驚愕の深夜劇!ユスフ・フォファナ獲得の知られざる超絶大逆転劇
セビージャFCは、夏の移籍市場の最終盤に誰もが予想しなかった大逆転劇を演じました。ミランに所属するフランス代表MFユスフ・フォファナ(27歳)の獲得です。この電撃移籍の裏には、信じられないようなドラマが隠されていました。
実は、市場閉幕日の午後4時の時点で、フォファナはオリンピア・リヨンへの移籍が完全に合意に達していました。リヨンへの1200万ユーロの買取オプション付きレンタル移籍という条件で、あとは正式発表を待つばかりという段階でした。しかし、フランスの移籍市場が閉まる午後8時を前に、事態は急転直下します。
リヨンがフォファナを獲得するためには、マリック・フォファナをプレミアリーグのサンダーランドへ3600万ユーロで売却する交渉を完了させる必要がありました。しかし、そこにクリスタル・パレスが割り込んできたことで交渉は長期化。結局、フランス市場の閉幕時間までに売却が完了せず、リヨンによるユスフ・フォファナ獲得の取引は完全に破談となってしまったのです。
この破談の噂をいち早く嗅ぎつけたのが、セビージャのスポーツディレクターを務めるホセ・イグナシオ・ナバロでした。ナバロSDは、サラリーキャップのわずかな空き枠を見逃さず、他のリスクがある安価な選択肢を即座に切り捨ててフォファナの一本釣りに狙いを定めました。
そこからは時間との戦いでした。ナバロSDはミランのヘンドリック・アルムシュタットと直接対談を行い、セビージャが負担可能な条件(150万ユーロの単純レンタル、買取オプションなし)でミラン側を説得。両クラブによる懸命な書類作成が続けられ、午後11時30分に手続きが完了。午後11時57分に最後のパズルのピースをはめる公式ビデオが公開され、日付が変わった午前0時01分に正式に獲得が発表されました。
フランス代表として25試合3ゴールを記録し、2022年カタールワールドカップ準優勝、ユーロ2024ベスト4を経験した正真正銘のワールドクラスが、こうしてセビージャのユニフォームを着ることになりました。 (via ElDesmarque)
支出わずか1700万ユーロ!ナバロSDが完成させた27ピースの若返りパズル
初の移籍市場を乗り切ったナバロSDの手腕は、驚異的という他ありません。今夏の市場において、セビージャは加入11名、放出16名という合計27ものオペレーションを完了させ、チームの完全な若返りと財政の健全化に成功しました。
驚くべきはその驚異的なコストパフォーマンスです。11人の補強にかかった支出は、スタッシンのレンタル料250万ユーロ、フォファナの150万ユーロ、そしてフリオ・ディアスとフラン・ゴンサレスに費やした各100万ユーロ、さらにはロビー・ウレの650万ユーロ、ギオルギ・コチョラシュヴィリの450万ユーロなどを含めて、全体でわずか1700万ユーロ程度に抑えられています。
その一方で、アコール・アダムスを1650万ユーロ(+変数)、フアンル・サンチェスを1100万ユーロ、ホアキン・マルティネス(オソ)を1000万ユーロ、ジブリル・ソウを400万ユーロで売却。さらに元カンテラーノのカルロス・アルバレスがレバンテからメキシコのクラブ・アメリカへ800万ユーロで移籍した際、セビージャが保有していた30%の権利により、200万ユーロの棚ぼた収入を得るなど、合計で4100万ユーロ以上(変数を含めれば最大5000万ユーロ近く)の収入を確保しました。
この見事な取引により、チームの平均年齢は29.6歳から25.8歳へと約4歳も若返り、ラ・リーガの厳しいサラリーキャップ制限に適合する持続可能なスカッドが誕生しました。現在、年俸が300万ユーロを超えるのはマルコンと、オリンピアコスへの売却が破談となったルベン・バルガスのみとなっており、かつての高給体質からの脱却を完全に果たしました。 (via Estadio Deportivo)
アウェイで待ち受けるのは伝説の男!次節エスパニョール戦プレビューとサラゴサの脅威
日曜日に行われるラ・リーガ第4節、セビージャは敵地RCDEスタジアムでエスパニョールと対戦します。この一戦には特別なドラマが隠されています。現在エスパニョールのスポーツディレクターを務めているのは、今年5月に就任したセビージャの伝説的な元SD、モンチだからです。
モンチはエスパニョールでもその辣腕を振るい、この夏に7名もの新戦力を連れてきました。アレックス・カラトラバの完全移籍に加え、アンドニ・ゴロサベル、キリンドシー・ハルトマン、ウナイ・ヌニェス、ヴァニャ・ドルクシッチ、ガブリエウ・モスカルド、そしてバイエルン・ミュンヘンからスペイン期待のウインガーであるブライアン・サラゴサ(買取オプション800万ユーロ)をレンタルで獲得しました。
