プレシーズンマッチ:マンチェスター・ユナイテッド戦

🇸🇪スウェーデンのソルナにある約40,000人収容のストロベリー・アレーナにて、アトレティコ・マドリードはマンチェスター・ユナイテッドとのプレシーズン第2戦に臨み、1-2で逆転負けを喫しました。

🏥この試合では、ジョアン・フェリクス、パブロ・バリオス、ジョニー・カルドーゾが休養のためメンバー外となったほか、マルコス・ジョレンテやナウエル・モリーナらもまだ合流しておらず、トップチームの欠場者が13人(未合流11人、負傷2人)に上りました。そのため、ディエゴ・シメオネ監督はアカデミーの若手選手を多数起用せざるを得ない状況でした。

📋シメオネ監督は前半と後半で全く異なる2つのチームを編成し、試合状況に応じて4-3-3、5-3-2、5-4-1とシステムを柔軟に使い分けました。前半の先発メンバーには、オブラク、ドミンゲス、ル・ノルマン、ハンツコ、ルジェリ、カルロス・マルティン、オベド・バルガス、コケ、ルックマン、ホルヘ・カスティージョ、アルナウ・オルティスが名を連ねました。新戦力のル・ノルマンとハンツコも先発出場し、ル・ノルマンは落ち着いたプレーでハリー・マグワイアとセットプレーで激しく競り合い、ハンツコも相手の攻撃にしっかりと対応しました。

⚽️試合は前半5分に動きます。コケのショートコーナーからアルナウ・オルティスが右サイドからクロス兼シュートを放ち、これにカルロス・マルティンが飛び込むも触れることはできませんでしたが、ボールはそのままゴールネットを揺らし、アトレティコが先制に成功しました。

🧤その後はレニー・ヨロ、マグワイア、メイソン・マウントなど主力を多く揃えるマンチェスター・ユナイテッドが猛攻を仕掛ける展開となりました。しかし、キャプテンのコケがチームを統率し、守護神ヤン・オブラクが立ちはだかります。オブラクはルーク・ショーの至近距離からの強烈なボレーシュートを驚異的な反射神経で防ぎ、アマド・ディアロのフリーキックが壁に当たってコースが変わった際にも足で見事にセーブするなど、ビッグセーブを連発して1-0のリードを保ちました。一方、左サイドで起用されたアデモラ・ルックマンはあまり目立たず、期待されたような突破は見せられませんでした。

🔄後半に入ると、シメオネ監督はエスキベル、ホセ・マリア・ヒメネス、ロドリゴ・メンドーサ、モルテン・ヒュルマンド、ハビ・ボニャル、ダニ・マルティネス、ロメオ・ウエソ、アルナウ・ソラ、イケル・ルケ、トマ・レマル、セルヒオ・エステバンらをピッチに送り出しました。後半7分、前半に良いプレーを見せていたカスティージョがペナルティエリア内でシェイ・レイシーを倒してしまい、不必要なPKを献上。これをブライアン・ムベウモがGKエスキベルを相手に確実に決め、同点に追いつかれました。

⚠️同点にされた後、アトレティコはボール支配率を高め、ポジショナルな攻撃を見せ始めます。しかし、後半28分、メンドーサがサイドへのビルドアップのパスをジャック・フレッチャーに奪われるという痛恨のミスを犯し、さらにエスキベルのクリアミスも重なって、最後は再びムベウモにゴールを許し、1-2と逆転されました。

🔥失点後、メンドーサは挽回しようと奮闘し、ヒュルマンドへの折り返しで決定機を演出しましたが、ヒュルマンドのシュートは惜しくもポストを直撃しました。続くプレーでメンドーサ自らもヘディングシュートを放ちましたが、枠を捉えることはできませんでした。

✨後半15分から出場したレマルは、ソラへ素晴らしいスルーパスを通すなど、クオリティの高さを示しました。クラブは契約を1年残すレマルの退団先を探している状況です。また、イケル・ルケもアディショナルタイムに前線での連携からチャンスを作り、さらに遠距離から際どいシュートを放つなど、同点に迫るプレーを見せましたが、ゴールには至らず試合は終了しました。(via ElDesmarque, MARCA, Mundo Deportivo)

アルナウ・オルティスの躍動とコメント

🌟プレシーズン第1戦のヘタフェ戦で開始11分にゴールを決めたアルナウ・オルティスは、マンチェスター・ユナイテッド戦でも前半5分に先制ゴールを挙げ、2試合連続ゴールという素晴らしい結果を残しました。シメオネ監督によって本来のウイングからストライカーにコンバートされた24歳のアタッカーは、相手ゴールに向かう貪欲さと圧倒的なスピードで存在感を示し、マグワイアから激しいファウルを受けるなど相手守備陣の脅威となりました。昨季プリメーラRFEFで得点王に輝いた彼は、トップチームでの定着を目指して猛アピールを続けています。

