エズ・アブデ ベティス幹部がPSG移籍報道を完全否定
レアル・ベティスに所属する24歳のモロッコ代表フォワード、エズ・アブデに対し、パリ・サンジェルマンからの獲得打診が取り沙汰されていた噂について、クラブのスポーツダイレクターが「完全な嘘だ」と一蹴した。主力を失った欧州強豪からの関心が報じられる中、クラブ幹部が直接否定に踏み切ったことで、現段階では移籍交渉が存在しないことが明確になった。
移籍騒動の発端は10月20日の欧州最高峰の戦いで、パリ・サンジェルマンのフヴィチャ・クヴァラツヘリアが右膝前十字靭帯断裂という全治9ヶ月の大怪我を負ったことだ。長期離脱を余儀なくされたフランスの強豪クラブは、今冬の市場で左ウィングの代役獲得に動くと見られている。そのため、今季ベティスで圧巻のパフォーマンスを披露するアブデが、最優先ターゲットの一人として浮上した格好だ。
しかし、ベティスのスポーツダイレクターを務めるマヌ・ファハルドは中東メディアの取材に対し、『ここ数週間報じられているパリ・サンジェルマンの関心はすべて嘘に過ぎない』と語り、報道を全面的に否定した。クラブの顔であるアタッカーを途中で手放す意思がないことを、力強い言葉で強調した格好だ。
アブデはベティスと2029年6月30日までの長期契約を結んでおり、設定されている契約解除金は6000万ユーロにのぼる。現在、市場価値が4000万ユーロと査定されるアブデはチーム最重要資産であり、シーズン途中の冬の市場で値引き交渉に応じる考えはクラブ側にも選手本人にも一切ない。
2023年に750万ユーロでアブデを放出したFCバルセロナは、将来の転売権の約23%を保持している。そのため移籍金の分配構造を巡り、バルセロナ側のメディアが噂を増幅させていた背景がある。しかし、現在は周囲の雑音に惑わされることなく、チームの目標に向かって集中する環境が整えられた形だ。
欧州杯出場を目指すベティスは主力の流出を固く拒んでおり、冬の市場に向けた揺さぶりを完全に遮断した格好だ。そのため今後は、来年1月の移籍市場開幕に向けてパリ・サンジェルマンが実際に正式オファーを提示してくるかが注目される。一方で、ベティスが6000万ユーロの満額回答を突きつけ続けるのかが今後の争点となる。(via Estadio Deportivo)