なかでも最大の注目株であるサラゴサは、移籍に際して『またサッカーを心から楽しみたい』と完全復活への熱い意気込みを語っています。エスパニョールのファンは、この日曜日のセビージャ戦でサラゴサがデビューすることを大いに期待しており、スタジアムは異様な熱気に包まれることが予想されます。
エスパニョールのマノーロ・ゴンサレス監督も『今年はこれまでで最もチーム編成に満足している』と絶賛しており、モンチが構築した新チームは手強い相手となるでしょう。元指揮官モンチが作り上げたチームとの宿命の対決は、セビージャの真価が問われる大一番になります。 (via ElDesmarque)
屈辱の1-3完敗と疑惑の判定!アトレティコ戦の激闘と審判委員会の曖昧な回答
開幕2連勝と素晴らしいスタートを切っていたセビージャですが、第3節アトレティコ・マドリード戦では1-3と完敗を喫し、厳しい現実を突きつけられました。
試合はアトレティコのアレックス・バエナに完全に支配されました。前半、康仁李からの鮮やかなパスを受けたバエナに先制ゴールを許すと、さらにルックマンに左サイドから強烈なシュートを叩き込まれて2失点目。30分には再びバエナにネットを揺らされ、前半だけで0-3と圧倒される展開となりました。
セビージャも前半22分にキケ・サラスが惜しいシュートを放つなど意地を見せ、後半66分にはカンテラーノのミゲル・シエラが豪快なボレーシュートを決めて1点を取り返し、スタジアムを大いに沸かせました。しかし、アトレティコがコケやヒメネスを投入して守備を固めると、反撃の糸口を掴めなくなりました。終盤にはバリオスの鋭いヘディングシュートをGKオディッセアス・ヴラホディモスが神がかり的なセーブで防ぐなど、これ以上の追加点は許さなかったものの、1-3のまま試合は終了しました。
この試合で最も物議を醸したのが、後半にペナルティエリア内でキケ・サラスがアトレティコのヒュルマンドに脚を蹴られて倒されたシーンです。主審のアルベロラ・ロハスは笛を吹かず、VARのイグレシアス・ビジャヌエバも介入しませんでした。
これに対して激怒したルイス・ガルシア・プラザ監督は『審判団の公式ビデオ』でこのプレーを分析するよう猛抗議を行いました。これを受けて審判技術委員会(CTA)が公式見解を示しましたが、その内容は極めて曖昧なものでした。
CTAは『ヒュルマンドがキケ・サラスの脚にコンタクト(衝撃)を与えたことは事実であり、ペナルティと判定される可能性は十分にあった』と一部非を認めつつも、『接触の強度や因果関係は解釈の余地が非常に高く、主審の判断に委ねられるべきであるため、VARが介入しなかった判断は正しい』と結論づけ、判定を正当化しました。この曖昧な幕引きは、セビージャ側のフラストレーションをさらに深める結果となっています。 (via Mundo Deportivo) / (via ElDesmarque)
補強候補たちの裏事情!マヌ・ブエノ残留の真相と立ち消えたプランの全貌
最終的にフォファナという素晴らしいピースを確保したセビージャですが、この中盤補強とチーム編成の裏側では、いくつかの候補者の浮沈と苦渋の決断がありました。
まず、LASKのメデライロ・ボガルデへの関心が噂されましたが、セビージャ側はこれを公式に否定しました。LASKが500万ユーロ以上の高額な移籍金を求めていたこともあり、現在はフィオレンティーナが獲得を模索しています。また、リアル・オビエドのアルバート・レイナについては、セビージャがオビエド側の求める350万ユーロ以上の要求額が下がるのを待っていましたが、プレースタイルが創造的なMFであり、チームが本当に必要としていたルシアン・アグメのバックアップ(守備的MF)とは異なったため、獲得には至りませんでした。
守備陣では、アトレティコのホセ・マリア・ヒメネスへのローンオファーを出したものの、高額な給与と、セビージャのファビオ・カルドーゾおよびマルコンの放出が進まなかったことで破談。ヒメネスはデポルティーボへと移籍しました。カルドーゾは契約解除交渉が泥沼化し金銭面で対立したため、今夏唯一の放出失敗となり、セビージャは彼をファーストチームに登録し背番号を与える義務を負うことになりました。
これら数々の中盤および守備陣の補強交渉が二転三転したため、一時はレンタル放出が既定路線だったカンテラーノのマヌ・ブエノが奇跡的にチームへ残留。フォファナの電撃加入決定と同時に、見事にファーストチームへ昇格し、プロとしての登録と正式な背番号を勝ち取る形となりました。 (via Estadio Deportivo)
【本日の総括】
最終日にフランス代表の超実力者ユスフ・フォファナを電撃獲得するという驚異の立ち回りを見せた新生セビージャ。アトレティコ戦での1-3の敗戦やPK未判定の悔しさは残るものの、ナバロSDが完成させたサステナブルかつ戦闘力の高いスカッドには大きな期待がかかります。次節は元指揮官モンチ率いるエスパニョールとの大一番。若き新生軍団の真価が問われます。