🗣試合後、彼はミックスゾーンやクラブ公式メディアで力強く語りました。

『とても良い気分です。リザーブチームから来た若手にとって、このクラブを代表できることは大きなチャンスであり名誉なので、与えられた機会を活かそうとしています。だから、本当に幸せです』

『僕は陽気で、縦への推進力があり、前に進むのが好きな選手です。でも結局のところ、常にチームのために働くことが一番重要です』

『チャンスを活かして、この瞬間を最大限に楽しむことが大切だと思っています。ここにいることは僕にとって夢のようですし、最も重要なのは今この瞬間と日々の生活を楽しむことです』

『正直に言うと、トップチーム定着についてはあまり気にしていません。一番集中しているのは日々のこと、ここにいることを楽しみ、取り組むことです。どうなるかは神のみぞ知るで、僕の力ではどうにもなりません。僕にできるのは日々の努力であり、それだけは絶対に欠かさないと断言できます』

『いいえ、僕にとっては試験ではありません。むしろ逆です。1年前にはアトレティコ・マドリードのトップチームでプレシーズンを過ごせるなんて想像もできなかったので、とにかく楽しもうとしています。せっかくの機会ですから、これを楽しむ贅沢を自分に許さないのは不公平だと思います』

『僕たちはアトレティコ・マドリードですから、すべての試合で勝ちにいかなければならず、それを実行しました。ラ・リーガ開幕に向けてとても良い準備ができていると思いますし、これが僕たちの進むべき道です』

『最終的に、こういう試合は僕たちの準備に役立ちます。良い仕事ができていると思いますし、正しい道を歩んでいます。レベルの高い試合は、より良い準備に大きく貢献してくれます』

『ゴールは嬉しいですが、常にチームのために尽くすことが最も重要です。個人としてではなく、チームとして向上することです。昨年のマドリレーニョでの得点力が続いていることは嬉しいですね』

『リザーブの若手にとって、トップチームと一緒にこういう試合に出られるのは喜びです。これからも出場機会を得て、非常に厳しいものになるであろうリーグ開幕に向けて準備を続けられればと願っています』(via ElDesmarque, MARCA, Mundo Deportivo)

ホルヘ・ドミンゲスの台頭

💎16歳の若手ディフェンダー、ホルヘ・ドミンゲスがマンチェスター・ユナイテッド戦で先発出場を果たしました。本来はセンターバックを主戦場とする192cmの長身選手ですが、シメオネ監督は彼を右サイドバックとしてもテストしており、この試合では複数のシステムの中でポジションを変えながらプレーしました。チャンピオンズリーグ常連の強豪相手にも全く物怖じすることなく、対人戦で持ち前の強さを見せ、果敢に遠距離からのシュートを放つなど堂々たるパフォーマンスを披露しました。シメオネ監督は若手を急がせずに育てる手腕に定評がありますが、ドミンゲスには特別な才能を見出しており、将来のディフェンスリーダーとして大きな期待が寄せられています。(via MARCA, Mundo Deportivo)

クラブの財政事情と売却候補

💰アトレティコ・マドリードは今夏の移籍市場で新戦力3人の獲得にすでに1億ユーロを投資しており、深刻な資金不足に直面しています。マテウ・アレマニーはチーム編成を完成させるため、必死に解決策を模索しています。

📉新たな補強を行うためには既存の選手を放出して資金を確保する必要があり、ティアゴ・アルマダ、マッテオ・ルジェリ、トマ・レマル、ホセ・マリア・ヒメネスらが売却候補としてリストアップされています。しかし、現時点では彼らの売却は実現しておらず、この厳しい財政状況が、シメオネ監督がアカデミーの若手選手を積極的に起用せざるを得ない一因となっています。(via MARCA)

ティアゴ・アルマダの去就

✈️アルゼンチン代表MFティアゴ・アルマダ(25歳)が、数週間以内にアトレティコ・マドリードを退団する可能性が高まっています。昨夏、クラブは彼のパスの50%を2000万ユーロで獲得しましたが、昨シーズンの成績は公式戦40試合で1704分の出場、2ゴール2アシストに留まりました。スペインのサッカーに完全に適応できず、クラブの期待に応えられなかったため、アトレティコは彼の放出にオープンな姿勢を見せています。また、アルゼンチン代表として参加したワールドカップでも良いパフォーマンスを見せられず、市場価値の向上には至りませんでした。アラブのクラブからの具体的な関心は今のところ届いていません。

🇦🇷🇧🇷現在、南米の2つのビッグクラブ、リーベル・プレート(アルゼンチン)とフラメンゴ(ブラジル)が獲得に向けて激しい争奪戦を繰り広げています。リーベル・プレートのエドゥアルド・コウデ監督は、退団するフランコ・マスタントゥオーノの後釜としてアルマダを強く希望しています。アトレティコとリーベルはワールドカップ前から交渉を続けており、アトレティコが保有する50%のパスの買い取りで基本合意に達していましたが、最終的な決断は選手に委ねられていました。ワールドカップ期間中にフラメンゴが豊富な資金力を活かした好条件のオファーを提示したことで交渉は一時停滞しましたが、リーベルが再び獲得に向けて動き出しています。

