右サイドバックのアルナウ・マルティネス獲得難航とスイスのザノッティ獲得案
バレンシアが今夏の移籍市場において、総力を挙げて取り組んでいるのが、ジローナFCに所属するキャプテン、アルナウ・マルティネスの獲得です。2部に降格したジローナを去り、1部でのプレー継続を望むマルティネスとはすでに個人的な契約条件で合意に達しています。しかし、クラブ間の交渉は膠着状態に陥っています。バレンシアは移籍金として500万ユーロを提示しているのに対し、ジローナ側は契約解除金である800万ユーロの満額支払いを一歩も譲らずに要求しており、300万ユーロもの大きな開きが存在します。交渉妥結にはシンガポールのピーター・リム・オーナーからの資金拠出のゴーサインが不可欠となっています。
この交渉の難航を受け、バレンシアは万が一に備えた低コストの代替案を確保しました。それがスイスのFCルガーノに所属するイタリア人右SBマッティア・ザノッティです。2028年まで契約を残すインテル下部組織出身の23歳は、移籍金約400万ユーロというバレンシアの緊迫した財政制限に完璧に合致する「ローコストオプション」として、フルキエの去就如何によっては迅速に交渉がまとまる見通しです。 (via ElDesmarque)
フェラン・トーレスのPSG移籍でバレンシアに舞い込む160万ユーロの連帯金
バレンシアの現在の補強資金を劇的に潤すことになる、予期せぬ「臨時収入」が確定に近づいています。バルセロナに所属するスペイン代表FWフェラン・トーレスのフランス・メガクラブ、パリ・サンジェルマン(PSG)への完全移籍が、ファブリツィオ・ロマーノ記者などの報道により秒読み段階となっています。移籍金は約5000万ユーロとされています。
この国際移籍に伴い、バレンシアはFIFAの「メカニズム・デ・ソリダリダ(連帯貢献金)」の恩恵を受けることになります。これは、12歳から23歳までの期間に育成を担ったクラブに対して移籍金の総額の5%を分配するシステムであり、パテルナ(バレンシアの下部組織)で12歳から20歳までを過ごしたフェラン・トーレスのケースにおいて、バレンシアは移籍金全体の「3.3%」を受け取る権利を有しています。
これにより、バレンシアの金庫には約160万ユーロのキャッシュが直接振り込まれることになります。ロン・グーレイGM率いるフロントは、この資金をそのままジローナのアルナウ・マルティネス獲得のための引き上げ資金や、手薄なサブGK、左SB、および前線の新戦力獲得の軍資金として直接ピッチへ投資する計画を立てています。 (via ElDesmarque)