スタジアム新名称決定

ヘタフェのアンヘル・トーレス会長が長年抱いていた夢が現実のものとなりました。クラブはスタジアムのネーミングライツを売却し、多額の資金を注入する大型スポンサーを獲得しました。これは現在進められている本拠地コリセウムの改修工事に向けて非常に重要な意味を持ちます。

スペインにおけるクルディスタン地域政府の代表であるダラワン・ハジ・ハミド氏が自身のSNSアカウントでこの決定を発表しました。ヘタフェのクラブオフィスにて、アンヘル・トーレス会長がクルディスタン地域政府投資委員会委員長のモハメド・シュクリ博士とその公式代表団を歓迎し、会談が行われました。

ハミド氏は次のように述べています。『この会談の目的は、スペイン駐在代表部が約1年前から取り組んできた「Visit Kurdistan(ビジット・クルディスタン)」プロジェクトの準備を締めくくることでした。このプロジェクトの始動と、ヘタフェCFのスタジアム名が「Visit Kurdistan」へと変更されることは、クルディスタン地域の国際的な存在感を高めるための極めて重要な一歩となります。また、観光地としてのイメージを定着させ、新たな訪問者や海外からの投資を呼び込むための新たな機会を切り開くものです』

この両者の記念すべき合意は、2026年6月30日にマドリードで結ばれました。(via Mundo Deportivo)

ビジャレアルから2選手獲得へ

ヘタフェは現在、ビジャレアルと2人の選手の移籍について交渉を行っており、合意が間近に迫っています。その2人とは、ミッドフィルダーのラモン・テラッツとディフェンダーのジャン・イヴ・ヴァルーです。

25歳のカタルーニャ出身MFラモン・テラッツは、ホセ・ボルダラス監督が以前から強く望んでいた選手です。2024-2025シーズンにヘタフェでプレーした経験があり、当時は本来の中央のポジションではなくサイドでの起用が多かったものの、高いレベルのパフォーマンスを発揮しました。昨シーズンはエスパニョールにレンタル移籍し、公式戦31試合で1117分間プレー、1ゴール2アシストを記録しましたが、継続的な出場機会を得るには至りませんでした。

ビジャレアルに復帰したテラッツですが、来季チャンピオンズリーグに出場するチームにおいて、イニゴ・ペレス新監督の下で出場機会を得るのは非常に難しいと自覚しており、移籍を歓迎しています。テラッツ自身も、ボルダラス監督の下であればより多くの出場時間と重要な役割を担えると考えており、ヘタフェ行きを前向きに捉えています。ヘタフェ側もテラッツの完全移籍での獲得を目指して交渉を進めており、彼の契約が2027年6月30日までと残り1年になっていることが、移籍金を安く抑える有利な材料になると考えています。ビジャレアル側も、チームに深みをもたらす選手と評価しつつも、彼の放出先を探している状況です。

もう1人は、20歳の若手センターバックであるジャン・イヴ・ヴァルーです。ビジャレアルのセカンドチームでプレーしていた彼は、左サイドバックとしてもプレー可能です。ヘタフェのセンターバック陣に生じた欠員を埋めるための補強として到着する予定です。(via MARCA) (via Estadio Deportivo) (via ElDesmarque)

中盤の主力流出

ヘタフェがラモン・テラッツの獲得を最優先事項としている最大の理由は、中盤の絶対的な主力が立て続けにチームを去ったためです。

これまで中盤を支えてきたマウロ・アランバリは、アルゼンチンの名門リーベル・プレートへの完全移籍が決定し、すでにチームを離れました。

さらに、多くのクラブからオファーを受けていたルイス・ミージャの退団も決定しました。ミージャの移籍先は、セスク・ファブレガス監督が率いるイタリアのコモ1907です。コモは彼を高く評価し、獲得に強く動いていました。すでにメディカルチェックも完了しており、あとは正式な移籍発表を残すのみとなっています。コモは来季チャンピオンズリーグに出場するため、ミージャはニコ・パスらと共に中盤でプレーし、大きな成長の機会を得ることになります。ヘタフェとラ・リーガにとって、彼が去ることは寂しいニュースです。(via Estadio Deportivo) (via ElDesmarque) (via MARCA)

守備陣の再編

ディフェンスラインでも重要な選手の退団が発生しています。ジャン・イヴ・ヴァルーの獲得動機にも直接関係していますが、センターバックのドミンゴス・ドゥアルテと、左サイドバックのディエゴ・リコがディフェンス陣から退団しました。ディエゴ・リコに関しては、7月1日をもって契約が満了し、移籍金ゼロで獲得可能なフリーエージェント選手のリストに名前が挙がっています。(via MARCA) (via ElDesmarque)

若手MF争奪戦

中盤の補強を目指すヘタフェは、パリ・サンジェルマンに所属するブラジル人MFガブリエウ・モスカルドの動向も追っていました。20歳のモスカルドは、昨季はスポルティング・ブラガへレンタル移籍し、ヨーロッパのコンペティションを含む公式戦39試合に出場して1ゴールを記録するなど、経験を積んでいました。パリ・サンジェルマンは、スター選手が揃うチームで彼が十分な出場機会を得られないと判断し、成長を促すために買い取りオプションなしのレンタル移籍を画策していました。

ヘタフェは、イタリアのモンツァやドイツのケルンなどと共に彼の獲得を目指していましたが、最終的にエスパニョールに先を越されました。エスパニョールの新スポーツディレクターであるモンチ氏の手腕により、彼らはこの争奪戦を制し、モスカルドのレンタル移籍の細部を最終調整しています。(via SPORT)

【本日の総括】

アランバリとミージャという中盤の要が抜け、守備陣も刷新を迫られる中、テラッツとヴァルーの獲得で穴埋めを図るヘタフェ。さらにスタジアムのネーミングライツ売却による資金確保で、インフラ面でも大きな転換期を迎えています。