🤝アルマダ本人の優先順位は明確です。ヨーロッパのクラブからのオファーがない場合、彼は母国アルゼンチンのリーベル・プレートへの復帰を最優先に考えています。フラメンゴからのオファーは経済的に非常に魅力的で高額な給与が用意されているものの、アルマダは継続的な出場機会とスポーツプロジェクトを重視しています。アトレティコ・マドリードは投資額の大部分である2000万ユーロの回収を求めており、リーベル・プレートにとっては大きな財政的努力が必要となります。スペインの移籍市場は9月1日まで開いているため、アトレティコ側に売却を急ぐ理由はありません。(via ElDesmarque, Estadio Deportivo)

フリアン・アルバレスを巡るバルセロナとの対立

⚔️アトレティコ・マドリードのアルゼンチン代表FWフリアン・アルバレス(26歳)の獲得をFCバルセロナが執拗に狙っており、両クラブ間で深刻な対立が生じています。アトレティコはチームの最重要選手の一人であるアルバレスの放出を固辞しており、移籍金を下げるつもりも、移籍手続きを急ぐつもりも全くないという強硬な姿勢を貫いています。夏のこの時期に彼を手放せば、代役を見つけることが極めて困難になるためです。

⚖️さらに事態は法的な問題に発展しています。アトレティコは、バルセロナが2030年まで契約を残しているアルバレスに対して不適切な接触を行ったとして、FIFAにハラスメントの告発を行いました。これを受けて、スペインサッカー連盟(RFEF)はバルセロナに対する臨時の懲戒手続きを開始しました。バルセロナ側はこれに反論するための答弁書を準備していますが、アトレティコからの告発が事態をより一層複雑にしています。

🏴󠁧󠁢󠁥󠁮󠁧󠁿また、フリアン・アルバレス自身や彼の家族は、かつてプレーしたイングランドのプレミアリーグへの復帰を望んでいないという情報もあり、アトレティコにとっても状況のハンドリングは容易なものではありません。(via SPORT)

マルコス・ジョレンテのSNS反論

📱ワールドカップ優勝後、マルコス・ジョレンテとフェラン・トーレスがイビサ島で一緒にバカンスを過ごしている様子が雑誌の表紙を飾り、二人が抱擁し、フェランがジョレンテの頬にキスをしている写真が大きな話題となりました。SNSなどでは二人の間にロマンスがあるのではないかという憶測や批判的なコメントが飛び交いました。

🗣これに対し、マルコス・ジョレンテは自身のSNSを通じて直接反論しました。

『2026年になっても、二人の男が「愛情」を示し合うことが議論を引き起こすことに驚いています。でも、世間の状況を見れば理解もできますね』

『自分に自信があり、他の友人に愛情を示すことを恐れない男ほど、男らしいものは僕にはありません』と綴り、同性同士のスキンシップに対する偏見を力強く一蹴しました。フェラン・トーレスもジョレンテのこの投稿をシェアし、ワイングラスを傾けるジョレンテの写真を添えて無言の支持を示しました。

👩‍❤️‍👨さらに、ジョレンテの妻であるパディ・ノアルベも自身のInstagramのストーリーで夫を擁護する温かいメッセージを発信しました。

『首輪のないカップルを普通のことだと受け入れましょう。誰かを愛することは自由を制限するものではなく、それを楽しむための安心感をさらに与えてくれるはずです。自分の大切な人たちにキスをしたり、ハグをしたり、「愛してる」「大好きだ」とたくさん伝えることを普通のことだと受け入れましょう』と述べ、愛情表現の自由と多様性を強く訴えました。(via SPORT, MARCA)

マンUの15歳デビューとヒメネスの洗礼

💥マンチェスター・ユナイテッドとの親善試合の終盤、相手チームの若手選手JJガブリエルが15歳と299日という驚異的な若さで非公式ながらトップチームデビューを果たしました。歴史的な瞬間を飾った若き才能に対し、アトレティコ・マドリードのウルグアイ代表DFホセ・マリア・ヒメネスは容赦のないプレーを見せました。ガブリエルがピッチに入って最初のプレーに関わった直後、ヒメネスは背後から強烈なハードタックルを見舞い、プロの世界の厳しさを身をもって教え込みました。(via Mundo Deportivo)

【本日の総括】

プレシーズンマッチでは主力を欠き敗戦したものの、アルナウ・オルティスや16歳のドミンゲスら若手の台頭が光りました。一方で、1億ユーロの投資による資金不足から主力売却の必要性に迫られており、アルマダの南米復帰の可能性や、フリアン・アルバレスを巡るバルセロナとの泥沼の対立など、ピッチ外でも大きな動きが続いています。