

(via Estadio Deportivo) (via AS)

移籍市場 アブデのローマ移籍は困難か

昨季43試合で15ゴール13アシストを記録したエズ・アブデに対して、チャンピオンズリーグに出場するローマが関心を寄せています。しかし、ベティスは彼の契約解除金を6000万ユーロに設定しており、5000万ユーロ以下での交渉には応じない姿勢をローマに伝えています。バルセロナも彼のパスの約20%を保持しているため、動向を注視しています。

アブデ自身もベティスでの生活に非常に満足しており、移籍を強行するつもりは全くありません。ローマに対しては現在の給与である約500万ユーロの倍額を要求したとされており、実質的に移籍のハードルを高く設定しています。

W杯直前のノルウェーとの親善試合で膝の捻挫を負い、モロッコ代表としての出場を逃したアブデですが、現在は回復の最終段階にあり、近日中のプレシーズンマッチで実戦復帰する予定です。クラブが巨額の資金を必要とする状況にならない限り、今季もベティスでプレーする可能性が高いと見られています。

(via Mundo Deportivo) (via ElDesmarque)

移籍市場 若手FWロドリゴ・マリナがイタリアへ

カンテラの有望なストライカー、ロドリゴ・マリナ(20歳)がイタリアのセリエBに所属するアヴェッリーノへ移籍することがほぼ確実となりました。

昨季はリザーブチームで32試合に出場し7ゴール、ユースリーグでも10ゴールを挙げる活躍を見せたマリナですが、ベティスは彼を完全に手放すわけではありません。移籍金は100万ユーロに加えてインセンティブが発生する条件で、さらに将来の売却益の数パーセントと買い戻しオプションをベティスが保持する形で交渉が進んでいます。2028年まで契約を残していましたが、イタリアでのさらなる成長が期待されています。

(via Estadio Deportivo)

移籍市場 フラン・ガルシアが加入、ブラジル人CBにも関心

レアル・マドリードから左サイドバックのフラン・ガルシアがベティスへ完全移籍したことが確認されています。すでにチームに合流しており、先日のリヨン戦でもスタメンとしてピッチに立っています。

また、センターバックの補強候補として、クルゼイロに所属する22歳の左利きブラジル人DFジョナタン・ジェズスに関心を寄せています。レアル・ソシエダが1500万ユーロのオファーを提示したと報じられていますが、バレンシアとともにベティスも動向を注視しています。ただし、クルゼイロは2000万ユーロ未満での放出を拒否する強硬な姿勢を崩していません。

(via SPORT) (via Mundo Deportivo)

トレーナーが語る ナタンとアルティミラの成功の裏側

現在ベティスの守備の要であるブラジル人CBナタンと、ヘタフェから加入し先日スポルティング・ポルトガルへ2000万ユーロの利益を残して旅立ったMFセルジ・アルティミラ。彼らのパーソナルトレーナーを務めるEleven Movementのポル・フォッシュ氏が、二人の活躍の理由を語りました。

ナポリから加入したナタンについては『彼がブラジルやイタリアにいた頃から習慣を大きく変えたことで、筋肉のトラブルが消えました。初年度は57試合中52試合、2年目も55試合中45試合に出場し、怪我で欠場したことはありません。彼は肉体的にも精神的にも岩のような存在で、25歳という年齢を考えてもまだまだ成長する計り知れないポテンシャルを持っています。彼自身もリーグ開幕が待ちきれない様子で、まさに闘争心の塊です』と絶賛しています。

また、アルティミラについては『彼は非常に過小評価されていますが、常にチームのために全力を尽くすインテリジェンスの高い選手です。1試合で12km以上を走り、高いインテンシティを維持します。バルサの育成組織で培った技術と、下部リーグで泥臭くプレーした経験が彼を特別な存在にしています。スポルティングへの移籍は彼のキャリアにとって素晴らしい一歩になるでしょう』と語り、ベティスでの成長が大きなステップアップに繋がったことを明かしました。

(via Estadio Deportivo)

クラブOB バルトラがラ・マシア時代の苦悩を回顧

現在ベティスに所属し、リヨン戦でも先制ゴールを決めたマルク・バルトラが、ライフスタイル誌のインタビューでバルセロナの下部組織であるラ・マシア時代の厳しい競争について語りました。

バルトラは『双子の弟であるエリックがバルサに残れないと告げられた時は、本当に大きなショックでした。私たちはお腹の中にいた頃からずっと一緒だったので、来年から弟が一緒にプレーできないと言われたことは、私の人生の大きな転機になりました』と当時を振り返りました。

さらに『しかし、その辛い経験が地に足をつけて今ある環境を大切にするモチベーションになりました。私の弟は非常に才能豊かな子供でしたが、それでも必ずトップに到達できるわけではありません。それを知っているからこそ、トップに立つことがどれほど難しいか理解しています。常にプレッシャーを感じる環境でしたが、長期的にはそれが私を助けてくれました』と語り、周囲のサポートや環境の重要性も強調しています。

(via Mundo Deportivo)

クラブOB カピが語るベティス愛と驚きのエピソード

元ベティスの名手カピがインタビューに応じ、自身のキャリアにおける不思議な縁とクラブへの深い愛情を語りました。

2010年、ロペス・カロ監督に誘われてルーマニアのヴァスルイへ移籍する準備を完全に終えていたカピでしたが、直前になってどうしても行くべきではないという直感に駆られ、移籍をキャンセルしてヘレスへ加入しました。その直後、父親が重病に倒れ、最期の数ヶ月を共に過ごすことができたため『あの決断は本当に正解だった』と振り返っています。

また、ロペラ元会長とは異例の7年契約を結んでおり、チェルシーやスーパーデポルからのオファーがあったことも明かしましたが、『自分の夢はベティスでプレーすることだった』として移籍を拒否し続けました。

監督とのエピソードも豊富で、フェルナンド・バスケス監督の就任当初、カピが新聞のインタビューで『トップチームに残るのが夢』と語ったのを読んだ監督から直接部屋に呼び出され、『君はトップチームの選手であり、私にとって非常に重要な選手になる』と告げられたといいます。

さらに、パコ・チャパロ監督時代には、残留を懸けたラシン・サンタンデール戦前のロッカールームで、監督がデュオ・ディナミコの『Resistiré(耐え抜く)』を大音量で30分以上ループ再生させ、自身も『俺たちは耐え抜くぞ!』と叫びながら部屋を出入りするというクレイジーなモチベーションアップ術を披露。国際的な選手たちが唖然とする中、見事に残留を勝ち取ったという笑い話も明かしてくれました。

(via SPORT)

【本日の総括】

プレシーズンマッチでの快勝によりチーム状態の良さが伺える一方で、ペジェグリーニ監督が求める新たなストライカーの確保や主力の引き留めなど、開幕に向けたフロントの動きが加速しています。かつてのOBたちのエピソードも交え、クラブが持つ歴史と新シーズンの期待が入り交じる一日となりました。