若き右サイドの槍!ミゲル・シエラがラ・リーガの8月期最優秀U23選手にノミネート

カンテラ出身の22歳、ミゲル・シエラが、ラ・リーガの8月期最優秀U23選手賞にノミネートされました。この賞にはレアル・マドリードのアルダ・ギュレルやバルセロナのシャビ・アスパー、エスパニョールのハビ・エルナンデス、ラシンのザビリといった並み居る実力者たちが名を連ねています。

昨季デビューを飾ったグラナダ出身のシエラは、今季開幕から3試合連続で右ウイングとして先発出場を果たし、ルイス・ガルシア・プラサ監督にとって欠かせない主力へと急成長を遂げました。

開幕から抜群の存在感を示しており、ラージョ・バジェカーノ戦では相手のアルバロ・ガルシアに素早く競り勝ってPKを誘発し、同点劇をお膳立て。さらにサン・マメスでのアスレティック・ビルバオ戦では、開始早々にDFユーリ・ベルチチェの退場を誘発してチームを勝利へ導きました。そして直近のアトレティコ・マドリード戦では、自陣からの見事な独走ドリブルでペケに絶好機を創出するとともに、後半には自らネットを揺らしてチームを鼓舞しました。

現在、クラブは公式SNSを通じて、シエラに投票するようファンに呼びかけています。エスパニョールとのアウェイ戦に向けても彼の先発出場は揺るぎない状況です。(via Estadio Deportivo)

伝統の聖母マリアに誓う!セビージャが新シーズン開幕に向け大聖堂参拝と恒例親睦会を開催

ラ・リーガはすでに3試合を消化していますが、移籍市場が閉まった9月2日の水曜日、セビージャにとっての新たなシーズンが公式に幕を開けました。

クラブの伝統に則り、チームは大きな怪我から守られること、そして開幕からの良い勢いを維持できるように神の加護を祈るため、セビージャ大聖堂へ公式参拝を行いました。

当日は取締役会、コーチングスタッフ、および選手たちが揃って大聖堂内にある王の聖母(ビルヘン・デ・ロス・レイェス)の礼拝堂を訪れ、伝統的な献花式を行いました。今季のキャプテンを務めるガブリエル・スアソとキケ・サラスが花束を抱え、ホセ・マリア・デル・ニド・カラスコ会長、ルイス・ガルシア・プラサ監督とともに聖母マリアの像へ捧げました。

この式典の後、一行は近くにある老舗レストラン「ロブレス・プラセンティネス」へと移動し、こちらも毎年恒例となっている懇親昼食会を開いてチームの結束を固めました。(via Estadio Deportivo)

デル・ニド会長は沈黙を維持!移籍市場総括会見でも取材対応を拒否

大聖堂での華やかな公式参拝が行われた一方で、ホセ・マリア・デル・ニド・カラスコ会長は一貫してメディアへの沈黙を守り続けています。

本来であれば、こうした伝統的な参拝の際には大聖堂の門前で会長が報道陣の取材に応じ、激動の夏の移籍市場について総括や見解を語るのが慣例となっていました。しかし、会長はマイクの前に立つことを拒否。その数時間前にスポーツディレクターのホセ・イグナシオ・ナバロが行った総括会見にも同席していませんでした。

今夏に行われた新加入選手の発表記者会見にも一度も姿を見せていない会長ですが、まもなく行われる予定のフェリックス・コレイア、ルカ・スタッシン、およびユスフ・フォファナの最終補強3選手の入団会見でついにその沈黙を破るのか、注目が集まっています。(via Estadio Deportivo)

疑惑のPK判定をめぐり審判委員会が釈明!物議を醸す判定シーンをAIが選定する内幕が露わに

前節のアトレティコ・マドリード戦でDFキケ・サラスへのペナルティが与えられなかったことに対し、試合後に怒りを爆発させていたルイス・ガルシア・プラサ監督の言葉に、技術審判委員会(CTA)が反応を示しました。

CTAは公式検証番組の中で、アトレティコのモルテン・ヒュルマンドがキケ・サラスの足を蹴り上げた接触を認め、これが『ペナルティを課される可能性のあるアクション』であったことを部分的に認めました。しかしその一方で、主審のハビエル・アルベローラ・ロハスの判定には『強い解釈の余地』が含まれており、VARを務めたハビエル・イグレシアス・ビジャヌエバが介入を控えた判断は正しかったと結論づけています。

