決勝で敗れたアルゼンチン代表のアトレティコ勢に批判が集中

ワールドカップ決勝でスペインに0-1で敗れたアルゼンチン代表において、アトレティコ・マドリードに所属する選手たちに厳しい批判の矛先が向けられている。

フリアン・アルバレスは先発出場したものの、102分間のプレーでシュート0、ドリブル成功0、キーパス0、クロス0と攻撃面で全く存在感を示せなかった。守備のプレスには奔走したものの、チームが数的数位になった後はさらに守備に追われ、ストライカーとしての役割を果たせずに終わった。

ナウエル・モリーナは58分から途中出場したが、決勝点の場面でニコ・ウィリアムズに背後を取られ、フェラン・トーレスへのアシストを許す致命的なミスを犯した。さらに試合終了直後には、スペインの優勝を祝うロドリの腹部をすれ違いざまに拳で殴打し、これが引き金となって両チームの選手やスタッフを巻き込む大乱闘に発展した。このスポーツマンシップに反する行為に対し、FIFAが懲戒調査に乗り出している。

ジュリアーノ・シメオネは残り20分でピッチに入ったが、スペインが攻め込んでいる決定的な場面において、マークすべきフェラン・トーレスを放置して自分のストッキングを直すために足を止めてしまった。その直後にフェランがフリーで決勝点を決めたため、アルゼンチンサポーターからは『決勝戦でそんなことをするなんてあり得ない』『集中力が欠如している』と怒りの声が殺到している。

ティアゴ・アルマダも不甲斐ない大会となった。序盤は先発起用されたものの結果を残せず、決勝では出場機会すら与えられなかった。試合後の乱闘でガビを突き飛ばす姿だけが目立ち、後味の悪い結末となった。(via ElDesmarque / SPORT / Estadio Deportivo / MARCA)

フリアン・アルバレスの去就を巡るクラブと選手の対立

フリアン・アルバレスのバルセロナ移籍を巡り、アトレティコ・マドリードと選手側の間で深い亀裂が生じている。

アトレティコ・マドリードのミゲル・アンヘル・ヒル・マリンCEOはワールドカップ決勝の直前、『アトレティコこそがフリアンにとって世界で一番の場所であり、彼こそが完璧なセンターフォワードだ。我々は1億ユーロでも、1億5000万ユーロでも、2億ユーロでもオファーは一切受け入れない』と断言し、5億ユーロの契約解除金が支払われない限り移籍を認めないと強硬な姿勢を示した。

しかし、アルバレス側はこの発言に激しく反発している。選手は数ヶ月前にクラブ幹部から『移籍を望むなら協力する』という約束を取り付けていたため、完全に騙されたと感じている。アルバレスは大会序盤に『夢を叶えるために退団したい』と発言しており、ワールドカップが終了した今、移籍に向けた具体的な行動を起こす構えを見せている。

バルセロナのデコSDとハンジ・フリック監督は、ロベルト・レヴァンドフスキの後継者としてアルバレスを最優先ターゲットに設定しており、1億ユーロのオファーを提示して7月末まで回答を待つ姿勢を見せている。バルセロナ側はヒル・マリンCEOの発言を移籍金吊り上げのための戦略と見ており、アルバレス本人が『バルセロナでプレーしたい』と明確に公言するのを待っている状態である。アルバレスがアクションを起こせば、アトレティコも交渉に応じざるを得なくなると見られている。(via Mundo Deportivo / SPORT)