さらに、CTAのフラン・ソト会長は深夜のラジオインタビューで、このように物議を醸すプレーが検証番組に選ばれるプロセスを明かしました。かつては選定者がプレッシャーから辞退を申し出たため番組打ち切りの危機もありましたが、現在はラ・リーガが人工知能(AI)を用いて「①物議を醸すもの、②ルール解説として教育的なもの、③特定のクラブに偏らないもの」という3つの条件を満たす映像を抽出し、CTAに送信しているとのことです。

なお、アスレティック戦で退場となったDFユーリ・ベルチチェについて、CTAは後に「退場ではなく警告が妥当な誤りだった」と認めたものの、RFEFの競技委員会が1試合の出場停止処分を維持したことに関して、ソト会長は『ルール上は覆せないが、今後の法的な改善に取り組みたい』とコメントし、判定をめぐる議論は続いています。(via Estadio Deportivo)

宿敵ベティスがフォファナ獲得競争を釈明!セビージャに巨額をもたらした取引の全貌も判明

デッドラインデイに電撃加入したフランス代表MFユスフ・フォファナをめぐり、宿敵レアル・ベティスのスポーツディレクターであるマヌ・ファハルドがその獲得劇の裏舞台を明かしました。

ファハルドは新選手の会見で、ベティスも最終盤までフォファナと交渉していたことを認めた上で、『私たちのスカウト陣は中盤の補強としてファクンド・ベルナルを第一候補に据えていた。フォファナのような実力者を獲得すれば、ベルナルのキャリアを圧迫しかねないと判断した』と説明。ベティス側の意思で獲得を見送ったことをアピールしました。

一方で、セビージャがこの超大物をミランから借り受けることができた背景には、カンテラ出身のカルロス・アルバレスの移籍による臨時収入がありました。アルバレスが移籍先のレバンテからメキシコのクラブ・アメリカへと約800万ユーロで完全移籍したことにより、セビージャが保有していた30パーセントの権利金から200万ユーロ以上がクラブの懐に転がり込んできたのです。

ホセ・イグナシオ・ナバロSDはこの資金を最大限に活かし、市場閉幕のわずか5分前にミランと合意。レンタル料100万ユーロ、年俸を両クラブで完全に折半(50パーセントずつ負担)するという条件で、買取オプションなしの1年ローンを取りまとめました。フォファナは水曜日の午後15時30分にプライベートジェットでサン・パブロ空港に降り立っており、木曜日から全体練習に合流します。(via Estadio Deportivo)

ポルトガル時代の恩師たちが太鼓判!新加入フェリックス・コレイアの底知れぬ実力と汎用性

移籍市場の最終盤にポルトガルのジル・ヴィセンテから静かに加入した25歳のウィンガー、フェリックス・コレイアに対し、かつて彼を指導したポルトガルサッカー界の名将たちから絶賛の声が届いています。

スポルティングのユース時代に指導したホセ・ゴメスは、『ポルトガルサッカー界において、彼の特性を持つ選手は極めて珍しい。相手を混乱させる突破力と、高い決定力がこれほど高いレベルで同居している選手は少ない。彼はビッグクラブでも主役として試合を決める力があり、国際的なエリートレベルに到達できる』と断言しました。

また、昨季彼を完全復活へと導いたジル・ヴィセンテのヴィトール・カンペロス監督も、『彼は素晴らしい能力に加え、戦術理解力が高く知的な選手だ。フィジカルが強靭で非常にスピーディー。1対1の局面で抜群のドリブルスキルを発揮し、何よりもチームのために献身的にハードワークできるフォーカス力がある』とそのプロ意識を高く評価しています。

さらに、ユース時代のチームメイトだったリカルド・カエイロは、『彼はウイングだけでなく、例えば3-4-3のサイドハーフといった守備的なタスクを求められるポジションでも高いパフォーマンスを発揮できる。攻撃的な3トップの一角としても機能するその万能性と、守備への高いコミットメントこそが彼の強みだ』と明かし、その多才さがチームに大きな選択肢を与えることを示唆しました。(via Estadio Deportivo)

カンテラも大激変!エース格FWアレックス・コスタらの放出とBチームの大規模な血替え

ファーストチームの激しい動きに並行して、2部RFEF(4部相当)での戦いを控えるBチーム「セビージャ・アトレティコ」でも劇的な再編が行われました。

昨夏にバルセロナBとの争奪戦を制し、25万ユーロで加入した大型FWアレックス・コスタ(23歳)が、ルーゴへと完全移籍(2028年までの契約)することが決定しました。コスタは昨季37試合に出場したもののわずか4ゴールに留まり、チームの降格を防ぐことができませんでした。今夏は2部のクラブからレンタル移籍の打診もありましたが、セビージャが500万ユーロを超える高額な買取オプションを要求したために交渉が停滞。年齢的なルール(23歳以上はBチームとファーストチームを自由に行き来できない)もあり、最終的に放出を選択しました。ディエゴ・ガリアーノ監督にとって、開幕直前に主軸ストライカーを失う大きな打撃となっています。

さらに、セネガル人FWバカリ・ソウも同リーグのライバルであるCDエステポナへの完全移籍が発表されました。セビージャは将来の転売の際、移籍金の一部を受け取る権利を留保しています。

これでBチームは今夏、合計10名の選手(アルベルト・フローレス、コジャード、イスラ・ドミンゲスら)が去ることとなりました。一方で新戦力として、モジェルサから右ウイングのマルク・スクリ、マネサからMFヴィクトル・チュマチェンコ、セビージャCから昇格したシルビオ・カスティージョらが加わり、イケル・ビャールもレンタルから復帰して日曜日の開幕戦(タマラセイテ戦)に挑みます。(via Estadio Deportivo)

移籍市場閉幕後も放出のチャンスあり!カルドーゾとマルコンに依然として残る移籍ルート

スペイン国内の移籍市場は閉じましたが、余剰人員となっている2人のDF、ファビオ・カルドーゾとマルコンには依然として退団の可能性が残されています。

ホセ・イグナシオ・ナバロSDは、現在もいくつかの移籍市場が開いている国への放出に向けて極秘裏に交渉を続けていることを明かしました。

サウジアラビアの移籍期限は9月6日(日)まで、ポルトガルは9月5日(土)まで開いており、プレシーズン中に構想外となっていた32歳のカルドーゾは、過去に所属経験のあるサウジアラビア(アル・アイン)やポルトガルの古巣クラブが有力な候補となっています。カルドーゾ側はセビージャとの契約解除交渉において年俸の全額支払いを求めて譲りませんでしたが、これらの国外市場への売却で決着を図る構えです。

また、度重なる負傷によりプレシーズンで1秒もプレーできなかったマルコンについては、9月11日まで市場が開いている母国ブラジルへの移籍が最有力ルートとされています。マルコン自身もプレースタイルの不適合から移籍に前向きな姿勢を見せています。

ナバロSDは、『もしここで余剰戦力を放出できれば、その分の資金がサラリーキャップの空き枠となり、1月の冬の移籍市場で新たな選手を補強する大きな原動力になる』と将来を見据えたプランを語っています。(via Estadio Deportivo)

期待の星スタッシンの裏側とバルガス残留の真相!ナバロSDが語る今後の契約延長計画

夏の最終日に急転直下で加入が決まったベルギー代表期待の若手FWルカ・スタッシン(Lucas Stassin)の獲得について、ナバロSDが会見で内幕を語りました。

買い取りオプションなどの詳細な契約データについては『守秘義務があるため明かせない』としつつも、『多くのクラブが彼を追いかけていたが、私たちの提示した今後の長期的なビジョンとプロジェクトを選手自身が非常に気に入ってくれたため、合意に至った』と、クラブの交渉力による勝利であったことを強調しました。

また、ギリシャのオリンピアコスへの移籍が噂されていたルーベン・バルガスについては、相手方の提示額がセビージャの要求する1500万ユーロに達しなかったため、完全残留となりました。ナバロSDはバルガスを『チームの旗頭となるべき絶対的な存在であり、彼が残ってくれたことを誇りに思う』と高く評価し、今季の活躍に期待を寄せています。

さらに、2027年に契約満了を迎える21歳のDFアンドレス・カストリンについては、代理人との契約延長に向けた交渉が極めて順調であることを報告。『カストリンはこのチームに長く留まるべき選手であり、契約延長に向けて全面的な信頼を置いている』と述べ、近いうちの合意を示唆しました。中盤の補強が失敗したことで、急遽ファーストチームのプロ登録を勝ち取ったマヌ・ブエノについては『自らの実力でその座を掴み取った』と絶賛し、15歳の神童ニコ・ギジェンらを含めた現在の中盤の陣容に強い自信を示しました。(via Estadio Deportivo)

【本日の総括】

移籍市場が閉まったことで、ついに新シーズンの全スカッドが固まり、大聖堂への参拝や恒例の親睦会を通じてピッチ外でもチームの結束力が一段と高まりました。若手の台頭や今後の契約延長交渉など、将来に向けたポジティブなトピックが満載です。